仕事休みのときは、朝からコーヒーを豆をひいてからいれる。
ハンドミルでゴリゴリと音を立てて、香ばしいコーヒー豆を挽く。
日によって、ミルを少しだけ調整して豆の挽き具合を変える。
少し荒めに挽いたり、ちょっと細かく砕いたりして味を変えている(・・・つもり!)
専用のポットのお湯の温度は常に一定にしているが
時として、フィルターを抜ける前のアクの色が違う。
ポットの注ぎ口から落ちる湯の量やスピードは常に一定にしているつもりが
毎回、立てたコーヒーの味が違う。
全て一定にしているつもりでも、味が違うのだから
豆の挽き方をかえると、更に味は大きく変化する。
一杯のコーヒーだけど、非常に面白い。
豆を挽くときにコーヒーの香りにくすぐられ
お湯を注ぎ始めると、更に濃いコーヒーの香りがキッチン中に広がり
その香りの中で、ドリッパーの中に全神経を集中してお湯を阻止でいる時間が好きだ。
ゆったりとした時間が流れ、ひと時の幸せを感じている。
コーヒーはインスタントでも全く問題ない。同じように美味しい!
でも、豆を挽いて、ペーパーフィルターをセットしたドリッパーをセットして
コーヒーをたてる。手間暇かけて作るものは、なんでも愛おしい。
お休みの日には酒を飲む人の気持ちと同じ。
どこかのCMではないけれど「 ふう~っ!」って、一息つく!
明日から土曜日、休みだ!という感激のことばではない。
金曜日がなぜ好きか?
NHKの番組の人生劇場「72時間」と言う番組がある。
カメラクルーが場所を決め定点カメラで、一か所のテーマに沿って定点カメラで収録する番組です。
ある飲み屋の様子だったり、大手のガソリンスタンドだったり、一番変わっていた場所にお盆の頃の
大型共同墓地にカメラを置いて、その墓地に来た人を収録し話を聞いていく。
この番組を観ていると、人生の縮図を垣間見るような気になる。
僕なんか、まだまだ甘ちゃんだな~とおもえてしまう。
今日はその金曜日である。
今日の72時間で紹介していたのが都内の貸しスタジオだった。
仲良しバンドが、集まってきて音楽の練習をする。
本当に色々な考え方を持った人がいる。
色々な考え方が人に興味を沸かせ
もっと知ろうと交流を深める。
時として感情がストレートにぶつかりすぎて喧嘩にまでなることもあるけど
こんな人間関係が面白く興味がある。
でも、若い人はNHK,観ないよね!!!!
昨年ころより、うちの通所介護事業所に遣ってkる要介護者の年齢が
自分と同じ世代、または自分より若い世代が増えてきた。
2025年問題と言われる、団塊の世代が75歳を迎える年
認知症の人の数も爆発的に増加するようである。
ぼくも、その中の一人かもしれない。
以前のように、自分の先輩をお世話するというスタンスで接していたが
これからは、僕の後輩をケアする。そんな時代になってきた。
僕も決して体調管理を充実させているわけでなく
脂肪肝、高脂血症、高血圧と生活習慣病をもっている身として
いつ何時、要介護者になるかもしれない。
いや、要介護者となっても不思議ではないんだ。
僕は、自分が要介護者となった時に、僕の世話をしてもらうために
この事業を始めた。そして、職員さんには上質のケアを学んでもらいたいと
願い続けてきた。
まだ、ちょっと目的を果たし切れていないので
今すぐに要介護者になることは避けたい。
これすでに、人生に対する未練なんでしょうね。
今年になって早々、グループホームの協議会会員事業所にむけアンケート調査を行った。
ぼちぼち回答用紙が送られてきており
いま、集計を始めたところだけど
一昨年に実施した結果に比べても
人材難がさらに厳しくなってきているようだ
不足傾向にある、または完全に人員不足の事業所を含め6~6.5割の事業所が人員不足瀬戸際の
職員数のようである。
逆に、職員に余裕ある事業所は、一人や二人の余剰ではなく、5人や7人も余剰を抱える。
極端に二極化しているのが見えてきます。残念ながら、地域を設問に居れていないので
地域別に人材確保の難しい地域性は判断できませんが
どうも地域性ではないようである。
また、今の地域密着型サービス事業所の抱えている課題は
人員確保のむつかしさ以外に、
サービスの質の維持、管理
就労環境の整備と給与額を課題と考えています。
つまり、働いてくれる人がいない、欠員は避けたいがために
無資格の者を採用せざるを得ない。
スキルも経験もない新人職員に人財育成が必要となります。
給与額も先輩職員が、新人で経験もなく採用され
今の時代の最低賃金を超えて雇用されるなど
長年のスキルを持つものも、全くの素人も同じ給与額からのスタートとなる
そんな矛盾した終了環境があり、それによる先輩諸兄の離職につながる。
自分より後にぬうしゃしてきた無資格者が、自分と同じ額の給料を当初から
支給を受けるとなると、先輩諸兄にはたまったものではない。
そんな悪循環が、介護の業界に蔓延し、今後さらに継続的に社会福祉の業界で
働いていくためのモチベーションは低下していく要因となります。
このまま団塊の世代が認知症となっしまう2025年。
日本における介護職員の数は、提供サービスの質は?
とても不安な状況になることが予想されます。
昨夜のブログを書き終えて、NHKのクローズアップ現代と言う番組を観ていたら
偶然「科学的認知症ケア」について放送があった。
科学的とは、認知症ケアには、経験値と知識が不可欠であり
そんな経験を積むのに時間が必要おと言われてきた。
しかし、意外と経験値と言う、いたってアバウトなスキル評価ではなく
シッカリと科学的な接遇マニュアルに従って接することで
認知症のBPSDは、かなりの部分で緩和され、不安定な精神状態が落ち着きを取り戻すという内容だった。
そのベースとなるが、今、注目を浴びている「ユマニチュード」
ユマニチュードがなぜ認知症の人の安定に役立つかを
科学的に分析した結果、認知症の人とせ距離、視線を合わせる、視線を合わせ離回数や頻度、
そして、相手の体に触れる場所や強さが最大の効果を得る点をエビデンスとして
証明したのです。
寝ている認知症の人を介助する時に、どこまで相手の協力を得て支援しているか?が
大事なんです。そのために、相手の目を見て、相手の資格に自分を確実に捉えてもらったうえで
支援内容を理解してもらうことで、相手の協力を得ることができる。と言うのです。
手におえないBPSDの出現に打つ手無く困惑している介護職は、声掛けをその人の理解を
得る前の段階から、体に触れ眼もあわさず、シッカリと意思の疎通を行っていない場合が多い。
介助している間中、頻繁に相手の目を見て、同時にやさしく体の一部に触れて
危害を加えないことを理解してもらえれば、それまで抵抗していた人が
シッカリと介助に協力的となるのです。
非常に興味深い結果でした。
私たち、認知症介護指導者が研修の中で常に説明してきた「認知症」も
目からうろこの状態でした。
この番組に興味あるなら、再放送、またはオンデマンドを観てください。
参考になりますよ。