通所介護は、ある意味非常に面白く楽しい職場である。
いや、もちろん人様の介護ですから、大変重労働であることは確か。
さて、この面白さは、何なのか?と言うと
ここに集う人が面白いのである。
普通では思いつかないこと、言い出さないようなことを言い始める。
決して悪意はないし、言葉に棘もなく人を傷つけるような言葉でなく
ユーモラスな発言が多い。それも繰り返し言ってくれるから楽しい。
ただ、この繰り返しの意味不明の言葉って、家族からすると
非常に迷惑な会話であり、イライラがつのる元凶でもあるわけだ。
第三者だから笑って聞き流せるってこともあるが、
元より、そんな認知症の人との会話を楽しもうとする姿勢であれば
家族であっても、すんなりと聞き流すこと可能である。
要するに、そんな時に余裕があるかないか?って問題だけなんです。
心に余裕。毎日、認知症の家族と鼻っ面突き合わせていれば
心に余裕なんてできないわよ!って言われる。
そうなんです!問題はそこなんですね。
だから、ご家族も、時々、介護から離れる時を作ってもらえるよう
他者の協力を求めてください。
それがデイサービスであり、ショートステイなのです。
笑って、認知症の人を見つめることができるように・・・
の先生先日、といってもこの9月の中旬、日曜日の午後に体調をくずした。
まあ、なんとか女房の運転する車に乗せてもらい、
市内の総合病院の救急外来の窓口を訪ねた、
心筋梗塞だった。
救急外来でも、『救急車を要請するレベルだ!」と言われた。
対応してくれた医者に、自分の状況を説明していた。
先生や看護師さんたちは、僕の話を聞きながらも
色々と忙しく、僕の体に沢山御器具やセンサーを取り付けていった。
このあたりから、僕の記憶は薄れ
次に気づいたのが、AEDのショックで我に返った。
それも一回だけでなく、数回、繰り返し電気ショックを受けた。
今までの人生で、あれほど強烈な電気ショックを何度も受けたことはない 。
緊急オペを受け、何とか一命をとりとめた自分は、その後3日間をCCUのベッドで寝かされた。
体中に張り巡らせたチューブは、いろいろなセンサー音を発しながら
不定期な音が出始めると看護師が飛んできた、
まあ、随分クリティカルな状態なのか・・・
とにかく運が良かった、
まず第一に、日曜日の午後、一人で自室にて、気分すぐれず横になっていたが
偶然にも家族の帰宅が早く、僕の状態をみて主治医に連絡したこと。
病院までの距離が近く、自家用車での移動でも時間がかからない距離であったこと。
日曜日であるにもかかわらず、救急センターに当直していた医師が
循環器の専門医がいたこと。
先生が病院の規則を破って緊急オペをPCR検査ぬきに手術する決心をしてくれたこと。
こうやって、多くの偶然のプラス面が重なり、一旦、停止した心臓が、もう一度息を吹き返した。
こんな貴重な体験をし、68歳の誕生日の一日前に退院することが出来た。
人間、死ぬときって、結構、簡単に逝ってしまうのだとも感じた。
言っておくが、残念ながら、僕はオペ室で幽体離脱も三途の川も見ることはなかった。
新型コロナ感染症は、幸か不幸か令和3年11が鵜に入って
極端に減少傾向にある。
巷では、ワクチンの接種時期と第5波の感染爆発と
偶然にもタイミングが合った結果という科学者もいる。
これにつれ、先ほど厚生労働省からも
新型コロナを理由に、入居者の活動、家族との面会に
工夫を行い利用者の精神的支援を促進する方向で検討するよう指針が出された。
ちょうど、丸二年。この間、入所系施設では、完璧な面会拒絶という隔離手段に出た。
三重県のコロナ感染者の減少は、一日1名ないしはゼロ人が続く今
今度はアフリカ由来の変異株が感染を拡大しているという。
今日、日本でも一名が変異株を持った陽性者が発表された。
アフリカのナイビアの外交官ということだが
やはり、これだけ入国を原価うにしても、入ってくるものは入ってくる。
相手は目に見えない敵。ワクチンの効果を減衰させる変異株が
第6波を引き起こすかもしれない。
コロナは恐ろしい。重度化しなければ陽性となってもインフルエンザレベルの病気で
すますことが出来るとしても恐ろしい。この恐ろしさんの原因が、
地域社会からの誹謗中傷と誤った情報の普及なのだ。
コロナに罹患することに危機感は持っているが、コロナに感染して罪悪感や犯罪者意識を持つ必要はない。
ましてや、福祉施設で発生したクラスターに対して、その事業所が攻めを負うことは筋が違う。
新型コロナによる外出制限や面会への制限は、事業所の万全の予防策をもって
面会者とも連携しながら、もう少し面会方法の緩和が早急に求められると思う。
認知症を患っていない自分たちでも、対面で酒を酌み交わすことも制限し、
人との接点を極端に縮小している今、精神的に乱れている。
こんな不穏な環境をいつまで続けていくのか・・・
ぼくは、認知所ケアにおける家族、親戚、友人とのつながりを
こんな時だからこそ大切にしてあげたい。
このタイトルで文を書きたい!と、思いついた。
認知症の爺さん、親父を持つ自分が、遺伝子の関係から、そのうちに自分も認知症となる運命?!
そんな人生を色々な角度から綴ってみたい。
こうご期待!❣
ここにきてコロナ感染者数が激減している。
非常にありがたいことで、三重県の感染者数がゼロの日もあるくらいにまで減少した。
ワクチン接種と8月、9月の期間に爆発的感染者数の記録更新の連続に
心底ビビり始めた日本人気質もタイミングよく合わさり、感染者の減少につながったようだ。
しかし、この状態も来月中旬から年明け頃には第6波の感染拡大が想定されるという。
年明けて新型コロナに活動の自粛や毎日ハラハラ・ドキドキしながら
感染予防に神経を張り巡らせる日々も丸二年。
極端に感染者数が減少したから、コロナに打ち勝ったという意識ではなく
これからの感染予防に何が必要で、どのような対策を実施ていくのか
しっかりと考えて、今年も残すところ、ひと月半。
もう少し気を引き締めて生活したいと思っている。