東京から只今、戻りました。時代はスピードが伴い鈴鹿⇔東京間の移動を一日な中で可能にしてしまうのですね。今朝、この田舎を出発し、10時に東京ドーム球場近くの文京区区民センターに到着。関係者の打ち合わせの後、昼食をはさんで来賓の方々との面通し、1時より開会となり、夕方の6時には、東京駅に向かうタクシーの中。すぐさま新幹線に飛び乗り、名古屋経由白子まで。ざっと3時間で帰着。もちろん、今日の会合の後の懇親会に参加していると帰れなくなっていたかもしれませんが・・・しかし、この距離を一日で往復することが可能な時代なんですね。
そして、このスピード時代に伴って、新幹線や近鉄線の特急券や乗車券が携帯電話で予約・購入できることもスピーディーさに一役を買っています。また、チケットレスと言って、ネット予約するだけで、実際のチケットに交換せずとも乗車できるのが便利です。
これらすべてを可能にするのがICカードですが、事前に必要事項を登録しておけば簡単予約、簡単乗車となって、いちいち窓口へ並んでチケットを手に入れる必要がないのです。
こんなに時代の変化が速くなってくると、ボ~っとしてると社会の流れについていけなくなってしまいます。時代は便利になり、その流れに逆行するように年寄りにはより不便になっていくような時代です。すべての確認が『ピッ!』とか『ピピッ!』で済んでしまう。そんな世の中は本当に早く、無駄なく、合理的に出来上がっています。しかし、その分、旅行する私たちの視界から情緒豊かな田舎町の駅のプラットホームの情景や街並みを消してしまいました。
ご紹介する写真は、本日の総会の模様です。残念ながら私の司会台は撮影していませんが、この写真は代表世話役の和田行男氏と記念講演をしていただいた、NHKチーフプロデューサーの小宮英美さんの写真です。
雨続きのジメジメした天候から、今日はすっきりと晴れ渡って、ようやく暑い夏のような気候だった。この天候に影響されているのか?それとも、その物の寿命なのか?分からないけど。ここにきて色々な電化製品が壊れた。まず、洗濯機が調子悪い。と言うより、もう完全に壊れてしまい脱水も出来ない、洗濯途中でエラーコードが出て動かなくなってしまった。次にエアコンが冷えない。エアコンを作動しながらも室外の方が涼しく感じるのだから、これは完全に壊れているようだ。そして、我が家の電化製品はこればかりか、事務所で使っているデスクトップ・コンピューターがフリーズどころか、HDまでいかれかかっている。時々、画面が真っ黒になって作動しなくなる。そして、昨日からはテレビが調子悪い。勝手に電源が落ちてしまう。要するに、テレビを見ている途中に突如として電源がOFFになる。このような状況が続いている。テレビ以外は5年目。この12月でようやく6年目となる程度。こんなに早く故障してていいのか? 修理と言いながらも、修理代金もばかにならないほど高額で、ほとほと嫌になる。
これらすべての悪循環を最近の異常気象のせいにしてしまうことは、心理学でいう適応機制または防衛機制に等しいのか・・・と分かったような理屈が頭によぎる。中途半端な勉強のお陰で、言葉だけは知ってはいるが、実際の意味は理解できていない(笑) まア、これほど沢山の電化製品が故障することで自分自身に落ち度のない(特に乱雑な使い方はしていないつもりである)欲求不満を解消し、心理的な適応状態を保つためにとる行動を適応機制と言うのだから、完全な間違いではない。
実際は天候の影響は考えにくいが、以前、過去にも温度が高くなってくると冷蔵庫やエアコンがよく壊れていた。これは、気候との因果関係は実際問題として存在するそうで、電気屋さんに聞くと、夏場の冷蔵庫の故障は多いらしい。電化製品もエネルギーで稼働している以上、熱が出る。余分な熱を放出しないとモーターにはより以上のストレスがかかる。それらのストレス(負荷)が、モーターやコンプレッサーに影響を及ぼすそうである。そう言えば、人間も気候に影響を受けることがある。特に高齢者は季節の変化に非常に弱い。身体の機能が加齢に伴って低下し、そこに負荷がかかれば処理できなくなってしまうからである。今年は冷夏とも言われているが、冷夏であっても気温の変化は高齢者には厳しい。体内の温度を一定に保ち、血液の循環も安定させることが重要である。激しい運動、それに近い身体状況等には十分な注意を行い、一定のリズムの中で生活できるような配慮が必要である。
話は変わるが、明日はグループホームの全国組織の設立総会が予定されている。朝一番の新幹線で上京し、文京区民ホールで開催される総会に出席する予定だ。普段からよく喋る私は、何故かしら明日の総会の司会を依頼されている。全国の都道府県連絡協議会が出席する予定だそうで、私なんぞが司会で本当に良いのか?どうか?まぁ、何とかなるだろう・・・とかるーく考えている。それよりも、早朝から電車に乗って上京し、その日の夜には新幹線に乗って深夜までには帰ってくるスケジュールのほうが心配である。
また、この総会の模様は、後日改めて施設長の部屋で報告することとします。
