太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2010/6/18
今、太陽の家では、お勉強がブームとなっています。

これまた、とても嬉しい限りの状況です。職員さんがこぞって国家資格を目指して自発的な勉強会を開催しています。

この理由としては、職場の人間関係が非常に良好となり、お互いの間に仲間意識が芽生えてきた事や、偶然、同僚の中に来年の1月には受験資格が取得できる者達がいるということが一番大きな理由なのでしょう。自分達で週一回集まり、この太陽の家のデイルームでテキストを使って勉強をしています。

僕も資格取得を説いたわけでもなく、ただ彼女達から場所を使っても良いかと言う問い合わせがあっただけなのですが、さっそく勉強会を開催していました。私も四年間、パソコンに向かっての通信教育を受け、社会福祉士の受験を行った経験から、一人で目標に向かって勉強する事は、意外と難しい課題を多く抱えています。例えば、自分自身のモチベーションの維持です。毎日の仕事を終えた後、食事してのんびりすると机に向かって本を開く事がおっくうになりがちです。また、一人で学んでいることから自分自身の実力が把握しにくいことも大きな課題であります。

そして、残された時間は刻一刻と過ぎ去る中で、如何に自分を奮闘させ、目標に向けて実力を上げていくかが勝敗を大きく左右するわけですから、今から受験日まで半年。如何に勉強スケジュールを上手く組み、計画に沿って必要な文言を記憶していくかが問われるのです。

 過去の自分が通り過ぎた道を思えば、今から資格取得を目指す彼女たちにも国家試験に合格してほしいし、そして自信に満ち溢れた介護を実践してもらいたいと思っているのです。彼女達のチャレンジは、この正月までの勉強の仕方に掛かってきていると言っても過言ではない状況がある以上、僕も一生懸命お手伝いできるところは手伝ってあげたい。そして、この太陽の家から受験する全ての受験生に「合格」の通知を受け取らせてあげたい。

今回、受験に成功すれば、後に続く職員さんの希望にもつながります。ぜひとも合格めざして頑張って頂きたいところです。

(別にプレッシャーをかけるつもりはないのですが、適度なストレスは逆に燃えたぎる情熱を増幅し維持させる火種として、職員の皆さんには、ぜひ持ってもらいたい物の一つである。

 とにかく頑張りましょう。毎日、少しの時があっても良いので、必ずテキストを読む事は忘れないよう。これは欠かしてはいけません。最低限、テキストは一日一回は開くこと。そして、書かれている事に目を通す。記憶する事は当然ではあるのですが、記憶する先から忘れていくのが人間の脳です。少しづつ目減りしていく記憶を補うためにも何度も何度もテキストを読んでいくよう、とにかく早く読むことに心掛けてみてください。来週の勉強会開催を楽しみにしています。

2010/6/18
デイサービスの職員会議、潜入レポート!

dsc02450.JPG

今日は、デイサービスの業務終了後に職員が自発的に集まっての会議を行っていた。職員会議と言うよりは、仲間達の意見交換の場という方が正しい表現とも言える会場に、彼らに許可をもらって潜入した。これは、その時の潜入レポートである。

 まず、今回の意見交換の場の設定は、リーダーと相談員の発案のようで、デイサービス職員に声がけして開催が実現したようである。そして、冒頭に、昨日の私のブログが取り上げられ、介護職員の接遇マナーについて、個々の意見を聞いて、それぞれの抱える問題や疑問について、皆で考える場面を設定していた。この進行の仕方は、とても女性らしい優しさと相手に対する配慮を含んでおり、普段なら話する事を拒みがちな職員からも、非常に上手に意見を引き出していた。これは、私には不可能な雰囲気作りを見せつけられ、改めて自分自身も学ぶところが多かった。

