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ブログ-施設長の部屋

2024/2/19
認知症道中膝栗毛 第75話 (認知症の新薬)

先週の金曜日の夜、鈴鹿市の労働福祉会館の大会議室にて真鈴川先生の講演会が開催された。

対面とZOOMの両方を使ったハイブリッド開催で、

今回も私が座長をやらせていただいた。

先生の講演会は、回を増すごとに 難しく、専門的になってきている。

そして,話しっぷりもとても良くなっている。(こんなことを偉そうに欠ける身分ではないけど・・・・ 笑)

さて、今回で第15回目の開催として、今回、認知症の新薬レカメマブが日本で承認されたこともあり

この新薬について、しっかりと先生に教えて頂いた。

詳しく書くほど僕の頭脳は明晰ではないので、簡単にかいつまんで書かせてもらえば

この新薬は軽度の認知症症状の人に適応される。

その軽度の認知症とは、どのレベルを言うのかと言えば、MMSE22点以上あること。

脳内のPET検査、CT,MRI検査によりアミロイドβの蓄積が確認できること。

と、結構、厳しい基準を有しており、専門の設備を備えた専門病院においてしっかりと診断されて

初めて新薬の投与が始まるとのことである。

色々と先生のお話を聞いていると、よほど真剣に治療を強気う望むものでなければ、

この新薬を使えるまでに至らないような気がしてきた。

検査自体も苦痛が伴う。この前までは髄液の検査も言われていたが、

これは、アミロイドPET を使うことで省略できるようであるものの

それでも、あの脳m、磯を抉り出すような騒音の中で30分間、じっと身じろぎもせず寝て待つ<MRI検査

僕にはこの検査をくぐって、新薬の投与は遠慮しておく。

まだ開発sy9置きであり、薬自体の歴史が浅く、副作用やその後の症状の状態に関するデータが

皆無なのも気になるところである。

認知症ってのは、非常に恐ろしいと言うより、認知症になると「寂しい」法が強くなると思う。

誰もかまってくれない! もうろく爺と思われ、真剣に相手をしてくれない。

やさしそうに寄り添ってはくれるが、そこまで!

寂しいから、もう少しここに居て!と言っても、忙しいから!と他の所で仕事をし始める。

認知症になりつつある僕は、もうすでに寂しいから、誰かにそばにいてほしい!と思っているが

そんなおっさんのそばに毛値をもらっても誰も寄り付かない。(笑)

だから、きっと、自分の好きな音楽を聴きながら、昔を思い出しているかもしれない。

自分が輝いていた頃の時代を・・・・

認知症であって、時間の経過とともに記憶力は低下していくだろう。

人の顔も徐々に認識できなくなり、言葉も、文字も書けなくなるかもしれない。

こんなブログで、自分の憂さ晴らしをすることもできなくなるかもしれない。

でも、この憂さ晴らしを続けられるところまでは継続していきたい。

しかし、そのために高い薬価の新薬を得て、認知症の遅延を求めるだろうか・・・・??

僕の思い出、若いころから、青洲時代、壮年期、高齢期とそれぞれに思い出がいっぱいある。

)この思い出をうまく綴れば、芥川賞も 目らえるかもしれない・・・・(笑)

このいろいろな思いでが、僕の原動力であるものの、年齢とともに記憶が薄れていくのも良いかもしれない、

上手く忘れるから、どうか妄六爺と言わないでほしい。

単なる子供帰りの爺のp法がうれしい。

皆さんの認知症の両親は、おそらくこの僕の思いと似たことを感じてみえるのではないでしょうか?

色々とトラブルメーカーの認知症の爺さんだけど、一生懸命壊れつつある自分を守ろうと努力している。

そんな気暗示がする。

私たちは医者ではない。病を治すことではなく、病の人を支える立場の人間。

心にできた穴を埋めるために何ができるか・・・・?

母ちゃん、父ちゃんの声を聴いてあげる。

ただ黙って否定しないで、聞くことにてあっしてあげる。

そして、時折相槌をうちm日おとりではないよ!と分かってもらう。

こんな生活が言い。

食べることも重要だけで度、寝ることも重要だけど、「それよりも一緒に酒酌み交わして話をしよう・・・・

あっつ!僕はあまり酒を飲まないんだ・・・・ 

 

2024/2/13
個人としてのつぶやき

今、なぜかしら「WOMEN  Wの悲劇」にはまっている。

それも今の年齢となった歌手の唄うこの曲がとても気に入っている。

夜、眠れない時に、繰り返し、繰り返し、この曲を聴き

タバコを吸いながら、その紫煙を目で追っていると心安らぐ。

認知症ケアを仕事にして、20年。

こんなに大好きだ!とお気に入りの楽曲も

僕が認知症となってしまった時には、すべて忘れてしまうのだろうか?

それとも、かすかに古い良い思い出として甦るのだろうか。

僕は、この曲を聴きながら、すべてのフレーズと曲調に

自分の過去の思い出やエピソードを重ねて聴いている。

音楽と言うのは、すべての人が、その音楽に自分の過去を重ねて心に残すものなのでしょう。

その時、その時の自分が感じていた壮絶な、または大きな喜びや感動を音楽に重ねる。

その人の育ってきた環境、体験したこと等の思い出がいっぱい詰まった音楽。

認知症の人にも、それぞれの思い出の一曲があるはず。

僕がぼけ老人となっ他時には、この曲を聞かせれば、きっと涙を流し、思い出に浸るはずだ。

こんな思い出の曲探しも、認知症ケアの大きな役割でもあるのかもしれない・・・・

今日、認知症に関するカンファレンスを行った。

その中で、認知症の人の繰り返しの訴えや、意思の疎通の図れない困った

状況にイライラする状況について話し合った。

認知症の高齢者を支援することには、非常に困難な困った状況に直面することが多い。

実の家族でも。認知症の人と接し続けることに負担があるほどで

赤の他人の我々でも同じように精神的な負担は大きい。

イライラして、怒鳴りたくなる時もある。

認知症本人の気持ちを和らげるためではなく、介護する側の僕ら自身の思い出の曲をきくこと。

そして、何とか気持ちを静めて、もう一度再挑戦する勇気を養うこと・

そんな力を与えてくれるのではないかと思っている。

 

 


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