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ブログ-施設長の部屋

2013/11/28
人生ってなんだ・・・?

人間の人生ってなんだと考えさせられる事故が報道された。60年前に生まれた子供の取り違え事故である。私と同じ昭和28年に生まれた男性が、まったく違う環境の元、何も知らず60年間生活してきた。

この報道を知った時に、自分と同じだけの時間を過ごしてきた人が、本来の家庭ではない家に暮らし、その環境に片方は経済的にも精神的にもゆとりをもって育てられ、もう片方は困窮した経済力と満足な教育も受けられない家庭環境に育てられた人生。

60年という年月は、長いようでいて過ぎ去るスピードは早い。60歳となって思うことは、もっとしっかりと自分の人生を考えて努力を積んでくれば良かったという反省と、そんな貴重な学びを得た時にはすでに体力と知力もピークを越え、今後は低下していく一方に成り果ててしまっている。後悔先に立たずと言ってもよいほど、人生てのは果敢なく侘しいものである。

これから人生をやり直すには、年齢を重ねすぎたというのが実感である。60歳になって、今までの自分の人生は間違っていました!と言われて、本当ならば別の人生を送っていたかもしれない。と言われても困惑以外のなにものでもない。

今、私の両親は赤の他人で、本当の両親、家族は全く縁もゆかりもない人と告げられても困ってしまう。おまけに本来の家庭に育っていれば、今の自分の得る金品よりも多く、経済的にも豊かな生活があった!と分かればどうする?逆に、今の自分の生活レベルを全て破棄して、貧困生活に強制的に連れ戻されるとすればどうなる?

たった一回のミスで、人そのものの全てがこれほども簡単に変わってしまう事故。取り違えした病院には、とても大きな罪があるけれど、それを償う金額が3700万円。これは高いのか安いのか?それは当事者でなければ判断できないと思う。とても辛い話であり、辛い人生を歩かされる運命の悪戯で済ましてしまっていいのかと思ってしまった。

2013/11/27
いも掘り

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今日は同じ市内にある「グループホーム陽だまり長屋」さんのご厚意で芋ほりをさせて頂きました。本来だと太陽の家の入居者さんをお連れして一緒に収穫させてもらうと良かったのですが、ここ数日の寒さに風邪を恐れて、普段から仕事しないので有名な余った職員(笑)で陽だまり長屋さんの畑にお邪魔しました。

こちらの施設とのつながりは、当太陽の家の居宅介護支援事業所のつながりと、認知症グループホームの協議会(三重県地域密着型サービス協議会)の仲間と言う訳で、普段からお互い協力しあっている関係です。

太陽の家のために、特別にひとうね分の芋を残しておいていただき、おまけに芋の蔦はすべて刈り取られて、本当に助かりました。芋の蔦から切ることを想定して、大型の鎌も持参し、鍬やスコップをもって4人で訪問したのですが、先にも述べたように、土を掘って芋を収穫するだけ。と準備万端整えて頂いており、こちらとしては非常に有り難く、楽ちんな収穫でした。

ものの20分程度で芋を掘り起し、全ての芋を頂戴してきたのですが。太陽の家に帰るなり、さっそく手分けして芋を洗い、一部の芋を蒸かして”きんこいも”を作るためにスライスして天日干しにしました。数日後には、甘く独特の粘りをもったきんこいもの出来上がりを、利用者の皆さんと一緒に頬張る予定です。

まったく別の事業所であるグループホーム同士ではあるのですが、お互いが共に出来ることをする友好な関係作りは、とてもありがたく感謝の気持ちでいっぱいになるのです。うちには畑が無いので、こういう風に色々な事業所さんに季節の農産物などをおすそ分けいただき、非常に助かっているのです。

ネット上で申し訳ないのですが、陽だまり長屋さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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2013/11/26
歩道橋・・・誰がわたるの?