私の職場には若者が沢山働いている。中には大学に入ったばかりの18歳や19歳という年齢の男の子が多い。彼らと一緒に仕事する時に一番楽しいのは一緒に食事をとる時だ。彼らは本当によく食う。ご飯のお代りなんて3杯、4杯なんて平気。多い時には6杯って子もいる。そして何より、彼らの学生生活は貧しい。だから普段食べられない分、仕事場に来た時には食べれるだけ食べる。今日の夕食はカルビ弁当。その弁当を二人前食べた後に、唐揚げ弁当を一人前、ぺロりと食べてしまう。恐ろしいほど強靭な胃袋をしている。
そんな彼らの会話を聞いていると、そんな強靭な胃袋の持ち主である彼らよりもすごい豪傑が学校にいるという。そして、その豪傑は焼き肉一枚でご飯を3杯食べることができるだの、チキンラーメンに卵を10個入れて食べるだの・・・とにかくむちゃくちゃな生活をおくっている。
親元を離れて大学の寮に生活する彼らの食事は、寮食と言われる食事を寮の食堂で食べている。安くてボリュームがあって・・・しかし、あまり美味しいとはいえない料理らしいが、御飯だけはお代りが自由らしい。18歳や19歳の育ち盛りのころは遊びも、食事も目いっぱい。夜も寝ないで遊んで(バイトして)、体を酷使するから腹も減る。若いから出来るんだ!と思いながらも、自分も若かりし頃は同じように貯め食いをしていたと思い起こす。
そんな暴飲暴食に耐えられる体が若いころにはあった。一日や二日、寝ないで遊んでも眠くなかった。一晩中遊び呆けて次の日一日を肉体労働のアルバイトに行っても働けた時代があった。そう考えると、彼らの親父さんと同じような年齢の自分を改めて再認識してしまった。この連中が、あと数十年もすれば日本を、いや世界を動かしているのかもしれない。
昔、と言っても私の祖父の話ですし、私が幼少の頃の話ですからそれほど昔ではないのですが、夕食後の時間にテレビを観ながら居眠りをしている祖父の姿を、今の自分にダブらせて見てしまう。夕食を終えて一段落すると眠くなる。気がつくと観ていたテレビの番組が、いつの間にか終わって別の番組に変わっていることがある。そう言えば、テレビ番組も報道番組しか観なくなってきた。次第しだいに年老いていく自分がそこにあり、同じようにテレビをつけっぱなしで居眠りしている自分が横たわっている。
年齢を加えるというのは、全ての人間に平等に与えられる変化である。祖先のDNAをそのまま引き継ぎ、じいさん、ばあさんのように自分たちも変化していくということなんだろうな・・・と考えてしまう。
人間はいつかは老ける。加齢と共に社会はどんどん小さくなっていく。おぎゃ~と誕生して自宅の一部屋が自分の世界だった時から、小学校に通う頃には地元の地域が自分のテリトリーとなり、高校、大学と進むにつれて社会は大きくなる。社会人となるとこの地球が、又は宇宙が(宇宙飛行士などはそれにあたる)自分の世界となって、その後は年齢とともに大きく膨らんだ世界が小さくしぼみ始める。そして最終的には生まれた時と同じように一部屋が自分の世界へと変わっていく。この期間が日本では女性は86.05年、男性では79.29年(2009年7月16日発表)が平均値である。どのような老後を迎えるか?やはり仕事に精いっぱい振り回されながらも自分の老後を考えて正しく設計していきたい。そのお手伝いをするのが私たちソーシャルワーカーなんですね。
グループホーム太陽の家では、福祉関連の専門学校の生徒さん二人が現場実習を行っている。実習生の受け入れに関してはお知らせ欄でも紹介させていただいたが、今回の私のブログは、彼女たち実習生の一日を取り上げてみます。
実習生とは、既存の社会福祉事業所で実際の現場業務を通して、教科書の上で学ぶ理論としての社会福祉介護技術との違いを直接体験することで、より深く社会福祉を学ぶために設けられています。実習生としては、初めての施設で、それもどのような研修を与えてくれるのか分からない、と言った不安感も拭いきれない中の実習となります。もちろん、もう一方の側面として、自分が学んできた介護技術を実践の場で試してみれる期待もありましょう。
私がこの実習生に感じることは、短期間にどれほど介護に困難が伴い、難しい仕事かを学んでいただきたいと願っておりました。特に認知症介護は、専門性が問われるところです。お年寄りのことが好きです。だけでは介護は出来ません。お年寄りを客観的に観察(言葉は悪いのですが)しながら自立支援を実施するには、かなりのスキルが求められます。そのような現場実習を行っている彼女たちですが、とても真面目に研修を行っています。利用者様の評判も上々で、今日で3日目ですが、「私の孫のよう!」だとか、「一生懸命、やってくれる!ありがたいわア!」との声が聞こえます。
実習期間は1週間と短いのですが、この子たちに関しては、国家資格を取得し社会に出た時に、バーンナウト(燃え尽き症候群)などの理由で福祉の世界から去っていくことのないよう、出来る限り悪い面も、良い面も学んでいってほしいと思います。
あと数日、頑張っていってほしいと思います。そして、将来的に、この太陽の家で経験したこと等が自分たちの仕事の中に活かされるように心から願っています。