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ブログ-施設長の部屋

2022/1/31
認知症道中膝栗毛 第九話

認知症になると短期記憶に障害を負うことになる。

つまり物忘れが激しくなる。

普通の人たちは、認知症イコール子供の顔も分からなくなる。と思われがちだが

決してそれほどひどい記憶焼失は、僕もケアしている中でお会いしたことはない。

何となく自分の関係する人物だ!ってことくらいは最悪でも理解できる。

うちで飼っていた真っ黒な子犬を観て、鯨!と叫ぶほどの人でも、

息子さんの顔を見ると、うれしそうな顔をして着いていく。

僕も、最近、物忘れが激記録を残せば

約束事もメモを残さないと、忘れる。

いろいろな人との面談の予約を電話で受ける。

メモに残さないと、必ず約束した日時があやふやになる。

これが認知機能の低下と言う症状で

僕の中でも確実に認知s機能の低下は始まっている。

その時に紙に書いて残さないと、頭の中にインプトはされにくい。

今の自分には、人の力を借りなくても、記録を残せば もの和うsれに対応できている。

もう少し認知機能が低下した場合、自分だけでは管理できにくくなる。

これが生活に支障をきたす状態と言う。俗に言う認知症状。

ここで、第三者が支障をきたした部分を手助けしてあげること。

これがケアの基本だ。

忘れてしまっても良いように紙に書いて、それぞれの約束を思い出すよう促してあげる。

これを基本に、使う材料を色々と必要に応じて加工することも

その人の障害の重さによって調整が必要となる。

メモ書きの記憶用紙が、部屋の壁中に貼られていても、これでは記憶を手助けすることとならない。

もう少し、整理して、必要最低限度の内容に言葉をそぎ落とし、わかりやすくすること。

文字ばかりでなく、挿絵や写真などを張り付けるなど

その人の抱える障害によって、見せ方を変えてあげる。

認知症は決して頭の中の脳細胞が空っぽになるわけではない。

だから、私たちはその人がなくなるまで、その人の思いを想定し、思いを読み取り

其れに添って私たちの気持ちを添える。それが「心を添える」と言う意味である。

2022/1/31
認知症道中膝栗毛 第八話

味(AJIWAU)

視(MIRU)

聴(KIKU)

嗅(KAGU)

触(FURERU)

人間であること。人間として。人間だから。

五感は生きている証。

脳の器質的変化が生じたとしても、人間に変わりはない。

五感を大切にし、毎日。生きている実感を感じること。

そんな介護でありたい。

 

2022/1/29
認知症道中膝栗毛 第七話

歳をとると、よく「ありがたい!」「ありがたい!」と言う。

内の親父も,お袋も晩年には息子の僕が訪ねていくと、そう言っては拝むのである。

その当時は、照れくささもあって「何を言うてんのや!」と笑いとばしていた。

しかし、そんな自分が、父や母の年齢に近づくにつれ

何となく、その当時の父や母の気持ちが分かるように思う。

最近少し動いても息が切れる。

何でもない段差に足を取られ転びそうになる。

靴下をはこうと体を折り曲げることがしずらくなってくる。

薄暗がりの中で,物が良く見えなくなる。

いつも耳鳴りがし始める・・・等

歳を重ねると、何かわからないが、気弱になる。

不安感から、自分が信頼する者に会うと救われた気がする。

これが「ありがたい!」「ありがたい!」の言葉で表現される。

僕は、そう思っている。 

2022/1/25
寒空の中で散歩・・・コロナを恐れてばかりではダメだからね!

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まだまだ寒い日が続いていますが、太陽の家の住人の皆さんは元気いっぱい!

揃ってお散歩。

それほど遠くに出かけることは無いのですが、一日中、部屋のなかでウトウトする日々でなく

少しでも外の空気をすって、歩くことは重要です。

また、寒さを肌で感じることも重要で、今の季節を実感してもらい

見当識の強化に役立っていると考えています。

この調子で、雨や雪でない限り、外の空気を吸う機会を大切にしたいと考えています。

飛躍的かもしれませんが、雪が降っていたとしても防寒着をまとい

雪降る状況を体験して頂くことも大事なのです。

2022/1/24
認知症道中膝栗毛 第六話

また、食品の価格が値上がりする。

今年に入って、生活用品の多くが値上がり。

今日の報道ではケッチャップやピューレの類が最高8%の値上がりだそうだ。

世界的な食品需要の拡大による原材料不足が値を吊り上げていることが原因という。

食品需要の拡大とは、僕を含めて食べることの好きな人間が増えたということ。

そして、エンターテイメントの世界では大食いを売りにするタレントや番組も増加

何かおかしいよね!と考えながら

やはり認知症でもない若者が、満腹中枢のいかれたオツムを芸の一つ代勘違いし

世界的なフードロスを助長している社会。

日本を含め、富める国では食べ残しの食材をゴミとして排出する行為は

結果的に原材料の高騰により、さらなる食品の値上げに反転され

更なる食生活の不平等に拍車をかける悪循環が進んでいきそうである。

人間の社会構造自体もフレイルサイクルに陥っている様相である。 


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