 今回の接遇マナーに対する指摘事項に対して職員さんの意見として、

①この仕事に対する「慣れ」が大きな要因として、利用者を軽んじるつもりはないが、馴染みとして理解してもらえるだろうと言う  感情がはたらく。

②敬語ばかりの対応に、逆によそよそしさを与えてしまう恐怖感を抱いている。

③敬語の使い方を誤ると堅苦しい、かと言って友人に話しかけるイメージでは失礼にあたる。

④自宅に帰って冷静に判断すると自分の言動に対して反省すべき点もあるが、それが現場に出ると同じように繰り返してしまう。等の意見が出た。

これらの意見を聞きながら、リーダーは、介護の現場でなれ合いになる事に注意を払う事はとても重要であるが、なかなか思うように自分自身を客観視できない点で苦悩が継続する。ビデオ撮影しながら、その映像を自分で見ることが出来れば、それはそれなりに改善する事につながるかもしれないが、そこまで監視しあう事はしたくない。職員同士の信頼関係を深める努力を行えば、お互いに改善点を指摘しあう事が可能となり、その方がより良い関係づくりとなるのではないか!と締めくくっていた。

私は、このリーダーの発言や、他の職員の発言を聞きながらとてもうれしい気分となった。まず、リーダーの成長がはっきりと感じられたこと。そして、個々の職員の成長もそうであるが、全体のベクトルが同じ方向に向かっている事の確信を得たことである。昨日、一人の職員に説教をし、その職員も私の意図する事を十分に理解し、考えることとなった事実だけでも前進したと思えるうえに、今日の自発的な意見交換はとても頼もしく感じて、最後に感想を求められた時に「ありがとう!」と言ってしまった。

いや、言ってしまって残念!という事ではなく、今日は本当に素直にお礼を言いたかった。そこには、「よく頑張ってくれてありがとう」の意味を込めて。

2010/6/18
B型人間。

 てんびん座のB型人間は 典型的!とよく言われる。要するにいい加減!と言う意味だろうが・・・確かに気分屋で身勝手な部分は大いに反省はするが、いやいや、そのような弊害ばかりでは無いですぞ!

 てんびん座の人間はアーティスティックな人間が多い。感情豊かで感性に優れている。音楽や芸術に才能を発揮できるセンスを持っている。もちろん、それなりに繊細な神経の持ち主であるから感受性も他の人よりも数倍強い。その分、感情が表にでやすい。

 B型の人間は、明るく快活であり行け行けGoGo的であり、集団の中にいると、その集団をまとめようともがく。だから目立ちたがり屋という別名まで頂戴する。その分、自分の信念を持ちにくく、多分に集団のカラーに合わせようとすることからカメレオンのごとく主調が代わる事もある。それゆえに人からの反発も強い。そりゃあ、反発を受けるのも当然で、言ってることがコロコロ変われば腹も立つわな!と反省はするものの、その反省すら長持ちしない。反省した矢先に、また同じことを繰り返す。こうなってくると、この特異な性格を諦め、こいつはこんな奴だ!と思える人以外からは完全に敵視される。

 この二つの特異性をもっているてんびん座B型人間。意外と厚顔のようでいてモロイ神経の持ち主なのである。一人にされることを嫌う。嫌うと言うより恐れる。他人から見てると、かなり強気で勝手にわが道を行くような者と思われているが、ところがどっこい、本当は小心者、小市民なのですよ。

 いつも、太陽の家で一番大きな顔をしている男が、そのB型のてんびん座。始末に負えない奴です。うちのデイサービスのリーダーが役目柄「鈴」を付ける役目を負わされているようで、可哀そうに遠慮がちに鈴をつけに来ます。また、事務方にしても「教育」という名目で瞬間湯沸かし器のように怒鳴りつけるその男に涙を流す事も多く、まあ、皆さんには迷惑三昧!この場を借りてお詫び申し上げなければいけないくらい・・・(でも、反省の言葉も、三歩歩けば忘れる悪癖、それほど期待できませんが・・・)

 でもでも、時には可愛らしい(・・・気持ち悪い・・・?)時もあるのです。決して悪意は無いですし、それよりも何よりも短答直入、裏細工の出来ない人間ですから、上手く付き合えばそれなりに調子よくコントロール出来るはずです。

 何はともあれ、こ奴の性格は改善できそうにないみたいですが、決してあきらめてはいけません。対応策は簡単。ただ放っておけばよいのです。その内に自分で勝手に反省して戻ってきます。だって、一人ぽっちを極端に嫌う性格ですから、あらゆる方向へ突っ走るけど、それ程遠くまで突っ走ってはいけません。その内に帰ってくるさ!程度に考えてもらえばいいのです。

※ この文章はフィクションです。特定の施設または人物を表現したものではありません!

