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ブログ-施設長の部屋

2022/1/17
認知症道中膝栗毛 第五話

新年あけましておめでとうございます!と、年も変わって、すでに17日過ぎる頃となりました。

年明けから、新型コロナ感染症も新たな局面を迎え、第6波の兆しが・・・・

新型コロナ感染症ウイルス変異による感染の急拡大に

当事業所も慌てて、新たなる指針の設定と発表を余儀なくされたわけです。

とにかく、この感染の急拡大と言うか、伝播スピードが尋常でなく

たかが一週間程度で第4波の感染者数に近づき

これは入居者を守るためにも、早急の対応が必要と考えたわけです。

ただね、認知症の人の家族とのつながりを考えると、感染リスクと心身機能の悪化リスクの

どちらを優先すると、非常に難しい判断が求められているように思います。

ワクチン接種2回終了の入居者さんが、仮に感染しても重度化しないかもしれない。

それなら心身機能の悪化を防ぐために面会等の家族との絆を大切にしたい。

僕は、コロナの影響で、認知症高齢者が家族の見守る中で死ねない。この状況には疑問を感じている。

だからこそ、感染リスクよりも心身機能の悪化予防に軸を置いて運営したいと願っています。

この思いを重視しながらも、可能な限り感染させたくはない。

だから今回は、面会の完全中止はうたってないのです、特例として管理者が認めた場合 は

時間・人数限定のもと面会を可能としました。 

2021/12/28
現代社会のハラスメントについて

昨日、今日と二日間、職人さんと言われる方々にお手伝い頂き

太陽の家の施設整備を行った。

この二つの業者さんとは長年のお付き合いで

気心も知れている関係の方々である。

そして、その作業中の親方と弟子の会話を聞いていると

全く違う業種であるにもかかわらず、親方の言葉は鋭く、きつく、乱暴であった。

言葉かけを聞きながら、自分自身の職員への接し方とからめ笑えてきた。

親方の一人に、それってパワハラと言われないの?と聞いてみた。

すると、パワハラと言われる方も見えるとの返答が返ってきた。

でも、職人さんの弟子ともなると、これくらいの罵声を浴びて

耐えられないようだと、この業界では務まらない!との言葉に

僕自身も非常に納得した。

介護の世界では、パワハラは厳禁といわれ、ハラスメントに対して非常に神経質になっている。

僕は、ハラスメントの是非は、根底にある人間関係に由来すると考えている一人である。

そして、職人さんたちと言えば、少しの気の緩みが大怪我や命に係わる仕事をする人たちである。

エリート会社員の様に、机に向かって書類を作る業務と違い

自分の身体を使って業務を行う人たちと、当然、気の張り方が違うはずだ。

 随分以前に愛知県の戸塚ヨットスクールが問題視された時代があった。

精神的にひ弱な若者に、スパルタンな指導を行いながら精神の強化をねらう指導方法にストップがかかった。

そんな時代を通りぬけ、今や、社会全体にぬるま湯に浸した、厳しさを知らない日本人に成り下がってしまっている。

日本人自体が脆弱な人種に変貌したとは言わないものの、必要以上にハラスメントに神経質となっている日本人に

ハラスメントの定義を教えるのではなく、一人でも生きていける人間を育成するための教育の方が優先されるべきかもしれない。 

2021/12/21
認知症人生膝栗毛第4

年末大掃除が、そろそろ始まり、先日もうちの太陽の家の段ボールや雑誌などの処分に

近所のリサイクル業者の処分場に赴いた。

それほど多くはない段ボールを、しっかりと束ねてビニールひもで縛り

適当なサイズにまとめて持ち込むのである。

これは、誰しもが行っている処分方法だと思うが、

いざ、処分場のコンテナーをみると

小さくたたんでない段ボールがそのまま、捨てられている。

はこの状態で捨てられているから、コンテナーには、空きスペースがなく

うちから持ち込んだ段ボールだけでなく、他にもコンテナ―に入りきらない段ボールが

コンテナ―の外に山積みとなっていた。

まあ、からの段ボール箱をつぶして、軽く折りたたむ行為の出来ない人。

それは、まさしく認知症の人の実行機能障害の典型的な症状である。

今までで出来ていた行為ができなくなる障害。

それと、人に迷惑が及ぶことを考えることができない障害として

「協調性に欠ける自己中心的行動」も、認知症の人に出現する障害である。

私たちソーシャルワーカーは、このような障害を持つ人の出来ないことを支援する。

こんな人に遭遇したら、適切な声掛けして、共に実行できるよう支援しなきゃいけないね。

しかし、これは、あくまでも相手に認知症がある場合。

社会的ルールに従って、もう少し相手を思いやろうよ!! 

2021/12/21
ケアマネ泣かせの一つの事例

ケアマネの第一の業務は、サービスを必要とされる方々の自宅訪問があるが、

この自宅を訪問するにも、日本の住宅事情と最近懸案事項にもなっている「個人情報」に

何がしかの変更や改善が必要でないかと思われる。

新規の要介護者をご自宅に訪問する時、住所と電話番号を頼りに

車のナビゲーションを頼りに訪問しようとしても、目的地に到達できない。

目的地周辺とナビはアナウンスするけれど、そのような建物は見当たらない。

例えば、ナビゲーションは目的地周辺ですと言いながら、目的地は右側です。と言う。

しかし、実際は、現在の位置から右側は、用水路があり、住宅は用水路を超えなくてはならない。

ガードレールで囲まれた用水路を、どこで渡る? 等の困った問題が起きる。

仕方ないので、車を降りて徒歩で近所を歩いて回るが、今度は表札が出ていない。

名前も書いて無ければ、住居番号も表示されていない。

もう、こうなると絶望的で、いちいち疑わしい居宅を全てピンポンして

お名前の確認が必要となってくる。

まあ、ゼンリンの地図で確認して、コピーも用意していくものの

なかなか目的地に到達できない日本の住宅。

郵便配達員の方の苦労が計り知れる。 

2021/12/2
認知症人生膝栗毛第3

通所介護は、ある意味非常に面白く楽しい職場である。

いや、もちろん人様の介護ですから、大変重労働であることは確か。

さて、この面白さは、何なのか?と言うと

ここに集う人が面白いのである。

普通では思いつかないこと、言い出さないようなことを言い始める。

決して悪意はないし、言葉に棘もなく人を傷つけるような言葉でなく

ユーモラスな発言が多い。それも繰り返し言ってくれるから楽しい。

ただ、この繰り返しの意味不明の言葉って、家族からすると

非常に迷惑な会話であり、イライラがつのる元凶でもあるわけだ。

第三者だから笑って聞き流せるってこともあるが、

元より、そんな認知症の人との会話を楽しもうとする姿勢であれば

家族であっても、すんなりと聞き流すこと可能である。

要するに、そんな時に余裕があるかないか?って問題だけなんです。

心に余裕。毎日、認知症の家族と鼻っ面突き合わせていれば

心に余裕なんてできないわよ!って言われる。

そうなんです!問題はそこなんですね。

だから、ご家族も、時々、介護から離れる時を作ってもらえるよう

他者の協力を求めてください。

それがデイサービスであり、ショートステイなのです。

笑って、認知症の人を見つめることができるように・・・ 


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