昨日の日曜日に、伯母の一周忌のお参りが行われた。
僕の母の兄の奥さんの初盆と一周忌の法要です。
自宅で執り行われた法要。
純和風建築の家だから、8畳の部屋が4つ、ふすまで仕切られている。
そのうちの一部屋に床の間と仏壇が置かれている。
僕が音を上げたのが畳である。
我が家には畳敷きの部屋がない。
一日中椅子の生活を40数年。
正座するとか、床にごろごろする生活は年に一回あるかないか…..
足がしびれる。念仏を唱えながら一時間半、
正座を続ける事の苦痛。
不覚にもすでに日本人の粋を見失ってしまった自分でした。
そして、もう一つの問題が、今日のブログタイトルである。
世代交代。
こうやって、母を亡くしてから以降、世代交代を強く感じ
地域社会とのつながりを初めて実感したと言うわけである。
母が亡くなり、父が認知症グループホームに入居することとなり
途端にそれまでの両親がこなしてきた近所づきあいが
長男の自分にのしかかってきたのである。
地元の古くからのしきたり、暗黙のルールなど、地元由来のしきたり
そのような決め事に全くの無知で非常識な自分柄あることを痛感する局面が
いっぱい存在した。
今まで年老いた両親にすべてを丸投げにしていた自分、
自業自得と言うものかもしれないが、
突然、このような体験を強いられると面喰ってしまう。
今になって、両親のことを何にも理解していなかった自分を反省している。
先のブログで言い忘れたのですが、
新丸ビルのスタバで待ち合わせと書きましたが
そこで友人を待っている時に目の前を保育園児をつれた保母さんたちの軍団を見かけたのです。
昨日の東京は朝から梅雨のような雨が降っていました。
田舎なら、雨降りは外に出ることを控えるのが高齢者と乳幼児でしょうが
さすがに東京。地下通路で主だった建物やデパートなどがつながっています。
現に品川に宿をとった僕ですが、その友人と会う丸の内まで傘もささず
足元も濡れることなく、待ち合わせ場所にたどり着くことが出来ました。
一歩も屋外を歩くことなく、鈴鹿まで帰ってこれるのです。
一昨日の昼から東京に行ってきました。一泊はしたものの
往復の移動時間を含め、24時間の旅です。
状況の目的は、定期的に開催される「お福の会」への出席です。
認知症を職種、立場を超えて、同じ土俵で上下の関係なく語る会がお福の会です。
今回も大井町のカクテルバーロマンを貸し切りにして
夜7時から10時まで、55名の参加者がすし詰め状態のお店の中で
熱く認知症を語っていました。
翌日、ホテルを出て僕の古くからの友人と新丸ビルのスタバで合流し
昼食をともにしてから地元に帰ってきました。
この友人とは、若かりし頃、アメリカで同じように留学生として
共に学んだ友です。彼とは、夜中のドライブやテニスやパーティーを
開催したりする間柄で、同い年のおっさんです。
共に40年も過ぎてお互いを見る時、さすがに寄る年波は隠せません。
お互い頭髪には白いものが混じり、妙に薄くなった頭部をネタに
大笑いする関係です。年に一回会える程度の関係となりましたが
僕にとっては大切な友人の一人です。
新幹線が速くなり、名古屋~東京間を一時間40分程度で移動します。
もちろん、日帰りも可能な時代です。しかし、世間のスピードは高速化しても
自分自身の頭が低速にシフトされている年代です。
なかなか時間のスピードアップに対応しきれていない現実があります。
高齢者施設入り口わきにウエルカム旗(笑)
どうも不釣り合いのような気がしないでもないが………
のぼり端は10本立ってます!
今週末は、鈴鹿サーキットで開催される二輪の国際レース
鈴鹿8時間耐久レース。
このレースを町おこしの一環として
鈴鹿商工会議所青年部は、今から20数年前から応援してきました。
その当時、私も青年部の委員として
この8耐バイクで会いたいパレードを企画運営したものの一人でした。
もう今では、施燃部どころか、初老部とでも言おうか….
そんな年齢となってしまいましたが、地元、鈴鹿に対する思いは
その当時のままです。今の青年部からウエルカム旗設置依頼が届いたので
軽く了承しました。その結果が写真のような状況となったのです。
昨日の水曜日、午後1時半から、三重県総合文化会館 視聴覚室において一般社団法人 三重県地域密着型サービス協議会主催の定例研修会に
「大逆転の痴呆ケア」「認知症になる僕たちに」の著者、和田行男氏をお招きして講演会を開催しました。
和田さんは、旧国鉄がJRに変るときに、特別養護老人ホームの相談員に転身し、東京に全国初のグループホームを立ち上げた方です。
著書も多数、NHKの仕事の流儀で紹介され、日本の認知症ケアの第一人者的存在の方です。
和田さんは、認知症の人の対応力に事業所ごとに格差が広がりつつある。
この現象に営利法人の経営するグループホームや小規模多機能型居宅介護事業所が悪者になりやすい。
今後の展開として、管理者は地域や家族とのネゴシエーションに精力をつぎ込むべきであり
関係性の構築と共に、事業所の理念を共有してもらえるよう経営者としても努力が必要であると説いてみえました。
その背景に、グループホームの創設された目的が達成できず、特養化しているグループホームが大きな障害となっている。
人員配置基準も特養よりも手厚い基準であるにもかかわらず、認知症専門職らしい活動もで来ていない現実を厳しく評価されました。
実際、自分の事業所をみても、反省すべき点多く。本当に地域密着型サービスなのか?を考え察せられる内容でした。
介護事業所として報酬単価の削減に文句ばかり言っている事業所団体も
そろそろ真剣に提供サービスの質の向上だけではなく、地域密着型サービスの役割を認識すべき時が来ていると思いますね。