太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2010/8/6
煙たい存在の高齢者へのすすめ。

うちのデイサービスを利用される高齢者の方々をみて、いつも思う事がある。それは、一応にして、高齢者の大半が好かれるタイプのお年寄りである点である。おそらく、この年代の人たちは(私の親を含め)舅姑にいじめられ、それらに耐えて生活を継続してきた世代の人達であり、その経験が自らの反面教師となって「不平」「不満」「小言」を押し殺すように考えるようになったと言っても過言ではないと思えるのです。爺さん、婆さんが若い者に早くから遠慮した生活を強いるようになって、その分、若者の学ぶべき社会的な常識を教える人がいなくなった。また、同時に、大事に加護されるようになった高齢者は、自分自身の目的と将来設計を若者に依存するようになった。全て、若い者が取り仕切る。言うなれば、若者任せ! それで自分の人生に支障をきたすとしても寡黙になる。 自分の将来を(余生を)子供に任せるスタンスは、独自性を失い、個人の能力の低下に結びつく。また、極端な場合は、家族関係の希薄さから、この世に存在しなくなっても誰も気づかない。そんな時代が今なのです。

 高齢者は人生の先輩として、豊かな経験に支えられた重要な社会資源である認識は、今の社会からは消え去ろうとしている。シルバー人材センターの活用で、高齢者に一部ではあるが仕事(出来ること)を実施していただく社会的な連携をもっと、住民と共に活用していく社会的な思いやりが不可欠であると思うのです。しかし、錫年層へのマナー教育や者気通念の研修に抜擢したとして、果たしてその効果は期待できるのか?と問えば、そこには過度な遠慮が生じ、若者の成長を促す事が出来ないまま終わる可能性も強い。

 誰しも、人から嫌われる事は忠告したくは無い。なにも抵抗せずに相手の話に傾聴し、何でもかんでも受容する姿勢を続ければ、少なくとも人から煙たがられる事は無い。しかし、そんな個人的な理想論だけで、これから先の困難な時代に今の若者や社会が生き残れるのか?と考えた時、答えはどうなるのでしょうか? 

 僕は、いつまでも煙たい存在として、この社会に生存したい。小言ばかり言って、若者を困らせてやりたい。僕の死後、みんなが「ようやっと、逝ったか!」と言われるとしても平気さ!ドンドン悪者になって、将来的に強くたくましい次世代を担う人を育てることに集中したい。

2010/8/5
チーズの味わい方。

1211040004-3.jpg12-0261259012606l-thumb-308xauto-5780.jpgミラノ サラミのスライスミラノ サラミのスライスエメンタール チーズエメンタール チーズ

僕はチーズが大好きなんです。特に臭いチーズがこの上なく好きなのです。

最近、血圧も高く、肥満になりつつある自分としては、チーズを楽しむこともはばかる状態となってきているのですが、それでも、やはり好きな物は好きで、食べたくて仕方が無いのです。うちの職員さんは、僕が毎日、夕食の材料を買いにスーパーへ行っていることを知ってますが、其のスーパーで一番時間をかけて眺めているのがチーズのコーナーです。あまりチーズのような脂肪の塊を食べ続けると、脳梗塞や脳血栓などが恐ろしいのですが・・・・・まア、とにかく、チーズの何が旨いのか?について書いてみたいと思います。

まず、僕の一番好きなチーズはエメンタールチーズ(スイス) 芳香なにおいと食べた瞬間の苦味、それから徐々に口中に広がる胡桃のような味が好きな理由です。このスライスと一緒にミラノ サラミの薄切りを食べる。こんな幸せな瞬間は無いほど!最高に美味しい。 このチーズが受け入れられないとすれば、苦味の部分でしょう。しかし、ミラノ サラミは少しだけ酸味のかかったサラミです。そのサラミの味と、このチーズの味が融合して、口の中いっぱいに広がります。

 次に、イタリアのゴルゴンゾーラ チーズがうまい! フランスのブルーチーズと同じで青かびのチーズです。ピザやパスタのソースとしても使われるチーズですが、これはまた、臭い! この臭さがなんともいえない食欲をそそるのです。また、このチーズも結構塩味はきつく、口に入れると塩の味が一番に感じることとなります。また、食べている中で、少しづつですが、石鹸を食べているような味が伝わってきます。フランスのブルーチーズに比べると、イタリアのゴルゴンゾーラは臭みが少ないのですが、それでも慣れない人にはキツイ一品かもしれません。 僕は、このゴルゴンゾーラとマヨネーズ、生クリームを使ってクリーミーイタリアン ドレッシングを作ります。

