太陽の家

  • ホーム
  • 太陽の家とは
  • 施設のご案内
  • サービスのご案内
  • ブログ-施設長の部屋

ブログ-施設長の部屋

2010/9/28
太陽の家流 回想法

50_img01.jpg

デイサービスの中で使おうと思って、昔懐かしい電化製品の写真を求めてネットサーフィン(こんな言葉は、今時は使わないのかもしれないけど・・・)洗濯機を探し当てた。ついでに、日本の戦後の年表も調べながら、利用者の方々との話題つくりを模索しているなかで、この時代とは、私の生まれた時代であり、ちょうど日本は戦後の建て直しの最中に勃発した朝鮮戦争による軍事物資の特需に沸いた時代。

 『神武景気』と呼ばれる経済成長真っ只中の時代に、三種の神器として、日本人の家庭に普及し始めた白黒テレビ、洗濯機、掃除機の三点が富の象徴のように扱われた時代に生まれている自分である。この写真の洗濯機も1953年製の国産洗濯機の写真を、あるネット上のページから拝借してきたのだが、我が家にも同様の洗濯機があった。おまけに、この1953年は、日本で初めてテレビの本放送が始まった年で、それから、かなりの年月を経て我が家にもテレビが設置された。僕が小学校の低学年のときに始めてテレビが届いたように記憶しているので、やはり、テレビの放送が開始されてから10年程度はかかっていたようである。

 話がそれてしまったが、これらの古い写真などを使って何を企てているかと言うと、一つは『 回想法 』を使った話題づくり。もう一つは、皆さんの記憶をたどって、懐かしい古き良き時代を考え、思い、そして、今の文化や社会と比較し、どれほど日本の生活レベルが向上したかを語らいたい。この神武景気の時代は、太陽の家の利用者の皆さんがちょうど青春を浮かしている時代。時代はまだまだ今に比べると、不便な時代でモノが不足傾向にあったと思うが、それでも一番輝いていた時代ではないかと思う。人生の中で一番エネルギッシュで、それなりの色気も持ち合わせて居た頃だと創造する。そんあ人生最大の時代を思い起こすことは、昔を懐かしむだけで、今の自分の老いた姿を再認識するようで逆に辛いかもしれないと言う違憲も聞くときがあるが、僕はそうは思わない。自分の人生の一番すばらしい時を振り返るとき、どうしても第三者に自慢したいと思う。そして、其のj台の話をすることによって、今まで社会から取り残されてきた感情は、ことさら「まだまだいけるぞ!」と生きる自信につながっていくのではないかと考える。

 前回、利用者の皆さんの古い写真を投影しながら、昔話に花が咲いたときがあった。一応、全て準備した写真を投影し終わって利用者の皆さんと話をしたとき。本当に楽しそうな輝いている目であったことを思い出す。全ての利用者の方々に共通して見られる状態ではないけれど、少なからず半数の利用者の生き様に有る程度の影響を与えることが出来たと自負している。

 認知症でもない、単なる高齢に伴う物忘れとして我々支援する側が信じてあげることが、一番重要な要件かとも考える。歳をとっても、まだまだいける!この気持ちに利用者の皆さんがなってくれることが一番の目的である。今、そう考えながらデイサービスの中に 古い昔話を復活させようと企んでいる。

2010/9/28
今夏、猛暑の影響?!

dsc03818.JPGdsc03819.JPGdsc03816.JPG

写真は上から「のうぜんかずら」の葉っぱの変色した写真。 真ん中、大きく成長できずにミニチュアサイズのトカゲ、ゼラニュームの白色化した葉っぱの様子。

今年の猛暑には、太陽の家植栽担当としては、非常に神経を使い、朝夕に限らず草花の様子を見つつ水やりを定期的に行ってきました。特に上の写真のゼラニュームに際しては、結構気を使ってきたつもりですが、株は成長しないばかりか、葉っぱも白く変色し花数も少なく、とても重篤な様子となりました。 のうぜんかずらなど、葉先が黄色に変色し、おまけに葉っぱの肉厚も普段よりも厚く、やはり高温と強烈な太陽光に、植物も人間以上にへこたっていたようです。

 このトカゲも、写真で見ても小さく見えると思います。レンガの上に乗っている姿から全長が3センチ程度に見ていただけるかと思いますが、とても小さく、ミニチュアサイズのトカゲも、夏場の酷暑の最中には餌となる昆虫も捕まえる気にもなれず、それこそ水を求めて湿った地面に身を伏せっぱなしの状態で過ごしたのでしょうか・・・?

