写真の右にある赤カブのような球根が、私の言うビートと言う野菜である。これは、テーブルビートまたは火焔菜(かえんさい)と言う名称の野菜であって、根っこは深い赤紫色をしている。根っこの部分にはビタミンCが豊富で、葉っぱも鉄分が多く、捨てるところの無い野菜である。この近辺のスーパーではあまり見かけないが、うちの前の大手スーパーでは時々、販売されているときがある。どうやって食べるか?であるが、この根の部分を良く洗って、丸まま茹でる。大きさによってもかかる時間は違ってくるが、大よそ一時間近くボイルしなければいけない。茹であがりを冷まして、皮に力を加えると、スルッと革だけがむける。僕は、ビートを輪切りにして酢漬けにするか、マヨネーズと塩で食べたりする。元来、糖分を多く含む野菜であるために、食べてみても甘さを感じるが、お菓子のような甘さではないので、サラダとしても非常に重宝する野菜である。ただ、このビートの赤い色素。これはとっても大きな問題となるときがある。それは、色素が便と尿に出ることにある。
自分でも夕食に食べたことを忘れ、翌朝のトイレタイムの中。血便が出た!と大騒ぎとなった事もある。家の女房なんて、其のことが苦になって、気分が落ち込み、非常に沈痛な訴えをしてきたことがある。彼女いわく、とうとう自分も終わりだ!と覚悟を決めたと思ったらしい。今でこそ笑えるが、その時の彼女は本当に落ち込んでいた。そうなんです、便器が真っ赤に染まるという表現が大げさではなく、本当に尿も真っ赤! とても驚いてしまうのです。
まア、そんなこと気にしない人なら、これはぜひ味わってもらいたい野菜の一つです。マヨネーズで食べると、その味に、どこかで味わった経験を思い出すはずです。それは、ヤングコーンの味にそっくり。食感も味もヤングコーンのような物で、一度食べると癖になる。そんな代物です。今度、スーパーで見つけたら、写真と一緒に紹介しようと思う。
今年も残すところ、あと二ヶ月。いや~ア、大変だ! むちゃくちゃ早く歳を取る!!!
年齢のことよりも、この毎日を大切に生きなきゃ!(と、年よりじみた会話であるが・・・・うちの利用者の皆さん、この僕が思っているのと同じ事を思って毎日を過ごしてるのでしょうね・・・・!きっと)
さてさて、今日は一日雨のつもりでいたのですが、真っ黒な雨を予想させる雲も多かったのですが、なんとか雨に打たれることなく一日過ごせました。遠くの山にかかる雲の帯から、日差しが筋になって舞い降りるような光景を見て、自然の大きさに改めて感動を覚えました。日いずる国である日本にふさわしいような情景に、今も昔も、空の色や雲の色などは変わらず、平安の時代に生きる人々も同じような空を眺めたのでしょう・・・・(最近、おかしいね!僕の文章!何か、変なもの食った??)
・・・・・秋ですから!少しは芸術っぽく!文章にも情緒を!と、態の良い言い訳を考えながら、その実、最近文章を書くことにネタが尽きてきた感のある「施設長の部屋」なんです。先月は特にブログ更新の回数も激減して、それにつれて閲覧者数も激減して、人って良くしってるなア~と一人焦りたくっている感じの毎日です。別にブログの更新を待ち望んでいる人は居ないのですが、少なからず読もうと言う気持ちになって、このホームページを訪問してくれる人たちの気持ちを考えると、書きたい。書き続けたい!と言う強い気持ちはあるのですが、いかんせん勉強不足で言葉が出てこない。そんな苦悩の日々をおくっています。
昨日の日曜日には、例によって今の自分の中の旬である韓国時代劇「イ・サン」を観て、其の番組の開始までを同じBSで、「映画音楽に乾杯」を観てたのですが、やはり音楽の素晴らしさにうっとり。僕も若い頃には学校をさぼって、洋画をよく観にいってました。同じ映画を5回も映画館で観たり、それなりに洋画が好きで、其の音楽が好きで、映画館を出る頃には、自分自身も映画の主人公に同化してしまって、感動に胸をいっぱいにして家路を急いだものでした。これまた、何度も書くのですが、僕の好きな俳優にスティーブ・マックイーンがリストアップされるようになった切っ掛けの映画が「華麗なる賭け」なんです。大富豪のマックイーンが大掛かりな泥棒を計画、それを追い詰める保険会社の調査官との攻防。彼にとってお金目的ではなく、ギャンブルの一つが泥棒。テーマ曲の「かぜのささやき」にのって、マックイーンがグライダーを操縦するシーンには、心躍らせて、僕の飛行機への憧れも、このシーンが基になっているのです。実際に自分でグライダーの免許まで取得しようかと真剣考えたものです。残念ながら当時に僕には、そんな大金用意できるわけも無く、そんな大きな夢ははかなく消え去ってしまいました。
子供の頃から音楽とは縁遠い環境の下で大きくなったので、ピアノも何も楽器演奏が出来ないのです。随分前に、バイオリンに憧れ、バイオリンを購入しました。一応、音は出るのですが、非常に耳に宜しくない音のレベルなので、それっきりバイオリンはケースから出ることなく、家の居間の飾りになっています。歌もそうですが、楽器を上手に演奏し、人に感動を与えることが出来ることって、本当に素敵なことと憧れます。楽しいときはもちろん、悲しいとき、寂しいときなどに、人々に勇気や希望を与えることが出来れば、それ程幸せなことは無いと思うのは私だけでしょうか・・・・?! 今日の空模様といい、音楽の音色といい、よく耳を澄まして、目を凝らして自然の流れを見つめるとき、自分の悩みごとなんて本当にちっぽけなものなんだ!と感じるときがある。