虹の丘グループホームでは、認知症の人を支援してくれるスタッフを募集しています。
認知症の人の支援は遣り甲斐がある。
認知症の人の支援は楽しい。
僕は認知症の人が笑って生活してもらうことを目指しています。
自宅ではない日ループホームに連れてこられて、今日からここに住まいするんだよ!と言われても納得がいかない。
認知症の短期記憶が障害を受けても、自分が生活してきた「家」は忘れることができない。
帰りたい!は当然の気持ち。でも、いつか近いうちに、この人たちに家では感じない良いものを味わってもらい
家に帰らなくても十分満足と思ってもらえるよう努力する。
これが成功した時、これは すごいやりがいを感じますよ。
今、虹の丘グループホームでは、全ての人が自立しています。
ただ、頑なに自分の置かれた変化に戸惑っています。
僕は、こんな不安な毎日を過ごしている人たちに、もっと楽しい世界の存在を知ってもらいたい。
そんなことを願っています。
こんな施設ですが、一緒に働きませんか?
興味ある方は、施設見学や相談会はいつでも結構です。
虹の丘の玄関を押してください。または、お電話ください。
電話番号:059-324-5519
部屋の本棚を整理してると、CDの棚に古いCDウオークマンがあった。
購入年度も分からない代物だ!
バッテリーを新しく入れ替え、CDを放り込めば
シッカリと音が出る。
今では、携帯に何万曲も音源を保存できる世の中に
一枚のCDを入れて音楽を聴く。
レコード盤をターンプレーヤーに載せて音楽を聴く。
そのレコード盤がCDに変わっただけのシステム。
レコード盤なら振動や傾斜に対して弱いけど
CDの場合は、ケースごと持ち運べるし、多少の振動には強い。
そんな時代に、このCDウオークマンは便利だった。
でも、一番の難点は、プレーヤーと共にCDを何枚も持ち歩かなければならない。
このCDウオークマンをお供に、御在所岳に登ったこともあると記憶している。
あの当時は、CDを簡易ケースに複数枚入れて持ち歩いていた。
今思えば、「そんなかさ張る」ことを、わざわざやっていた。
懐かしいこともあったが、これが結構いい音だ!
古くって面倒な代物だけど、それはそれなりに良いものでもある。
今日は、このCDウオークマンでトニー0ベネットを聴きながらブログを書いている。
どうも職員が気を利かせて僕の誕生日を祝いに来てくれたらしい・・・
胸のポケットに忍ばせた煎餅を取り出して、僕にくれるかと思いきや
「有難う!」と言って、自分のものにしてしまったのには笑えたけど・・・
お返しに「近江八幡のたねや」の水ようかんを食べしてあげたら
「これ、まずいの~う!!」と言って半分しか食べなかった。
日によって味覚が変わるらしい。先日は同じものを食べて「旨い!」と言っていたのに・・・
夏が終わるにつれ陽が短くなりつつあるが、まだ外は明るいので
散歩でも行くか?!と親父を連れて裏の田んぼ道を散歩しに行った。
途中でうちの田んぼは何処やった?と聞くと、あっちの方や!と的確に方向を指さす。
親父が示した方向へ車いすを押しながら、今度は数ある田んぼの中から我が家の土地の場所を聞いた。
その時に指さして示した場所、それが今回写真に収めた場所であり
ボケた親父が指し示す田んぼこそ、うちの水田であった。
親父は「もうあまり覚えてないけど・・・」と呟きながらも
何となく理解できているんだな・・・と思って少しうれしくなった。
そろそろ暗くなってきたから帰ろう!と親父の車いすを押しながら
「この景色、懐かしいな~ぁ」と言う親父に
僕は親子水入らずの時間を楽しんでいる気持ちとなった。
今日、実家を覗きに行った。
実家脇の小道に咲き誇る彼岸花
雑草に覆われて、随分と長い間誰の立ち入りもない路地に
真っ赤な花が帯になって咲いていた。
昔、こんなところに彼岸花が咲いていたなんて知らなかった。
如何に自分に風情を味わう余裕すらなかったことが感じられる。
思わず携帯電話のカメラで撮影してしまった。