 ピザなどのトッピングに使うには、とろけるチーズなど市販品のシュレッドした物を使いますが、ゴーダチーズは、オーブンで焼くととろけます。このチーズも食べると、少しですが苦味を感じます。

 写真の中でも紹介しているチーズですが、サンタンドレという白カビで覆われたカマンベールっぽいクリームチーズです。口に入れるとバターをなめているような風味が伝わってきます。値段的にも高価ですが、少しだけ切って、リンゴのスライスやドライフルーツと一緒に食べると美味しいです。

 先ほども紹介したように、ドライフルーツと一緒にチーズを食べるのは、イタリア料理の中では一般的です。ほんの少しづつ、ドライフルーツのかけらとチーズを少し、口の中に放り込んで、赤ワインでも飲めば最高に幸せな時間がそこにあります。僕もイタリアンで食事するときには必ず、チーズの盛り合わせとサラミや生ハムの盛り合わせを注文します。そして、美味しいワインをなめながら、楽しい会話をして食事を楽しんでいます。こうやって書くと、すごくリッチな生活のように思えるでしょうが、私たちが注文するワインは、それほど高級なワインではなく、一本3~4千円程度。昔の学友と久しぶりの再会を懐かしんで食事を共にするときは、こうやって安いワインをボトルで買って、チーズを肴に数時間、語り合うのです。こんな楽しい時間が、チーズとワインには存在します。

2010/8/5
情報社会の恐ろしさ。

 最近の報道で、地元出身の女性がネグレクトから幼児を死なせた事件がある。とても悲しい事件である。子供に恵まれない自分としては、非常に寂しい、悲しい、事件であった。その時を想像すると見に詰まされる思いである。子供は、何不自由無く育っていくものだという意識は、楽観的発想で稚拙な考え方である。爺さん婆さんのお世話する以上に手をかけ導いてやる必要があるにもかかわらず、全ての親が、そのように考えてくれない点で問題は拡大しているように思う。まあ、ここでは、その様な幼稚な大人たちの行動については触れないで、その様な事件を起こした以降の情報流出と家族に及ぶ風評被害について書いてみたい。。

 この問題を起こした女性の親について、早くもネット上では色々と細かな情報が独り歩きしている。父親の職業はおろか、離婚暦や生活状況など。本当に細かな情景が浮き彫りとされている。事件を起こしたのは娘のほうであるにもかかわらず、其の父親までが犯罪者のごとくネット上で裁かれている。裁かれていると言うと語弊を招くかもしれないが、実際、裁判官でもない一般人がネット社会の中で、勝手な評価を行い、この事件の裏の情報を元に事件に至った要因を論じている。これは、個人情報も何も、まったく関係なく配慮される思いやりも無い、非常に冷淡で非人間的な行為がネット社会の中で行われているのである。

 インターネットは、その人の顔の見えない、所在も明確ではない、形の無いものから発信される割りに、大きな影響力を持つ。つまり、情報源のいかんに関わらず、読んだ人は、それらの情報を信じてしまうことが危険だと思う。どこかの雑誌に書かれていたが、『日本人の悪いところは、情報を鵜呑みにしてしまう。なぜ?どうして?と言うことを考えて理解しようとする姿勢にかける。』とあった。確かにそうである。人の言うことを非常に単純に真に受ける。そして、其のネタが、またチェインメールのように情報として他人に流されていく。時には、真実でない飾りまでついて・・・・

 確かに、子供の育て方、指導の仕方に間違いはあったかもしれないが、一つの凶悪事件で、家族全員が社会から罪を負わされることはいかがなものか?日ごろより、自由と権利を主張する人々が多い日本の社会の中で、この点だけは特に封建的で嫌らしい性分を感じてしまう。巨悪事件を、この世から根絶するには、一族全員を同じ穴の狢と裁くのではなく、事件の根本に潜む社会のほころびを埋める作業を社会が行っていかないと、結局のところ同じような事件は必ず起きてしまう。其のたびに、何の罪も無い子供たちに被害が及ぶのであるならば、私たち大人の行く末は危ない。

