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ブログ-施設長の部屋

2009/7/16
日本の交通事情

これは日本だけに限らず、昨今のドライブマナーの低下は底知れず悪化傾向にあるようだ。日本の場合は特に道路事情も悪く、道路自体が入り組み、狭く、曲がりくねっている。太陽の家の前の中央道路は広く、直線的ではあるが走りにくい道である。走りにくいとは、とても危険な道路であり油断していると飛び出してくる車両と接触したり、急に右左折する車両に追突したりする危険性を含んだ道路である。

 また、私たちのような通所介護事業所は朝夕の特定の時間帯(それも通勤ラッシュにかかる時間帯ということで、一般車両にはいろいろとブーイングが出ているところでもあるが・・・)に大きなワンボックス車両を住宅街の狭い路地などを走り回っている。そして、この狭い路地に大型ワンボックスは非常に運転に注意が必要で、一つの角を回るにしても何度か切り返しをして、ようやく通過していく。そんなサーカスのような運転を余儀なくされている。

 しかし、今日の話は、そのようなドライビイング テクニックの話ではなく、こんなにも狭い、入り組んだ道路事情の中を緊急要請がでて急いで現場へ急行する救急車や消防車の話である。

 仕事でもプライベートでも車の生活の多い自分がよく目にするのは、救急車が優先されていない今の交通事情のことである。運転免許試験では緊急車両がサイレンを鳴らして接近する場合、運転者は車両を速やかに減速し左の路側帯に寄せて停止しなければいけない。と習ったはずですが、このようなルールを守っている運転手さんを見たことがない。特にひどいと感じるのは、交差点に進入しようとする救急車がいても、交差点の信号が青だからか、急いで交差点に入り救急車の前を横切る車両が多いことである。言ってみれば、緊急車両が交差点入り口で、通過車両の通り過ぎるのをサイレン鳴らし、赤灯まわして待っている姿があるわけだ。

 暴走族も爆音鳴り響かせて威嚇はするものの、往来の激しい交差点では一旦バイクを止めて安全確認をしたのちに赤信号無視で交差点を通過していくが、緊急車両のように赤信号を無視できる立場の車両までも、暴走族と同じように交差点で足踏みすることがある。これはどうなんでしょうか? 私たちの職場も緊急を要する体調変化の起きやすい高齢者がたくさん生活を共にしています。一刻一秒を争うような緊急時に救急車が何よりも優先されない道路って最低のマナーと思う。

 救急車に自分が乗せられて病院へ搬送される時に、道路事情が悪くって助かる命を捨てることとなるかもしれない。と考えれば、もう少し対応も変わることであろう。

 先にも書いたように、高齢者バスや幼稚園バスなどが朝夕の通勤ラッシュ時に道路を走ることに腹を立てるドライバーや、横断報道をあるく人を煩わしい存在と思っているドライバーもやさしさや思いやりのかけらもないエゴイスティックな人間としか言いようがない。少し昔に交通標語の中でこんなのがあった。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行くの?」

 サーキットでレースをする中にもいろいろなルールが存在する。一定のルールに従ったうえでお互いのドライビングテクニックやスピードを競うのがモータースポーツと言われるもの。ルールを無視して、自分自身が最優先の道路事情は品祖な国民性の証拠のようなものだ。

2009/7/16
毎朝の自由な散歩

グループホームは、認知症のお年寄りが一人で生活するにはいろいろな問題があって不都合。それならば、認知症の人だけに特化した専門の施設で共同生活を行いながら、共に助けあって認知症の進行を少しでも遅らせる、また、専門職の適切なケアの元で安心した生活がおくれるように造られた施設です。認知症を患うことには記憶に障害を抱えることが大きな問題となり、外出しても家に帰れなくなったり、行方不明になったりして大きな問題に発展することもあります。