 この夏は、本当に異常な暑さで、ペットにも熱中症が出るほどの超危険な状態でしたが、太陽の家の利用者の皆様は特に大きな体調の変化もなく過ごしていただけましたので、取り合えず人安心です。異常気象が人為的な無計画な開発や資源の無駄使いから発生してくることは、少しづつ一般の市民レベルに浸透はしてきたものの、さて、実際に毎日の生活の中で自分自身の欲求を押さえてて、環境に優しい活動をしているかを考えると、大きな声で自信を持って『 ハイ! 』と言いきれないのが残念です。 十数年前に鈴鹿市の商工会議所青年部の発行する機関誌に、環境問題について文章を書いた事があります。今、世間で常識的に叫ばれているような内容で、CO2の排出量の制限やら、石油製品の及ぼす影響などについて書きました。この時の機関誌は、全国の商工会議所のコンクールで何かの賞を頂戴したのですが、今思えば、あの当時から地球温暖について考えてきて、自分は環境に優しい生活や事業展開をしているのか?を問う時、自信がないのが残念で仕方ありません。

 そして、日本福祉大学の講義の中でも、資源問題の与える貧困社会の問題について学んできたのですが、だからと言って、自分自身の生活に直接大きな影響も見えない部分に、何かの支援や協力すると言う難しさを知ったようにも思います。自分の興味のないもの、それだけではなく、自分に確実に降りかかる状況がみえない中で、その影響力を想像し予防することの難しさを知ったように思います。今、太陽光発電システムが補助金を受けて、沢山の家庭に浸透していこうとしています。太陽の家でも昨日、三井ホームさんの太陽光システムパネルの設置に関する経済的、環境的効果をシュミレーションしてもらいました。まだまだ、投資に対するメリットには20年程の時間長必要です。投資対効果を考えると、たとえ環境に優しくても、そこまでの投資をする前に職員に分配すべきではないか。とか、いろいろな直接的影響力の方に目がいってしまいます。

私達の住む世界。この世界を子供たちや孫たちの代に引き継いでやらなければいけない。そんな時に、今を考えていて良いのか?という大きな課題に悩むところです。

2010/9/25
自慢ではないのですが洗濯をします!

僕は、炊事洗濯をするんですよね!って、別に自慢ではないのですが、最近の男性では珍しくもない存在で、沢山の男性(特に中年男性が奥方に代わって炊事洗濯に掃除までこなす人は多い)に見られる『軟弱性』みたいなところがあるのです。洗濯なんていっても、昔の手洗いに近い洗濯ではなく、最近の洗濯機は超優秀で、ドラムの中に洗濯物を放り込んでスイッチ『 ポン 』で、時間が来れば脱水までし終わって、おまけにセットによっては完全に乾燥までしてくれるのですから、それ程、大した作業ではないのです。まア、其の中で、今日の洗濯は、面白かった。と言うより恐ろしかった。

うちの洗濯機は横斜めのドラムで、今時の節水タイプ。まだ買い換えて一年程度のモノなのですが、今日、あまりの寒さに冬の布団を引っ張り出してきて今晩から、其の布団でぬくぬくと寝ようと思い立ったのですが、この夏の酷暑で仕舞い込んでいた布団が妙に臭い。僕の体臭・・・?と諦めながらも、うちでは犬が三匹生活を共にしてる関係で、布団の上でよくお漏らしをする。そのお漏らしの結果が、今日の異臭なんだったのです。朝、仕事に出かけに衣服の汚れ物を洗濯し(洗剤を投入しスイッチをいれただけ)、昼の休憩に外の物干し竿に干せば良い!と思いつつ、結局、洗濯機の中に夕方の仕事終わりまで入れっぱなし。ようよう、外も暗くなってから、慌てて外に干したのですが、其の直後、布団を洗おう!となったわけです。

