僕の8月31日。
今はもう、宿題をやる必要もない年齢となったけど、
小学生として迎えた8月最終日は、残った宿題に嫌々取り組んでいる自分が居た。
隣のおやじの恐ろしい監視の目を感じながら
必死で夏休みの宿題を終わらせるために
乏しい頭を絞って取り組んでいた。
この時間が永遠に続くような恐怖間の中
時間ばかりがどんどん過ぎていった。
夏休みの毎日をどの様に過ごしていたか思い出すより
宿題に追われた最終日の感覚が鮮明に残っている。
いつのまにか、そんな煩わしさから解放され
逆に生きている感より、生かされている感の方が強くなってきた。
以前にも書いたが、コロナの感染拡大が尋常ではなくなってきた頃より
我が家の前を走る車の量が極端に減った。
今日、三重県にも緊急事態宣言が発出され、なおのこと
夜八時以降に出歩く人が減少しているようだ。
お店が開いていないのだから仕方ない。家にいるしか方法がない。
しかし、これも一般的な人間の考えること。
一部のヤンチャな若者たちは、車のとおりの少なくなった中央道路を
我が物顔でぶっ飛ばす。偶然にも我が家の隣にこの時期でも24時間営業するファーストフードの店がある。
深夜になっても煌々と照明つけて光り輝いている場所がある。
暗闇に光を求めて集まってくる「蛾」のように
爆音奏でて集まってくるヤンチャなワカモノ
聞こえてくる声は、日本語ではなくスペイン語やポルトガル語 の時もある
コロナ禍で出歩く者が少ないから、道路や広い駐車場は自分だけのもの。
どこかで買ってきた缶ビールを片手に、駐車場の明かりの下ではしゃいでいる。
この田舎町の鈴鹿市も、今や海外のスラムの匂いがするようになってきた。
新型コロナ、何とも正体不明な厄介なウイルス。
目にも見えない小さなウイルスではあるが、世の中の景色を一変させる力を持っている。
8月に入ってから、日本全国の新型コロナ感染者数が激増し始めた。
三重県も同様。今日は276人の感染者数。鈴鹿市だけでも60名ほどの方がコロナに感染。
ワクチンの接種も、政府の号令とは裏腹に、進み方は芳しくはない。
蔓延防止により、夜8時で飲食店は店じまいし、尾坂の販売もできない。
私の事業所の真ん前を走る中央道路も、夜の9時には走る車の数が激減。
良い子は、夜9時を回って出歩かない・・・?!なのか・・・?
実際に9時以降に走っている車はといえば、暴走族か、違法改造された爆音響かせるヤンキー車か、
というくらい普通のおっさん車両は走行していない。
車が走らない道路は静かだ!でも、時々、そんな違法改造車の爆音が特に目立つ。
今日、鈴鹿サーキットから連絡が入った。
2021年のF-1日本グランプリが中止となった!
昨年に続き、今年も僕の生きがいが無くなった。
族の連中ではないけれど、このコロナ禍が憎くなってきた。
自分にとって、少しづつ活動の幅が減少する年齢となり、
一年の持つ重みが30代、40代のころに比べて、さらに貴重な時間となってきているにも拘らず
この新型コロナの感染拡大が無慈悲にも 奪い去っていく。
何とも言い難い苦難の時である。
認知症連絡会と言う新たな鈴鹿市の組織ができました。
認知症に関する相談や啓発活動、家族支援等の対応を担います。
えらそうな顔をして座っていますが、私はこの中の一人。ですので
私個人を紹介して頂いたわけではありません。(笑)
とにかく、認知症に関しては、三重県内でも
色々な活動に参加させて頂いております。
認知症に限らず、高齢者の諸問題についてご相談ください。
今日の夜、突然、僕の携帯にイタリアから電話が入った。
F-1GPのフェラーリ チームの友人からだった。
今年の日本GPに関する、ちょっとしたお願いの電話だった。
今、日本では新型コロナ感染症の新たな感染拡大が猛威を振るい始めたが
F-1GPに関しては、この10月の第二週目の日曜日に向けて、チーム関係者は
すでに日本GPの準備をすす めている。
感染拡大の収束ない場合は、海外からの入国者の全てに2週間の隔離期間が継続される。
このまま感染の収束が見込めないと、また今年も開催中止となるやもしれない。
そんな微妙な雲行きの中、それでもチーム関係者は準備に余念がない。
オリンピックの開催に際しても、IOCは諦めなかった。
日本の政府を抱え込み、かなりの無理強いを強行してきた。
F-1GPも、オリンピック同様、ヨーロッパ貴族社会のビジネスではあるが
F-1GPは、オリンピックと違う大きな課題を持っていて
日本での開催の可否に大きく影響を及ぼしている。
それは、国家プロジェクトであるか?という点である。
更にワクチン接種がすすむか、この秋までにコロナの収束がない限り
また、今年のF-1日本 GP の開催も難しいのかもしれない。
体力気力共に衰え始めた自分は、毎年F-1の仕事を終えると「引退」を考えてきた。
しかし、昨年のF-1日本GP開催中止は、非常に悔しく、つらかった。
そして。また、今年の火災が危ぶまれる今、開催を求めて不安な気持ちでいっぱいである。
この歳で、GP会場を走り回る仕事、本当に辛いし、本当に役に立っているのか疑問。
それでも、やはり続けたい。いや、関わっていたい。
これが、僕の生きがいみたいなものだ・・・これが無くなるとボケる!かも・・・