そのような中で、太陽の家では、入居者の方々だけで朝方の散歩を勧めている。当初より入居者の一部の方から外出の要望が高まり介護する側からみても、同じ敷地内だけの生活は、あまりにも悲しくわびしいものがある。と言う判断で時間の許す限り、職員が同行し外出を行ってきました。私自身も時々、お散歩にお付き合いしていたのですが、私たち職員が同行するお散歩の場合、入居者さんは全ての決断を依存してしまいがちでした。例えば、お散歩ルートの決定、道路を横切るタイミング、休憩を取るタイミングやお散歩の距離等について、入居者さんの気分は二の次に成りがちでした。

そのようなお散歩を見つめながら、湧いてくる疑問は、自分で行き先も決めれない散歩を散歩と呼べるのか?という疑問でした。これは「散歩」ではなく「歩かされている」のではないか?という疑問になってしまうのです。

認知症=記憶障害=帰れない=交通事故 or 転倒骨折などなど・・・

単独行動に潜む数々の課題を考えると非常にリスキーなお散歩です。大切な人たちをお預かりしている施設としては、事故を起こしてしまってはご家族に申し訳ない。また私たちの社会的な責任問題にも発展しかねない問題に直面することとなるのですが、私は敢えて入居者さん主体のお散歩を選択しました。つまり、職員の引率ではなく入居者さんだけで外出し帰宅する「お散歩」です。

先にも書きましたが、いろいろなリスクを想定すると決断は鈍りましたが、まずご家族に相談しました。それと、入居者さんの半単独行(入居者さんの後ろから一定間隔の距離を保ちながらお散歩を見守ることです)を見ながら、安全確認を行い、実際に交差点や道路横断の仕方や赤信号で停止したり、細かな確認動作をチェックしました。この半単独行を何度も確認し、ある程度の信頼を得るようになってから次に入居者さんだけの外出を行いました。

また同時に、私どもの施設の周囲には商業施設が多く、これらの店舗にも状況説明を行いました。もしも、お年寄りが道に迷っていたり、交通事故の危険性が見受けられる場合には施設に一報いただけるように協力依頼を行いました。

次に、もしもの時のために外出される方には、施設名称、電話番号と住所を記したIDカードを首からかけていただくようにしました。もちろん個人名は記入しておりませんが、施設に入居される人であることが分るようになっています。

ここまでのステップを踏んで、ようやく入居者さん単独のお散歩は実現しました。最初は2名の方がお散歩されていましたが、今では3名の方がお天気さえ良ければ毎日外出されます。また、もうお一人が、つられて散歩グループに入りそうです。

僕は、認知症になって施設に入所すると同時に、部屋の中、施設の中だけに閉じ込められる生活だけを強制したくはありません。立場を変えて自分自身に置き換えたとっすれば、恐らく強烈なブーイングの毎日になってしまいそうです。

自分自身の思うように、思う場所へ、自由に出かけることができない生活。そんな動物園の檻の生活は人間の生活ではないと思います。

2009/7/15
渋谷から新宿をのぞむ!

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 仕事というより、自分自身の介護スキルと知識の向上を目指して上京する機会が多い。昨年までは研修会場が代々木で準備されることが多かったので、宿泊は渋谷を定宿にしていた。この写真は、その時にホテルの高層階から撮影したものであるが、眼前に109ビルやUCカードの建物、その先に大きな緑色の森(これが代々木公園=東京オリンピックの時のオリンピック村があった処)、その先に新宿副都心の高層タワーが見える。都庁をはじめ高級ホテルや大手企業のビルが連立している。昼も夜も道を歩く人の数が変わらない街。たまに夜眠れない時などに窓から外の景色を眺めてみると、深夜の2時、3時でもたくさんの人が歩いている。東京に住む人々は寝ないのか?!と思えるような・・・

先日の東京では、学友たちと深夜まで食事しながら話し込み、飲んでもいないのに執拗に激論をかわしたりしていた。学友と言えども、みんな年くった連中ばかりで、僕と年齢にあまり差のない連中で、とても気さくな者たちです。

