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ブログ-施設長の部屋

2013/6/10
今日、納車!

dsc01083.JPG 納車と言っても自動車ではない。自転車が納車された。注文から3週間。イタリア製ってのは聞いたけどメーカー名は忘れた。メーカーもブランドも分からない程度の馴染みしかない程度の僕が、ロードレーサータイプの自転車を買った。ボディーはカーボンを使用しているので総重量は8Kgである。とにかく軽い。軽くて強い。そして、今夜、少しだけ試運転をしたが、ボディーが軽すぎて、ハンドルのぶれが、そのまま車体のバランスに影響を及ぼすようだ。慣れないロードレーサーだけにスピードをあげると恐怖感さえ感じる。一般道を走っている分には、乗用車のスピードと同じ速さで巡航できる。

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しかし、このようなストイックな自転車ってのは、概して乗り心地ってのは求められていないようで、お尻が痛い。そして、ハンドルから受ける路面の凸凹は、そのままストレートに両腕に伝わってくる。販売店の店主がパット入りグローブを薦めていたのが良く理解できる。もちろん、自転車の駆動力の根幹部分であるペダルは、スキー板の留め具と墨名時名称のビンディングタイプなるものを採用した。そのために特別なシューズを履いて乗らなければいけない。そして、このビンディング、ペダルと靴を固定してしまうわけだが、慣れない僕には、そうそう簡単に外すことができない。足先をねじって固定具を外すわけだが、これが結構難しい。

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この自転車をなぜ買ったか?と言えば、最近の僕は運動量が極端に減少してきており、それと共に体重は食事量に比例して増加し、尚のこと都合悪いのは尿酸値が上がってきている。つまり「痛風」傾向にあるという。どおりで、最近足が痛いと思っていた。と病院で診断結果を聞いて思ったほどだ。

今後は、天候が許す限り自転車をこいで、雨の日はプールに通って体重の減少作戦を実施するつもりである。何でもかんでも車で用をなすわけではないが、少しでも余ったカロリーを消費するために体を動かすこととしたい。

2013/6/8
不安感を煽るつもりはないけれど・・・

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今日の朝から和歌山市を中心に、頻繁にやや強い地震が発生している。東南海地震が叫ばれる中、非常に嫌な雰囲気を感じる。先の東日本大震災も発生間際に、頻繁な中規模地震がおこっていたことを見ると、少し不安になる。

いつ発生してもおかしくない東南海地震である。もう一度地震災害のための備えを確認しておくことも良いかもしれない。そう言えば、先だってのニュースで、東南海地震が同時多発的に発生した場合、被害範囲が広範囲に及ぶことから、公的な救援活動の遅れが指摘されている。食料品や水の備蓄は、少なくても1週間以上10日程は自力で生活できるだけの量を確保しておく方が安全である。

大震災を騒ぎ立て、周りの人々を不安にするつもりはないが、備えあれば憂いなし。もう一度、時運の身の回りの確認をしておくことも必要かもしれない。

2013/6/7
連続する訃報

今朝早く、もうお一人の方が亡くなられた。この方もご家族の希望で延命医療をされなかった入居者の方で、家族さんの見守りの中、静かに息を引き取った。本当に静かな最後だったようである。今回のケースでも、ご家族の見守りをいただいていたお蔭で、深夜の呼び出しはなく、朝の6時に施設から電話連絡を受けた。夜勤者の配慮だと思う。

逆に、それ程静かな最後であったと想像できる。私が居室を訪れたとき、ご家族の皆さんと会話させていただいたが、本当に蝋燭の火が消えていく時のように、何の苦痛もなく息が消えたそうである。

長年、この太陽の家でともに暮らしてきた人々が順に亡くなり始めた。入居から10年。長いようでいて短い10年であった。

この数日にお二人の方を亡くしてしまう。順番とはいえ寂しいものである。しかし、私たちの使命は入居者の死を悲しみ、嘆くだけではない。世の中の認知症で悩む高齢者やご家族への専門性の活用である。お亡くなりになった方々に最後のお別れを告げると同時に、次の認知症の高齢者の方々を支える側に気持ちをシフトしなければいけない。

冷たい様であるが、これが我々の職務である。

太陽の家に長く住まわれ、寝食を共にさせてもらってきたお二人に、心を込めて合掌!

