キツイ…
12歳のわんちゃん… 開業当時に子犬で来院してくれてから長い月日が経ち…
何年か前にリンパ腫を化学療法で克服した強い子… この時には半年に渡る抗がん剤治療に見事に耐えて克服した。
しかし今回は…
乏尿性の腎不全で来院… ついこの間元気にトリミングに来てくれていたのに……
持続点滴、各種利尿剤の反応が乏しく尿が極端に少なく、高カリウム血症がコントロールできない…
尿毒症症状を発現し、朦朧と辛そうにしている日々…
この状態では透析治療も難しい…
ご家族と相談の上、治療を断念してお家へ帰ることに…
その方がいいと思った… 家族と一緒に安らかに… そう願った…
休診日の静かな病院… お父さんにお迎えに来ていただいた…
最後にお父さんは男泣きしながらおっしゃった…
「先生、12年間、本当にありがとうございました。」
泣いた… お父さんはじめ、ご家族の深い愛情に感動し、自分の無力さ、どうしようもなさに体が震えた…
虚しい…
この文章は某ペットクリニックの院長のフェイスブックのメッセージを原文のまま引用させていただいたものです。
うちには3匹のミニチュアダックスフンドが生活を共にしていたのですが、そのうちの一匹が同じように一生を終えました。
この先生にうちの愛犬は生まれた時からお世話になっていて、いつも親身になって治療を行ってもらっています。
動物であり人間であり、生を受けたものは必ず死を迎えることとなります。いつかは死ぬ。この自分だって同じように
いつかは知らないけれど、必ず死にます。ここで問題となるのがどうやって死ぬか?だと思うのです。高齢者介護に携わり
たくさんの方々の死に際に立ち会ってきました。誰にしろ死ぬことが恐ろしくない人はいないはずです。同時に
死を目前にする人を何も施さずにただ黙って看取ることも苦しく辛いものがあります。認知症グループホームで働く者にとって
施設利用者の臨終の時が不安だという話をよく聞きます。十分理解できる感覚ではあります。しかし、私たちはプロの
介護士です。人間の一生を終える現場の苦しく重い雰囲気に絶えて初めて業務の貫徹が成し得ると思っています。
死ぬときは誰でも一人で旅立ちます。その旅立ちに際し、私たちにできることは傍にいてあげて見守ってあげることくらいしか
できませんが、僕はそれでよいのだと思っています。人によって死生観は格差があり、可能な限りの医療を用いて延命を希望する
人もいます。しかし、本当にそれでよいのでしょうか?
体の自由も意思の疎通も奪われ、ただ機械的に生かされている状態を、僕は生きているとは言えないと思うのです。
理屈が合わないかもしれませんが、一般的な医療処置を持って救えない命は、それが最終の合図として、その人が一番
安心する場で最期を看取ってあげる。僕は、これこそが医療、家庭、介護施設の連携力だと思うのです。
仕事とは全く関係のない話で恐縮ですが・・・
虹を見た次の日から昨日まで、沖縄にいました。
恩納村を中心にサイクリングの大会が開催され、初めて参加させてもらいました。
全国から3000人弱のサイクリストが集まって、3つのコースに分かれて
健脚を競います。沖縄の海沿いを走り、名所・旧跡で地元の人による
エイドステーションで持成され、次のポイントめがけてひた走る。
そんな大会が美ら海センチュリーランです。
日本で一番早い桜の花の開花が沖縄だそうで、コース途中にあるエイドステーションに咲く桜の花を撮影しました。
あの曲のフレーズが飛び出してきそうな虹がでた!!
午後5時を前にして、夕日を受けてとても鮮やかな半円を描いていた。
いつもは見慣れた太陽の家の周辺ですが、この瞬間だけは
皆が一斉に空を仰ぐような光景。
明日も良い日になりそうな気がする。
新年にあたりデイサービス利用者の皆さんに、いろはカルタを考えてもらいました。
結構、面白いものがあり、読んでみると笑えるのです。
『 く 』 苦労して探した嫁に今は怒られ!なんて最高です。
『 あ 』 あの子かわいや人の妻!・・・これも笑える。
『 へ 』 下手な歌 みんながうつむく 息止まる ・・・想像してしまうね。
『 る 』 るんるんるん今日は年金支給日だ!・・・何でも貰える時は嬉しいものです。
残念ながら、写真に入りきらなかったものとして
『 し 』 シマウマが風呂に入れば白馬だ!ってのがありましたが、これなんて
年寄流のウイットとしてみれば可愛らしいですね。
太陽の家ホームページをご覧いただいている皆様、
新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様のご指導ご鞭撻の程、心よりお願い申し上げます。
皆様にとっても健やかな幸多い一年となりますよう
お祈り申し上げます。