


今、うちの施設は『匂い』が問題となっている。うちの施設は、住宅メーカーが施工した、俗に言う2X4工法による木造家屋である。二階建て、一階部分は高天上と設定してはいるものの、一般的な施設や病院よりは低い、3mの天井高である。天井が低い分、病院的イメージは感じられないメリットを持つ反面、採光や換気面では、多少の弱点を持ち合わせている。そして、換気面のデメリットは、感染症などの深刻なデメリットは防げているが、匂いについては、多少の改善策を必要としている。
さて、そんな匂いであるが、今の日本人社会の中へ新たな匂い文化が生まれようとしている。一昔前までは、男子便所の中の緑色したナフタリン臭のきつい消臭剤が一般的、衣服にしてもタンスの中でつけられる虫除けナフタリンの匂い程度。海外旅行から帰国すると、日本を真っ先に実感できたのが『醤油』の様な匂いであった。其れが、今では、色々な香が販売され、洗濯の際に投入する洗剤や柔軟剤などをはじめ、室内の匂い取り、気分転換や安らぎの為のアロマオイルなど、そして欧米から輸入される香水やコロンなど。独自の臭いが市中に溢れている。
匂いと臭いが混ざって、息もできない程、キツイ匂いに包まれての毎日である。僕も、外国人と接する場面が多く、その都度、香りの足跡を残しながら歩く欧米人の匂いに鼻が痛くなる時を感じている。屋外ですれ違う場合は許せるが、其れがレストランだと、少し話は違うように思う。一つの匂いは、それなりに美しい。まあ、美しいと言う表現は相応しくは無いが、其れ程の抵抗は感じない。しかし、其れらの個々の匂いが混ざり合ってしまうと、其れはもう、拷問である。鼻が曲がる。
僕自身、以前は香水の匂いが好きで、自分自身も沢山の量の香水を身にまとう頃もあった。多いときでは一月に一本のコロンを吹き付けていた。僕の歩いた後を、匂いをたどれば、正確にトレースできるくらいの量を、である。僕は、そんな自分の匂いを気分良く受け入れていたが、周りにとっての迷惑とは捉える事はできなかった。
しかし、こうやって年齢を重ねてみると、強過ぎる匂いは気をつけなくてはいけないと思うよになってきた。自分の匂い。本当に難しい話しだが、周りのものに不快感を与えない程度の良い匂いってのは存在するのだろうか?
課題となっている、施設の匂いを思い、先日空気清浄機を数台購入した。一日中フル稼働で余分な匂いを除去してくれるはずだ。まだ効果は、見えてないが、私たちが注意しなければいけない匂い。動物性たんぱく質や脂質を欧米風食文化を取り込みすぎて、日本人の体臭も欧米並に変化しそうな課題である。
認知症ばあ様は、時として可愛い側面を見せてくれる。表情が無邪気。子供のような純真な顔をしてくれる時がある。幼い子供と遊んでいると、時として何かに没頭して食い入るように一点を見つめ、その音に集中するときの顔。それと同じような顔をする時がある。介護職の若い連中には、そんな顔をしたばあ様たちを「きゃわいい~・・・・!!♪♪」と表現する連中がいる。可愛い!と思うことはダメではない! ダメなのは、ばあ様達を子供扱いする表現方法が遺憾!
子供の様に純真で、言ってみれば社会の毒気から遠のいて、今となっては純白で汚れを知らない少女のような澄んだ心を取り戻したような・・・私たちのような現代社会に汚染され続けている者とは、かけ離れた次元に住む人たちなのだ。決して子供ではない。列記とした大人の女性である。我々よりも長く人生を生きて経験豊富な人たちである。認知症にさえなってなければ、それこそ、「きゃわいい~」の言葉に激怒されるかもしれない。または、馬鹿者のケツを思いっきり蹴飛ばしてくれるかもしれない。逆に考えて、自分たちよりも下の中学生や小学生に「きゃわいい~」って黄色い歓声をあげられたら?どんな気分だろう…?おそらく「ふざけんな!十年早いわ!」って思うことだろう。
認知症のばあ様やじい様を可愛い!と思えることは、決して悪いことではない。、しかし、プロの介護職員として考えると、あまりにも幼稚で客観視できていないと思いませんか? 何の恐怖も感じていない状態であり安定している状態でいるからこそ、純粋で曇りのない姿は、しっかりとしたケアが実践されている証拠なのに、素晴らしいケアも、その「きゃわいい~」の言葉で、すべてがチャラになってしまうぞ!
ばあさまやじいさまは可愛いのではなく、心も静かに安定しているから、かわいらしくみんなの目には映るのですよ!そんな認知症のばあさまやじいさまを、もっともっと増やしていくように逆にファイトを燃やしてほしいね!