 以前のたてドラム式洗濯機では、結構頻繁に布団を洗っていたのですが、この横ドラムでは初めて。洗濯層に入るのか不安になりつつ、丸い扉をあけて中に布団を詰め込んだのです。結構、無理やりに近く押し込んで、洗剤、柔軟剤を放り込んでスイッチをポン! そのまま勝手に洗濯してもらってる間に、夕ご飯を作り始めたのです。明日はお休みですから久しぶりに、ニンニクたっぷり放り込んだペペロンチーノのパスタを作り始めました。其のうち、自分で布団を洗濯してることも忘れ、パスタの湯で加減に全神経を張り詰めて、大なべのパスタを湯がいてました。その時、突然の大きな音。ビックリするほど大きな音がしました。洗濯機の設置された裏口界隈からの音でしたので、誰か良からぬ者が、裏口のドアを蹴破って入ってきたような音でした。

 少々、ビックリして音のした裏口を覗いたのですが、それはそれは、洗濯機が大変な状態となっていたのです。何が大変かと言うと、洗濯機自体が大きく踊っているのです。それは、トムとジェリーの漫画にでてくる洗濯機が暴れるシーン。まったく、其の通りの事態が繰り広げられていました。要するに、洗濯層に無理やり押し込んだ布団が水を吸って、大きく、重くなって、ドラムが右に左にと揺れてしまい、その結果、洗濯機も右に左に大きく揺れるのですから、洗濯機の4本の足(と言うのでしょうか・・・・?)が浮き上がってバウンドしているのでした。洗濯機の後ろの壁にもあたり、バンバンと音を立てています。流石に漫画のように、洗濯物が外に飛び出るようなことは無かったのですが、一応、一時停止ボタンを押して、中の布団の位置(と言っても、位置をかえるようなスペースも残っていない状態です)布団を一旦引きずり出し、ベタベタで水の滴る布団を入れなおして、再スタート。最近の家電製品には必ず電子回路が入れられており、其の電子回路が色々な場面を想定して機会が勝手に微調整を行うのですが、まア、今日のこれはひどい惨劇でした。お陰で、洗濯に倍の時間を要し、おまけに洗濯機の周りの床を水浸しにして、ようやく選択が完了!と言うアクシデントだったのです。

 やはり取扱説明書に書かれている容量を超えて、洗濯機を過酷に使うのは辞めたほうがよさそうです。

2010/9/25
日本に対する荒波

 尖閣諸島の問題は、想像以上に荒波の様相を呈してきた。報道でも重要課題として必ず取り上げられ、社会の関心も大きい様である。ここにきて、船舶の衝突事故の船長の釈放やら、中国側からの賠償請求など、本当に頭をかしげたくなるような事態に、民主党政権も大変なかじ取りを迫られている。陰謀説やなんやらかんやら、私達には想像も出来ない国政の世界の問題に外交のこじれが一般旅行客などへの影響を考えると恐ろしくなってしまう。

 僕も、上海には一度訪れた事がある。同じ人間の住む世界の一都市としてみると中国は面白い社会構造を持ている。古い封建的な中国と近代的な文化の融合した都市が中国の大きな都市のあちこちに出来あがり、一昔前の見栄えばかりで中身の伴わない粗悪品の街という中国ではなくなってきていた。そこに住む人々は、東京の街中でみかけるような近代的なファッションに身を包み、ヨーロッパ製の高級外車がビュンビュン走り回り、全く六本木や赤坂の街中と変わらぬ様相であった。しかし、やはり共産圏の国として、心なしか開放的な気分で街中を歩き観光するには多少の勇気と度胸が必要であった事を思い出す。ホテルの前を夕食後に散歩する時に、現代風の上海女性二人に声をかけられたことがある。今から3年前の上海である。彼女達は夜のクラブとかディスコなどの若者の集まる場所へ連れて行けとせがんできた。「どうせオイらは、スケベくさい顔した小金持ち風日本人男性さ!」と、半分自分自身の見た目を反省しながら丁重に、お誘いをお断りして散策を続けたのだが、結構くどく誘われた事を記憶している。今どきの上海っ子も、日本の若者と同様、遊ぶ金欲しさにオッサンに群がるのでしょう!

