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ブログ-施設長の部屋

2014/6/9
報道を目にすればするほどつらい事件です。

子供を部屋に閉じ込め、一週間に一度や二度程度しか食事を与えない心境。

だんだんと衰弱する子供の姿をみながら恐ろしくなり、さらなる放置を招く心境。

さらに死んでしまった子供の姿を見て、もっと恐ろしくなり隠ぺいして自分は他の場所に移り住む心境。

今日の報道では、去っていく父親に懇願する息子をしり目にドアを閉めて出ていく心境。

このどれをとっても理解できないこの男の心理。

仕事が忙しいかった。女房に逃げられた。といろいろと言い訳はしているようだが、そんな言い訳は

死んでしまった子供を思えば、まったく意味のない言い訳でしかない。親の勝手で子供を産み、親の勝手で

子供を放置する。

これから先、この男は、どんな思いで残りの自分の人生を過ごすのだろうか? ここに至るまでには、何度もすべてを改善できる

チャンスは存在したはずである。それらのすべてのチャンスを自らの弱い心が台無しにしてしまった結果、悔やみきれない禍根をのこし

それにより関係する人間のすべてが不幸になってしまった。

問題を直視しない、問題に背を向ける気持ちは、さらなる大きな問題に結びつく。それをわからない大人が多すぎる。

こんな幼稚な大人の下で無残に放置され亡くなっていった子供さんが可哀そうで仕方ない。

2014/6/8
最高の天気、さわやかな日曜日でした。

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津のヨットハーバーの海岸に沢山の愛好家が集まってました。風を受けて波間を飛び回っていましたが、残念ながらこのスポーツの名称をしりません。パラセイリングはボートで引っ張るし・・・ウインドサーフィンは違うし・・・結局、分からずにその場を去りましたが、いよいよ夏ですね。

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ヨットハーバーから海岸沿いに御殿場海岸向けて走っていく途中に松並木があります。しかし、この場所も松くい虫に遣られて立ち枯れしている松の木が多く伐採もされずに残っています。害虫駆除の薬剤はたくさん研究開発されてきているはずの現代でも、これだけ多くの松の木が枯らされるのです。これは、松くい虫だけの単純な問題ではないのかもしれませんね。昔と今の環境の違いが、これらの被害を拡大しているとすれば、人間は自然の驚異に対等の立場にはなりえない、とても無力な動物なのでしょうね。

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この写真は儀典場海岸を過ぎ、競艇場をぐるっと回って三重県で最大手の造船会社(日本鋼管・・・今は名称変更となりましたが)の周囲を囲んでいる堤防道路を走っていると、岸壁近くに二艘のヨットが寄ってきました。しかし、ヨットって、なんでこんなにも知性を感じるのでしょう。僕なんか、自転車にしか乗れませんが、ヨットを扱って海の上を舐めるように疾走してみたいと思うばかり・・・とっても格好良いのですが。夏場、特に今日のようなさわやかな日はヨットって気持ち祈りモノなんでしょうね。

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これだけ汗かいて、これだけしんどい思いして、なぜに痩せない・・・???
(その分以上、食べてるでしょう!!!「影の声」)

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あまりにも天気が良すぎて、白山や青山の方まで綺麗に見えてます。香良洲方向を見てのスナップ。
本日の走行距離  63Km

2014/6/8
2025年の介護

就寝前に本を読みながら音楽を流していた。まあ、いつものパターンと言えばいつもどおり。今日は映画音楽の特集CDを選んでみた。「ニューシネマ・パラダイス」「ディア・ハンター」「白い恋人たち」「ティファニーで朝食を」「おもいでの夏」「ひまわり」等が収録されている。

ニュウシネマ・パラダイスこそ比較的新しい部類の映画かもしれないが、ディアハンターにしろ、もうすでに30年も前の作品であり、白い恋人たちやティファニーなんて言えば40年以上を過ぎている。

今の若い人たちには馴染みの薄い映画ばかりであろう・・・

団塊の世代ではないが、僕もこれらの映画から欧米の文化の影響を大きく受け、そんな未知の世界に憧れていたものだった。世間では、2025年に団塊の世代が高齢者となり、その多くが要介護者となりつつある社会がくる。