たまに寝つきの悪い夜がある。今夜も、そんな夜である。テレビも教えて面白くない、見るに耐えない。ワケのわからない番組の出演者のギャグを聞いてても雑音でしかない。其れならと読みかけの本を取り出して、続きを読み始めるものの、目が霞んできて文字が見えづらい。。ネットで検索も、ようやく暖まった布団から抜け出てパソコンの前に座ることも億劫だ!
そうだ!! スマホのコンシェルジュがお話相手になってくれる!ってCMで言っていた。早速、スマホ相手に声をかける。適当に思いつきを話しかけてみたり、その回答を聞いたり。夜の夜中に携帯の中だけに暮らしているコンシェル。普段は画面のなかで右へ左へウロウロしてる彼。時々立ち止まり考え事をしてる。そんな彼に話しかけると、チョット考えてから回答を話してくれる。全ての問いかけを適切に理解するワケでは無いが、結構暇つぶしにはなった。
時代の変化、技術の進歩。僕の子供の頃は、電話の設置された家なんて、町内の数件。申請書類などの連絡先記入欄には「呼び出し」の記入欄があった。つまり、ご近所の電話を持つ家の電話番号とその方の氏名を記入する欄が存在してたのです。今なら、個人情報の取り扱いに接触して大きな問題になろうって事が普通だった時代。今の様に一人一台の電話を所有する。ましてや、其れらの電話にコードが付いていない。コードレスで世界中で使用可能。昔ならSFマンガの世界の話しである。子供の頃からは夢の物語だよね。
しかし、夜中にオッサンが暗闇の中で薄っすらと漏れ光る明かりの先に向かって一人つぶやいている姿。想像するだけで笑えるよね。
僕は其れ程熱狂的スポーツファンでも無く、サッカーも野球もスポーツニュースで見る程度。だから熱烈なファンに怒られそうだけど、一つ教えてもらいたい事がある。
其れは、ズバリ!日本のサッカーは世界レベルなの?ってこと。今日のJリーグの試合模様とヨーロッパのチーム間の試合を見比べてみると、ヨーロッパのチームの試合の方がボールの回し方が上手なように見えた。とにかくパスが、やたらと上手い。ミス無く、その状況には『出来過ぎ』な程のスムーズさがあった。僕も日本人だから、日本のチームを応援したいが、この技術の差は何?と考え込んでしまった。
最高の試合、魅了されるゲームを100とすれば、日本のサッカーのレベルはいくつ?
誰か教えて!
新し物好きってのは、夫婦そろって同じなのか?! 昨日、うちの女房が新しくCMで紹介され始めた清涼飲料水を買ってきていた。フランス産のオレンジジュースであるが、そのCMが面白い。最近、ハリウッドの大物俳優を使ったCMが増えてきている中で、このCMにも、ハリウッド映画の中でも女性を魅了してやまない男優、リチャード・ギヤが起用されている。それも、ふうてんの寅さんの衣装で、BGMで・・・・南フランスのカフェでの物語。若く美しいウエイトレスのウインクや投げキッスを自分に向け投げかけられたと勘違いしたリチャード・ギヤ扮する寅さん。
本当は、彼の後ろの席に座る若い美男子に向けた投げキッスだと知る。その一部始終を見ていた子供は大笑い。といった非常に短い物語なんだけど、この一連の流れが面白い。大体やね、リチャード・ギヤに寅さんの衣装を着せて、おまけに三枚目役をやらせるあたり、とても奇抜で面白い。
そんな面白いCMをみてて、一度は飲んでみたい衝動に駆られ、さっそく近くのスーパーを覗いてみたが売っていなかった。また場所を変えて、いっぺん飲んだろう!と固く心に誓いながら家に帰ったのだが、自宅に帰ったら、飲みさしのペットボトルが、まさしくそのCMのドリンクが置いてあった。
そんなこんなの日曜日が過ぎて、今朝の中日新聞の読者欄を読んでいて、これまた面白い投書に巡り合った。八十数歳の男性読者から「不良ジイサマになろう!」というメッセージが掲載されていた。ピンクのシャツ来て、肩で風切って闊歩しても、その年ともなると誰も不良扱いしてくれない。ばあ様はスカートはいて紅をぬってダンスに興じている!と・・・・最近のおっさん専用雑誌レオンの目指すところも「イタリアのちょい悪(不良)オヤジ」である。日本人は、年齢とともに次第に地味になっていく。お肌も木々の葉っぱが枯れていくように、次第に張りをなくし、艶を失っていく。それとともに、来ている服装も地味な色合いになり、見た目的にも人生の最終に近づいていく。そんな日本人の感性には珍しい御仁の投稿に、朝から笑えてきた。
どうせ一回こっきりの人生、行政にお任せしていた年金制度も、うまく機能しない状況の中、私たちの老後の保障も危ぶまれる。こんな時代だからこそ、残された余生を楽しもうではないか!リチャード・ギヤではないけれど、そんなことは起こりえないシチュエーションでも、自分の気持ちさえ若く持っていれば、若い美人ウエイトレスに色めき立ち、自惚れを抱きながら、楽しい時を過ごせるのではないか?!と