ちょっと古い写真だけど、サイクリング途中で歩道橋の上で休憩をとった時のスナップがでてきた。あの時、まだ、それほど使われていそうにない真新しい歩道橋を通り過ぎ、何気なく自転車をとめて階段を上がってみた。

この歩道橋は鈴鹿から津市内までぬけるバイパス上にかけられた歩道橋であるが、完成してから1年ほどが経過している。上に上がってみて、まだまだきれいな橋の上部をみて、いったい誰が?何人の人が行き来するための歩道橋だろう?という疑問がわいてきた。確かに、このバイパスは交通量も多く、道路幅も広い。しかし、山間部を突き抜けるように作られたバイパス。歩道橋の階段に到達するまでに、何段もの階段と坂道を登らなくてはいけない。

小学生の子供くらい元気組でなければ、このような歩道橋を登り、道を渡り、長い階段を下りなければ反対側に到達しない。こんなモノが何で日本の道路には必要なの?

僕は、車を優先する社会が、とてもつもなく無駄な建造物をそこいらに作っているような気がする。橋を使わなくても、車が歩行者を優先的に守ることができる社会であれば、こんなモノは必要ないではないか?

歩道橋の上から下を通りすぎる車を見ていたら、くわえタバコで片手でハンドルを抑えビュンビュン飛ばしていく若い女性ドライバーがいた。ヨーロッパでは考えられない運転する姿勢である。車を移動手段ではなく動く応接間のようにくつろぎながら運転する人が、日本には多すぎるように思う。

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2013/11/26
最高の自転車日和な一日

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空。小春日和。絶好の自転車日和。

鈴鹿川の河口、こんな立派な道路だけど一般車両は通行できないのですよ!もちろん、歩行者や自転車は入ることはできるのですが、この堤防道路へのアプローチ道はチェーンが張られ、この舗装路も一部区間だけで、この先は未舗装であり、挙句の果てに電車の線路などで一貫して通行が不可能な状態です。

何度も言うように、我々のようなロードタイプの自転車が車を気にせず走行できる道路ってのは、私の住む地域の近隣には少ないのが現実です。河川敷の側道にしても、雑草や笹薮などによって、スムーズな走行はできないし夏場はマムシが出没して、とても危険な場所でもあります。

まあ、川沿いだから蛇が出没することは仕方ないとしても、スムーズに且つ安全に自転車を走行させることのできる環境は三重県にはないのかもしれませんね。この河川管理用の道路も、もっと有効に市民が活用できるような配慮と采配を行政が実践してくれれば、市民の余暇の過ごし方も変化していくのではないでしょうか?

最後に、この日曜日、いろいろなイベントが各地で開催されていた小春日和の最高の天候の日の空をワイドショットで撮影してみました。薄らと残る飛行機雲が確認できるくらいで、風もなく日の当たる場所ではとても温かな一日でした。

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2013/11/25
コンクリート社会

先日、うちのサービスを利用する婆さんが

「草引きが得意なのに、自宅はコンクリートで固められてしまい草も生えない!」と呟いていた。

そっか!最近の住宅は車を止めるカーポートなるものから玄関までコンクリートや石で固められて、見た目格好よく、モダンなデザインの家が多いよな~・・・花壇を持っているにしろ、それ程大きくない植え込みには、造園業者がしっかりと計算して植栽を選定して、これまた見た目格好いい。夜間などほんのりと照明に照らし出された植栽に、これ以上素人の出る幕はないほどの完璧さ。

住宅はどんどんハイテク化し、キッチンや水回りなどオール電化。部屋の間仕切りには段差なく、全てフラット仕様で昔のように窓の建付けが悪く隙間風が吹き込むような近代建築には見当たらなくなってきたわけで、そんな住宅は外構工事までパッケージで購入するわけだから、当然庭に草が生えるだけの余地すら残さない。

婆さんや爺さんの仕事を奪っているのは、こういった新しい感性の世代文化みたいなものも大きく影響を及ぼしているのだ!と考えさせられた言葉である。


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