よくよく考えてみれば、2025年って言ったって、今から10年後の世界。それほど遠い先の話ではなく、直ぐ先の話。今の若い介護職員の皆さんが、知らない世界。オードリー・ヘップバーンやら、ソフィア・ローレンなどの往年の俳優が活躍していた頃の映画。

施設では「忠臣蔵」や「美空ひばり」だけでなく、さらに洋物スターや音楽家に対する要望も増加してくるだろうね。食事も煮物にパスタとか、チーズとかが加わったりパン食が増加したりと、ここからの10年。介護の現場も時代変化が激しく動いていくような気がする。

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2014/6/7
何もしない一日ってのも逆に疲れが取れないものです。

今日は午前中は雨が残り、昼からこそ晴れ間が見えてきたものの自転車を転がすには路面がぬれすぎのために時間を見計らっているうちに、とうとう夕方になってしまいました。

一日中何もしないで、ソファーに身をゆだねてCSで映画三昧の一日でしたが、こんな日でも一日中ともなると、疲れるものですね。映画を数本観終わって、立ち上がると目が回る!(はははは・・・・)

贅沢なもので、今日も一日ケアの仕事で働く職員もいるのに、僕は一日中、映画鑑賞。一度も施設を覗かず、家に籠りっきり。まさしく引き籠り状態でした。

今日のような一日の体の疲れってのは、自転車乗って汗かいて走り終わった後に感じる肉体的な疲れとは少し違うような気がします。よく言えば健康的な疲れ。今日のような日の疲れは一日、無駄に過ごした反省の疲れ。こんな事なら、少しでも仕事に出ればよかった・・・と後悔しても後の祭り。

明日こそはお天気も少しは回復する模様ですから、自転車に乗って走ってこようかと思います。えっ?明日ですか・・・?それは、明日の風の向きによります。帰路に追い風となるような方向に出ないと、帰り道が辛くなりますから・・・へへへへ・・・

2014/6/6
重度認知症状の人の排便について

重度の認知症高齢者の排便は、本人と家族にとってはとても大きな問題である。特にこの利用者Aさんは、認知症が疑われる頃より徘徊が多く、単独で外を歩き回ることが多かった方で、その時に転倒を繰り返し今は車いす移動を余儀なくされている。車いすの生活は、活動量が制約され、当然のことながら便秘状態になりやすい。Aさんも同様、極度な便秘状態が恒常化して、薬剤に頼らざるを得ない状態に陥ったのである。それまでに、排便を促す食材の摂取や食事中のBGMをモーツアルトに(これは、効果があるかどうかは科学的根拠はないが、どこやらのグループホームの事例で発表されていた方法である)変えてみたり、腹部のマッサージを加えた体操などを試してみたがそれほどの改善は見られなかった。

Aさんは先にも説明したように重度の認知症であり、言葉が不明瞭であり意思の疎通は全く図ることができない。おまけに多発性脳こうそくの影響から幻覚や幻視などに苦慮しているようである。言葉はないが、日によって、時間によって、大声で叫び奇声を上げることが多い。また、自分の想いが伝わらない怒りから、時折、地団駄踏むような怒りを爆発させる時が多くあった。

これら一連の不穏な状態には、幻視、幻覚以外に体の異変を訴えようとしているようであり、その一番の苦痛要因として下剤による腹痛と考えた。それまで、排便があるまで下剤を連続的に投与されていた状態を改めるよう、利用者の家族さんにお願いした。デイサービスから自宅に戻り、決まった曜日に必ず下剤を一定量服用してもらうように切り替えた。

この結果、Aさんの大声、奇声が格段と少なくなった。そして、大声を上げて訴えるときにトイレで排便できるようになった。以前のように時間と場所に関係なくオムツの中で排便していた人が、今ではトイレで排便ができるようになるのである。

これは、認知症で言葉を失っても、その失った言葉は我々が普段使っている言葉であり、その人なりの意思表示は「音声」によって表現している。この意思表示を如何に読み取り、その思いを酌めるのか?が専門職として必要とされる。


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