


僕の父親は認知症となり、太陽の家の一室に生活している。
三年ま(もうすぐ4年となるが)親父は伴侶を亡くし
その時を境にグループホームで暮らす身となった。
今では重度の認知症状で、毎日、傾眠状態が続いている。
今日は非常に珍しいと職員がいう程元気で、昼食後に顔を見に行った時には
すぐに目を開けて僕を認識した。
相変わらず意味不明の話題で、言葉も不明瞭ながら
久しぶりに息子の顔を見た感動をしきりに話そうとしているようだった。
父94歳、息子66歳。別の意味で老々介護の現場でもある(笑)
ほぼ一か月前くらいに、一時的に危篤状態に陥りかけ
医師の往診を受け、それなりに緊急的な処置を受けた。
在宅酸素も開始し、点滴も数日間継続して栄養剤を混ぜて投与してもらった。
その効果あって、初期の褥瘡も完治し、元気も取り戻してきた。
年齢も年齢だから僕としては父の「死」も覚悟した。
建前として順番にあの世に行かなければならない。
順番に逝くことが一番幸せなんだ!と分っていても
実際問題として、唯一残った自分の身内が逝ってしまうことに
少なからず抵抗がある。
抵抗と言うか、どこかで自分自身の支えとなっている父がいるわけで
この人の生存自体が、僕の心の重荷を支えてくれているような
そんな気持ちが、自分の中にある。
この人が逝ってしまうことで、全ての重荷を自分一人で背負わなけれならない
そんな状況に対する不安感が伴うのである。
この前のブログでも書いたように、僕は自分に課せられた壁や問題に背を向けることはない。
決して強靭な心をもっているわけでもなく、いたって普通の男としての自分も
どこかで父親の存在に甘えているところがある。
F-1日本GPの仕事を終えて一筆啓上後、全くの音沙汰なしの状態が続いていた。
この一か月、僕の周囲ではいろいろな事件が起こっていた。
一つ難題を解決すると、すぐにもう一つ!と言った問題、課題が生じてくる。
何とも言い難い、胃に穴が開く状況の中でブログなんて書けっこない・・・と甘えたこじつけの理由。
さて、この一か月の怒涛の流れの中で
僕が自分に言い聞かせながら、何とかつなぎとめていたものは
何事をやるにせよ、常に目の前には障壁は現れる現実に
どの様に対処していくのか・・・?
障壁や阻害因子は当然ついて回るもの!として受け入れる事。
次に、障壁や阻害因子は打ち破るために自分の知識や思考をフル活用すること。
焦らずに、多少のイライラは自らの経験値をあげるための試練と考える姿勢が大切であること。
次にあらゆる阻害因子に自分なりの優先順位をつけて対応することも大切である。
この順番を誤ると墓穴を掘ることもあり得る。しかし、自分の能力を過信しすぎると
こんな墓穴を掘る状況も過去に多く経験している。
それでも障壁や試練に決して背を向けない。
決して完璧な解決策でなくとも、とりあえず大きな波を縮小し、最終的には消波を目指す。
そんなことを考えながら過ごした一か月だった。
まだまだこのれらの障壁は続く、生きて活動している以上、どこまでも続く。
一つ事を起こすたびに障壁や阻害因子は現れる。
毎日がこんな連続だ!!
また、メルセデスの優勝で鈴鹿でのGPが終了した。
土曜日の台風19号に備えて、金曜夜から台風対策に奔走し土曜日一日、
鈴鹿サーキットは閉園。F-1チームの全ては一日中滞在先のホテルに缶詰め状態。
我々、運営スタッフは台風の最中も、
日曜の決勝レースに備えて準備と台風対策に普段以上に仕事した!
さて、そんな黒子の世界はともかくとして、
無事に決勝レースを終え一夜明けた月曜から普段通りの介護の業務に復帰。
一週間ぶりの事務所では、利用者の様態の変化が激しく激アツの夏から、
急激な秋への変貌に高齢者にはキツイようでうちの父ちゃんも体調を崩し発熱、
食欲不振の状態で私の留守中にはグループホームの職員さんたちには、えらい迷惑をかけたようだ。
父ちゃんに限らずとも、私自身、毎年、このF-1ウイークの疲労感は増加傾向にあり
疲労回復に時間がかかるようになってきた。
これが加齢と言うものなんだろうな・・・と思いながら
さて、来年のF-1に際しても業務依頼があれば二つ返事で出かけるのだろうな・・・と笑えてしまう。
この曲はロバータフラックが1973年にリリースした「Killing me softly with his song」
1973年、私は20歳。アメリカのカリフォルニアで花屋さんのアレンジメントフラワー等を配達する車の中で聞いていた。
V8エンジンのアメリカ車、サイズが一番重要で、それ以外なんの飾りもないベンチシートのピックアップ VANの
助手席に座ってラジオから繰り返し流れるこの曲を聴いていた。
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https://youtu.be/kgl-VRdXr7I
ここが、僕がお世話になっている美容院。
スターキーって名前で、夜になると赤のネオン管が光る。
50年代のアメリカをイメージしたショップだ。
この店のデザインも好きだけど、僕はここの大将が好き。
大正との交流も30年を超える。
お互いに歳とった、老眼鏡をかけないと見えない。笑
でも、この店に来ると、若かったあの頃を思い出す。
認知症の人にとっての馴染みの店。
馴染みの大切さを感じる。