わざわざ交通費をかけてまで上京するには、それなりの理由がありますが。その理由の一つに、みんなと飲んで食べるに事欠かない幅広いチョイスがある。その時に集まってくる顔ぶれをみて、何を食べるかが決まる。田舎だと、誰が来ようと、どういう気分だろうと、行く先は少なからず限定されてしまう。それが、東京だと、その時のメンバーや人数や予算に応じて選ぶことが可能になる。洋食と言いながらイタリア料理、フレンチ、トルコ、スペイン、アメリカ・・・など兎に角、いろいろなものが存在する。

まァ、東京は広く、大きく、豊富である。日本のすべての富と力が、この街に流れ込んでいる。

2009/7/14
Global Worming!

Global=世界的な   Worming=温暖化

地球規模の温暖化傾向を英語で表現するとこの言葉となります。グローバルウオーミングって聞いたことがあると思いますが、今日、カリフォルニアに住む友人との会話の中で、この話題で盛り上がりました。盛り上がったという言い方は、非常に不謹慎ながらも、熱く語ったと言う表現の方がふさわしいかもしれません。ままま・・・そんな事はさておいて、カリフォルニアでもサンフランシスコに近いオークランドに住む友人の話では、ココ数年、夏の気候変動が激しく、冷夏や突然の豪雨、逆に蒸し暑くなったり過去に例を見ないような気候の変化が多発しているそうです。サンフランシスコは霧で有名な街ですが、気候的にも年間を通じて日本のような寒暖の差の少ない、結構過ごしやすい土地なんです。そんな地域でも、エルニーニョ現象やらの影響を受けたり、世界的な温暖化傾向に地域の気候変動に住民自体も困惑しているといった内容の話でした。

年をとると、気候の変化は体調の維持管理に厳しいものがあります。今日の三重県も梅雨も開けていないのに、尾鷲で38度の気温を記録したと報道されていました。このまま、真夏を迎える時には、いったい何度まで上昇するのでしょうか?

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先にも書きましたが、年寄りは急激な温度差に順応するには、若者に比べると長い時間を要します。若者なら炎天下で汗をいっぱいかいても、冷たい水を飲んだり、扇風機の風にあたれば、ある程度の体温調節は可能です。しかし、歳をとると、そのような急激な体温調節ができにくくなります。また、体内の水分保有量も若者に比べると少ないのですから、簡単に脱水症状に陥りやすくなります。夏は水分をたくさん取って熱中症に気をつけましょうと、昨今のテレビで呼びかけられますが、お年寄りは水分だけでなく、充分な睡眠と十分な栄養補給にも気をつけてください。一日中、空調管理された部屋の中で過ごすことは悪くはないのですが、もっと健康に生活するつもりなら、本当に暑い時間帯だけのエアコンに頼る。多少は外気と接する時間を長く持つように心がけていたでければ、尚のこと健康的かと思います。

これは、高齢者ばかりではなく、若者にとっても日中の炎天下で我慢比べをする必要はありませんが、夏は適度な汗をかくようにした方が良いのですよ。世界的な温暖化傾向にある気候変動の中、私たちを取り巻く自然環境は変わりつつあります。自分の体調を崩さないためにも体温調整にはもっと神経を使う必要はありそうです。

2009/7/10
忙しい時には、またまた複雑な出来事が発生します。

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忙しい時になんで・・・・?と叫びたくなる時って経験ありませんか?

今日の私がそのような状況に陥り、あまりのドタバタに脳の血管が切れそうで非常に慌ただしい一日となりました。こんな時には、温かいホットミルクなんぞをいれて、ゆっくりと時間をかけて飲んでみれば多少ですが心にゆとりは生まれそうです。

ムンクの「叫び」という絵は有名ですが、本当にあの絵のように、頭を抱えて「ひぇ~~~!」と叫びたくなるとき、貴方ならどうしますか?またご意見を聞かせてください。


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