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ブログ-施設長の部屋

2011/4/1
常に客観的な自己評価を!

デイサービスと言う業種は、在宅の高齢者を日帰りで、また日替わりでケアする事業所なわけですが、ここでケアに携わる職員は、毎日同じようなパターンで一日を過ごして、入浴、食事、排泄の介助を中心に実施していれば一日の業務が完了する。と言った錯覚を持ってしまいがちで、兎に角一日中、忙しく利用者を休ませない(極端な言い方となるが)介護を行う事が良いサービスの基本であると判断してしまいがちなんですね。しかし、これは、言ってみれば、利用者の個別性も人格も性格も全て無視した暴挙と言わざるを得ないケースになりかねないのです。

 だって、利用者の皆さんには個別に機能訓練の内容や方法がケアプランの中に書き込まれており、サービス事業者はそれらのケアプランに沿った形で、個別の訓練を提供し、個別に必要とされるケアを提供しなければいけないわけですから、それこそ、10人の利用者の全てを丸抱えで、同じ事を声高に号令掛けて行うと言うのは暴挙と言わざるを得ないと言う事は理解できますよね。

 まあ、太陽の家デイサービスセンターでは、このような暴挙が毎日繰り返し行われていると言ってるのではなく、その日の利用者の気分や感情の変化を組み入れた繊細な介護が最近忘れ去られているように感じるのです。皆が元気が良い。何が何でも元気印が良い。そうすれば生活不活発病なんてのは、太陽の家利用者には起こりえない!と考えているなら、それは職員さんの大きな誤解です。生活不活発病なるものは、最近の東北での地震被災地で避難所に生活されている高齢者に注意が必要とされている習慣性の機能不全ですが、僕は、ただ単に活発な活動が制限されている点に対処するために、高齢者に元気を注入する。何が何でも思いっきり、相手の感情を無視してでも元気の押し売りをするのでは、これでは生活不活発からさらに鬱の状態へ落としこんでいるようなものです。

 利用者の日々の感情、まじかの環境の変化(例えば、ショートステーに予約が入っている等)などによる、細かな精神の揺れ動きにまで配慮した元気づけって、とても微妙な物だと思うのです。僕は、太陽の家デイサービスセンターの今、最重要課題として、これらの繊細な心を読みとその対応が求められているように思います。そして、そのうえで、利用者に生きる目的や理由を正当な方法で持ってもらい、生きがいにつなげることができれば最高に幸せなデイサービスの提供ができると思っています。

 ぜひ、職員の皆さんには、何でもかんでも元気で、声を大きく(僕も、声でかく、パワーフルなイメージが強いので、その点で反省はしていますが)些細な問題は後回し、逆に小さな事は無視してでも前に進まねば・・・・は止めようと思うのです。


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