2010/6/17
今日は、一人の職員に説教したのですが・・・

 デイサービスの職員一人の接遇の仕方に説教をした。時々、利用者の一人になりすましデイルームの一角(結構センターではあるが・・・)に座って、職員のやる事を眺めるときがある。今日は午後の部を、一人の要介護者になりすまし、利用者の目線で座っていた。挨拶から始まり、今日の日付を話、過去のエピソードなどを交えた交流が行われる。

 以前、職員が毎日のように利用者の方々に、その日のお昼の献立を聞いていたことに異論を唱え、最近、そのような利用者の気持ちを傷つけるような質問はしないでおこう!と取り決めた。しかし、今日の担当職員さんは、僕が利用者の中に混じっている事の緊張からか、今日に限って利用者の方々に、小鉢の内容を聞いてしまった。

 別に利用者の方々の短期記憶を呼び起こす目的で聞く事はやぶさかではない。問題は、その聞き方に有る。

 例えば、今日の小鉢にはきゅうりの千切りがありました。でも、それだけではなかったですね!何が入ってましたか?と質問した。声のトーンもきつく、僕には上から目線の投げかけトークのように聞こえた。そして、その質問の言葉の後ろに無音ではあるが「 思い出せないとは思うけど・・・・」という文言が隠れているように感じたので、僕は腹が立った。

 相手は人生の先輩です。それなりの経験、それなりの苦労を経て今に至っている人達に対して話しかける時には、若い私達としては、もう少し丁寧に教えを請う気持ちで接してほしいと思った。

 誰しも好き好んで老いているわけではない。認知症を患っているわけではない。自然の流れの中で、自分自身の技量、努力や経済力に関係なく、機能の低下をきたしているだけである。ある意味、若者より体力は負けているかもしれない。しかし、それは、年齢によるところであり、その人の責任でも何でもない。そこを介護職員として、専門職として理解する事なくして良い接遇は出来ないと考える。

 非常に小うるさいオッサン気質な話ではあるが、若い人達の考え方を中心に高齢者の介護を行うには、多少なりとも抵抗が伴う。あまりうるさく世話を焼くと、若者の仕事への意欲低下をまねく要因となりかねないが、あえて、その都度ごとに注意していかないと、この子たちは学ぶ機会を無くしてしまうと思う。

2010/6/12
認知症介護研究・研修大府ネットワーク東海ブロック研修2010に参加。

 本日は、ポートメッセ名古屋 交流センター3階会議ホールに於いて開催された「これからの認知症ケアのみちすじ」と題した認知症介護指導者大府ネットワーク東海ブロック研修2010に出席しました。午後12時開場、午後1時からの研修です。太陽の家グループホームの上垣外マネージャーと共に出席しました。この研修は本来であると、認知症介護指導者を対象とした研修ではあるのですが、今回の企画には講師として『レビー小体病の日本における第一人者である、小阪先生の講演があることから一般の受け付けもされたようです。レビー小体型認知症は以前から興味があって、もう少し学んでみたい疾患でもあったことで、当初、この研修が発表になって以来、非常に楽しみにしておりました。

研修は、開会式の後に「認知症ケア高度化推進事業」ワーキングチームによる「ひもときシート」の紹介から始まり、この研究テーマも非常におもしろい研究であり、今後の認知症介護の資質向上に際し、非常に効果的な支援方法であるようです。インターネットにおいても紹介されているようで、認知症介護の現場で起こりがちな試行錯誤からバーンアウトへの負のスパイラルへながされる介護現場の苦悩を緩和する効果的な指導方法を教えて頂いたようにおもいます。

 次に、小阪先生によるレビー小体病についての講演では、人間の脳の病気について新しい学説を学び、今後の認知症介護の支援に多面的な視点を養う意味に於いて有意義なお話でした。

 私達の大脳に怒りえる数々の疾患が与える行動、精神への障害を学ぶことは、認知症高齢者を理解する上に於いて、とても重要であり、より深く専門的に学ぶことの必要性を更に感じることとなりました。この研修の結果を、出来るだけ分かりやすく太陽の家の職員さん達に伝えることが、次の私の役目と思います。

 病は忌々しい敵ですが、その病に冒されてしまった人を理解し、受け入れていくためにも介護する側がそれらの病を理解する事が、何度も言うようですがとても重要な要素となります。


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