2013/6/6
しばしのご無沙汰でした。

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先月はブログ更新が多く、ほぼ毎日のようにブログを書いていた記憶がある。先月から、ブログには写真を入れる方が読みやすいし、それなりに読む気にもさせる!とアドバイスを受けて、毎回、必ず何か画像を入れるようにしている。かと言って、常に恰好の写真が撮影できるわけでもなく、最近では少しネタ切れ状況が続いている。

さて、ここ数日間のブログ更新の停滞には若干の理由があって、うちのグループホームの入居者の方お二人が終末期を迎えられたことにある。うち一人は昨日、もうお一人は今、若干持ち直しているものの毎日、毎晩ご家族の付き添いを受けながら、周り一同が静観しているという状況ってわけ。

ご家族のたってのご希望で、全ての延命医療を受けないという硬い意思のもと、ほんとの意味で自然の姿で対応させていただいている。連続して同じように入居者の方の変化は、どう表現したらよいのか分からないが、見守る我々としても辛いところである。今日の午後、先に旅立たれた入居者の方の霊前に、他の入居者さんとともに弔問に伺った。入居者の方々とともに霊前で手を合わせ、お別れの言葉を述べてきた。

残された入居者さんは、それぞれ故人を懐かしむ気持ちと寂しさで涙される方も多く、認知症となっても感情は豊かにのこることを証明してくれた。職員は入居者さんを葬儀の会場にお連れすることに反対する者も居たようではあるが、僕は敢えて入居者の方々に真実を知ってほしいと考えた。

人の死を自分の命が亡くなる時と重ねるかもしれない。また、恐怖心に襲われるかもしれない。が、しかし、そんな感情の変化に際し、適切に支援し支えていける職員に成長したと、家の職員を信じて決断した結果である。案の定、皆さんは、悲しみも寂しさも辛さも分かち合い、それでいてしっかりと自分自身の生を捉えることができている(今のところ・・・・(-”-))

人が生きることの意味を、こんな業界にいると毎日考えてしまう。僕自身が生きる意味、そして社会に多くの人が同じように生きている意味・・・そして、その中でも命を終えていく人がいること。もしも機会があれば、この死生観について酒を酌み交わし語り合いたい気分でもある。

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2013/6/1
治療より生活の質を

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厚生労働省研究班や日本老年医学会などが高齢者への適切な医療提供の指針をまとめた。

表題の通り『治療より生活の質を』とし高齢者の重複する疾病に対し、副作用などを避ける意味においても投薬を5種類までにおさえる。

長期間の寝たっきりを防ぐためにも転倒防止を促進する。

感染症にもろく重篤化させやすい高齢者にはワクチンの接種を行い感染症を予防する等の指針である。

もうすでに、この時点で、先日のブログで紹介した自民党の国会議員の質疑にあったような、オレンジプランの再検討を求める意見はゴミとなってしまったわけで、まったくもって不謹慎な発言であったことが露呈したようなものである。

私はこの指針を歓迎する。その理由として、高齢者に必要以上の延命を医療面から与えることは、より一層の不安と苦痛を与えることにつながると考えるからである。高齢者のすべてが不遇の余生を過ごしているわけではないが、ただ生きているだけと言うより(生かされている)楽しく過ごせる時間内に終わらせてあげたいと願うからである。

毎日、違う病院を巡り歩き、長い時間診察を待ち続け、一向に快方に向かわない疾患を思い不安になり、夜も寝付かれない時を過ごさせるくらいなら、楽しく過ごせる「時」を大切に考えてあげたいと思うのである。

昨日、家の親父を尋ねて行った。久しぶりに実家を訪ね、親父と話をするものの、そこには今までに見たことのない気弱な親父が居た。今を生活することの不安な気持ちや苦しみが伝わってくる内容の話をし始める親父に向かって、「何にも心配はいらん!大丈夫や!僕がいつも気にかけとる!」と伝えると、親父は涙を流した。

自分にとって常に力強く、スパルタンで頑固だった父親が初めて見せた涙。

僕は、歳を重ねることの苦悩を改めて感じ、悲しくなった。yama-8-700.jpg


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