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ブログ-施設長の部屋

2026/7/31
認知症道中膝栗毛 第○○話 番外編「段ボールの角に負けた施設長」

 

「段ボールの角に負けた施設長」

今回は「認知症道中膝栗毛・番外編」として、昨日の朝、私が起こした「表皮剥離事故」のお話です。

老化を嘆く話ではありません。
介護職だからこそ気づけたことを、少しでも皆さんにお伝えできればと思い、恥を忍んで書いてみます。(笑)


昨日の朝、送迎前に「のこぎり」が必要になり、施設裏の倉庫へ入りました。

倉庫の奥の棚に置いてあるのこぎりを取ろうと、手を伸ばしたその時です。

もともと整理整頓が得意とは言えない倉庫ですから(笑)、棚の周りには段ボール箱や資材が積まれています。

その中の一つ、段ボール箱の角に右腕を軽くぶつけました。

「イテッ。」

その程度です。

大したことはないと思い、そのままのこぎりを持って事務所へ戻りました。

すると看護師が、

「施設長、その腕どうしたんですか?」

と言うのです。

見てみると、腕の皮膚がめくれ、血がにじんでいました。

その瞬間、思いました。

「ああ、自分も、利用者さんの年齢に少しずつ近づいているんだな。」

介護の仕事をしていると、

「利用者さんの皮膚は本当に薄い。」

そう感じる場面が何度もあります。

ドアの縁。

ベッドの柵。

そして段ボールの角。

ほんの少し擦れただけで皮膚がめくれてしまうことがあります。

頭では理解していたつもりでした。

でも、本当の意味で理解したのは、自分の腕で体験した昨日だったのかもしれません。

介護の現場では、利用者さんから教わることがたくさんあります。

今回は、自分の腕が先生でした。

年齢とともに、皮膚は自分が思っている以上に薄く、弱くなっていきます。

だからこそ、「これくらい大丈夫」という思い込みが、一番危ないのかもしれません。

利用者さんへの環境整備や事故予防はもちろんですが、自分自身も大切な介護資源。

段ボールの角ひとつでも、油断は禁物だと身をもって学んだ朝でした。

ちなみに処置は、ティッシュで血を拭いてバンドエイドを一枚。

看護師には「ちゃんと処置してください!」と叱られそうなので、この話はここだけの秘密です。(笑)

 


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