2010/8/4
リハビリを兼ねたゲームの後に・・・・

dsc03476.JPG

これは何をしてる写真家と言うと、今日の午後、新聞紙を使った橋渡しゲームを行った後、使用済みのボロボロの新聞紙を利用者の皆さんと職員が片付けていたのです。 新聞もリサイクル資源の一つですが、これだけボロボロになると、リサイクル資源と言うよりは可燃物ゴミ。どうせゴミになるなら、もうひと働きしてもらおう!と、利用者の方々に思い思いの大きさに切って、子供の頃のように紙吹雪遊びをしました。自宅ではいい歳してとか、狂った?!とか誤解されやすいのと、大人の仕業とは思えないような、ストレス発散を試みました。いつもは、気品正しくまじめな顔をしてる人も、この紙ふぶき遊びでは童心の顔に戻っていました。個人情報の関係でネット上に、満面の笑顔の利用者さんを紹介できないのが残念ですが、普段、できないことをやる。それが面白かったようです。そして、後片付けは職員だけで行う予定が、利用者の方々も掃除に加わっていただき、床に散らばった新聞紙の切れ端を集めてゴミ袋につめてくださいました。

 今回の思いつきで始めた紙ふぶき遊びですが、今後、実施するに当たり注意すべき点があります。其の一つは、一部の利用者の方(非常にまじめで固い性格の利用者)には不適切な遊びである。これは、認知症の有無は関係なく、其の方の性格による部分が大きく、遊び感覚として受け入れができない。今日も、最初から散らかした紙ふぶきを一人で丸め始め、紙ふぶき作りを楽しんでいる他者に叱責を浴びせかけた。咄嗟の判断で、其の方を輪の外に出したが。本人の感情を逆なでするような行為に混ぜてしまった私の行動が軽率だったかもしれない。

 第二の問題点として、遊びを終えて利用者共々紙くずを拾い集めていた時の様子から、この遊びを喜ばれた方々は、後片付けにも積極的に参加されたのです。床に落ちた紙くずをかがみ腰姿で拾い集めてくれました。これは、注意しないと前方に向けて転倒する恐れがあるなと感じました。僕は、多少のリスクを負いながらも、ゴミを拾う行動は、自立支援の一環としてどんどん実施すべきと考えています。ただ転倒するリスクがゼロではない限り、後片付けには、それなりに熟練した職員の見守りのもとで行われないと危険であると考えられます。この遊び自体は、椅子に座ったままで実施するので転倒は無いはずです。しかし、後片付けは椅子から立ち上がって行う以上、十分な見守りと危険予知が必要となります。

 第三に紙くずが車椅子利用者の背もたれとの間に入り込み、そのまま綺麗に掃除しないと、紙くずを自宅まで持ち帰ってしまいます。遊んだ後は、手の汚れ、髪の毛の乱れ、衣服の隙間などに汚れや紙くずなどの付着に注意が必要です。そう考えると、楽しいお遊びも神経を使います。でも、この遊びの最中の利用者の方々の顔つきは、子供の頃の顔に戻っていますよ。

2010/8/3
白い服は着ることなかれ!

 僕は服の色で一番好きな色は白です。真っ白の色ほどさわやかで夏の季節にピッタリと言うイメージをもっています。ポロシャツでも白が好きです。カーキ色とか乳白色の白でもなく、真っ白な色が好きなんです。でも、白は洗濯を繰り返すうちに黄ばみ、薄汚れてきます。仕事着としても白が大好きで、最近の暑さに、やはり「白」は、涼しくみえるし、汗を想像させない点で、僕にとっての優れものなのです。しかし、白は汚れやすい。一日中着ていると、人間って本当に色々なモノにぶつかりながら生きているんだなアと言う事が分かるほど、色々汚れてしまうのです。また、僕の場合は、食事のたびに、なぜか汚してしまうのです。子供のように食事の仕方が悪いのでしょうか?

 今日も刺身を食べていて、箸でつまんだ切り身を、端から滑らせてお醤油のはいった小皿にダイブさせてしまいました。お陰で僕の真っ白なシャツには、醤油の黒っぽい水玉模様が胸の部分に飛び散ってしまいました。また、一昨日は、太陽の家にてスイカを食べたのですが、やはりフロントに二か所程「シミ」を付けてしまいました。パスタ、特にトマトソースのパスタなどは、ハンカチを首元から垂らして食べないと、絶対と言っていい程、胸元を汚してしまいます。

 これは、僕の食事を食べる方法が悪いのでしょうか?それとも、僕の口が欠けているのでしょうか????

やはり、そこまで気をつけながら食事をするのは、食事を味わう以外に余計な神経を使ってしまいがちで、それこそ、食べた気がしない!と言う本末転倒な場面もあります。食べることが大好きで、パスタを好んで食べる僕です。なんとか、シャツにソースのシミを作らなくとも食べ切れる様な技術が必要とおもいます。


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