 まあ、そんな上海、滞在期間は短かったが、東洋人は東洋人で同じ肌の色ながら全くの異文化との交流の時間であった。さて、話が本題からそれてしまったが、中国人はしたたかである。長年の歴史の中で、戦に次ぐ戦を乗り越え、その都度トップの考え方次第で世の中が露骨に変化していく社会を生き抜いてきたのだから、精神的にしたたかなのも納得できる。今となっては世界のトップレベルの経済力と軍事力そして、世界的にも大きな国土と人口を誇る国。日本に比べても豊富な人材を使って、今では世界を牛耳る程の力を持っているようである。

 テレビの報道で知る限り、今回の尖閣諸島の問題は、あきらかに中国の国家的な嫌がらせ又は巨大で暗黒な隠れた意図が見え隠れする陰謀を感じさせるようだが、外交は政府のえらいお方に任せたとしても、我々一般庶民の高根の花である海外への旅行が、命の保障も無くなるような、また、日本人であることを恥じるような国にはしてほしくは無いと願っている。

2010/9/25
のどかな昼下がり

 直近に書いたブログでは、この酷暑に対する辟易するするほどの愚痴をたらたら書いているわけですが、それが急転直下、朝夕の気温の急激な低下によって結構毎日過ごしやすい日々が数日続いている。昨晩など、夏物寝具では寒すぎて夜中に目が覚める程の気温の低下に驚いている。さて、そうは言うものの、今日、土曜日の昼中、風が心地よく木陰で昼寝でもすれば、さぞ会的であろうと思わんばかりの天候。まあ、土曜日は利用者の体調の変化さえなければ、電話も少なく比較的事務所はのんびりとした環境で過ごす事が出来る。そんな訳で今日のタイトルを「のどかな昼下がり」と書いてみた。

 先にも書いたように、利用者の体調によってと書いたが、このような老人専用施設ともなると結構急激な体調の変化がありえる。こんなの言わずとも知れた事ではあるが、この体調の変化。一言でいえば簡単ではあるが、意外とその変化に気づくには専門的な知識と経験を要す。そして一番重要な事は、利用者個人の普段の様子観察をしっかりと行っているかが重要な要となる。普段と違う歩き方、普段と違うそぶり、普段と違う顔。高齢者は、人生の達人であり、我々若い者の先を歩く人生の先輩であり、色々な経験を積んでこられた方々である。同時に、細かな事を訴えなくなる。嫌味ではなく、人生の達人ともなると、いつもと変わらん!と自分自身が思い込んでしまい、その結果、多少の痛みも苦痛も外部に訴えることなく、自分の内で処理してしまおうとする。問題はここにあり、認知症ともなるとこの状態が特に顕著に表れる。一つは表現方法が見つからないのだ。

 私達専門職は、これらの寡黙な老人の体調の変化に気づき、適切に医療機関に橋渡しを行うことで、大病を未然に防ぐ事が可能となるのである。うちの認知症グループホームの入居者のお一人ノ歩行が左に傾く事が多い。と言う事で病院受診をした。その結果、やはり小さな脳梗塞の発生が散見されるという所見であった。また、この後に大きな脳梗塞が起きるかもしれないので厳重な見守りと注意が必要と言われたそうである。私達は医療機関では無いので、利用者の方々に発症するかもしれない脳梗塞を未然いとめることは出来ない。しかし、発症する疾患にいち早く気づき、早期加療を行うことによって、人命を救うことは可能である。私達の役目は、早期発見と予後の生活支援である。

 言うなれば、緊急時に備えること。そのために平穏な時には少し要らぬ力を抜いてストレスを開放する。要らぬ力を抜くことは、ただ単にボ~っとすると言う事ではない。細かな目配り、気配りは最低限行う事が絶対条件となる。この技術の習得には時間と経験が必要であり、その点では短期間に介護職の専門性を習得したと思いこむのは危険かもしれない。ましてや資格など、何の役にもたたない。沢山の症例を見てきて初めて、そのスキルが成就するのであり、その点では私もまだまだ中途半端なひよっこなのだ!と考える、今日の昼下がりであった。


2025年 1月
   12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031    
月別表示
最近の記事

  • 太陽の家 お気軽にお問い合わせください
    〒513-0808 三重県鈴鹿市西條町495-1
    TEL:059-383-8383 FAX:059-383-7938
  • インターネットからお問い合わせ
  • お電話でのお問い合わせ
059-383-8383
受付時間/9:00~18:00
閉じる  印刷する