認知創となると運転免許証を返納しなければならない・・・・
車好きの私にはとても耐えがたい屈辱の様に思っている。
出来る限り、自動車に乗っていたい!ハンドルを握り続けたい!と願いながらも
最近、自分自身の老化現象を感じる始めたことをお話したい。
まず、駐車枠に後方から注射しようとする時、車体が斜めになる。
次に、変化のない平坦な直線道路を運転中に他ごとを考えていることが増えた。
そして、最大の問題点は夜間の視力が落ちた。特に雨降りの夜間の運転は非常に不安である。
若かりし頃は、一晩中高速道路を走り、東京⇔鈴鹿なんてヘッキ!だった。
そんな自分も寄る年波には勝てない。
認知症ともなると集中力が無くなる。従って、長時間の車の運転も次第にそぞろ運転となり事故を起こしやすい。
認知症ともなると、複雑な思考回路が減退する。従って、車を運転する上において
多方面への注意や 、瞬間的に変わっていく環境の変化に適応できなくなる。つまりは、突然現れる危険に対応できない。
頭はボーーーっとして、自分の今の状態を適切に判断できにくい状態で車の運転はやめたほうが良い。
こうやって考えると、やはり認知症となって車の免許を返納することは、この日本の道路事情ではあり得る話である。
私はしがない認知症高齢者のケアワーカーですが、
今回のロシアのウクライナへの武力侵攻には、断固反対します!
報道の媒体がテレビやラジオからSNSやインターネットに変わり
どの情報が真の現状を伝えているのかは分かりませんが
それでも武力によって、一般の住民が自宅を追われ、国外に避難する姿は
決して良い環境とは言えません。
同じ人間が采配し、進軍、攻撃を命じているから武力が行使されることからも
そのような行動は即刻解除してもらいたいです。
戦争状態の中で、認知症の人の生活はどうなるのか?
平和な社会しか経験したことがない私たち日本人には
全く想像もできませんが、遠い北欧に位置するウクライナにも
認知症の高齢者は多いと思います。
戦争のある社会では、人の命はとても軽く扱われ
一部の権力者の思惑が絶対であり、最重要課題となるようです。
世界ができる限り早いうちに平和に、そして、ウクライナに限らず認知症の人が
のんびりと何の苦労もなく毎日を過ごせる社会になってもらいたいと願っています。
太陽の家は全面的にウクライナへの武力行使に反対しています!
認知症となると、まず今まで出来ていたことができなくなる。
簡単な物の組み立てや、行動の過程において失敗が増えてくる。
僕はプラモデルの組み立てが好きで、今も時間さえあればプラモデルを作っている。
先日は、昔、自分がのっていた車のプラモデルを一台組み立て終わったところである。
若いころは、もっと早く、解説書を読みながらモデルの組み立てを終えていたが
今は以前に比べて慎重になりながら、かなり完成スピードは遅くなってきた。
何度も組み立て手順を確認しながら、パーツを見直し、そして組み立てる。
その分、丁寧になってきていると思いきや、出来上がりは若い頃より「雑」な仕上がり。
なにせ、視力が乏しく、細かなパーツをしっかりと確認できなくなり
ピンセット等でつまみながら組み立てていく微妙な細工の実行力が劣化してきているから。
こうやって、年齢と共に、今まで自分ができていたことが困難と感じるようになると
自ずと緻密な作業を敬遠するようになる。
認知症の始まりは、ここにある。
面倒なことをしなくなる。自分が老いた姿を認識させられることを避けようとする。
認知症は恐ろしい・・・とばかり怖がるのでなく、認知症にならない為の意識づけを考えれば
自然と認知症は遠のいていく!
僕は、今、土曜日の夕方の時間帯にNHKのBSで放送している「刑事コロンボ」が好きで、暇あれば観るようにしている。
主演俳優のコロンボ役は、すでに他界されていて、今放送されている分は1970年代に収録されたもの。
登場する人物のスタイル、車、町の景色は、そのまま70年代のアメリカそのもの。
電話も、携帯電話は一切なく、全てがコード付きの懐かしい電話。
そう!この『懐かしい!』ってのが認知症ケアにとって重要で、
短期記憶に障害は受けるけど、古い記憶は結構最後まで残ると言われている。
認知症の人にとって、古い昔の音楽、映像等は、きっと今僕がコロンボを観ながら過去の生活を思い起こし
その時代に浸っているのではないだろうか・・・・
だから、人によって生活歴や嗜好の違いによって、浸れるモノは別として、
必ず一人ひとり、個別の浸れる物語をもっているのだと思う。
私たち、介護する側は、その物語を掘り起こし、その環境を整備してあげることで
認知症の人達が、安心して、時を過ごすことができるのではないか・・・と思っている。
認知症の人を代弁する専門職として、一応皆さんには私のことは理解いただいていると思います。
そこで、皆さんにお願いすることとして、
皆さんの自宅の周りの景色を、写真に撮って私に送っていただけないでしょうか?
メール添付で結構です。
鈴鹿市だけに限らず、いろいろな地域の写真が集まれば
その写真をもとに、認知症の人と思い出話に花を咲かすことが出来るのではないかと考えています。
昔言ったことがある景色、昔味わったことあるお菓子、なんでもよいと思います。
お酒のボトルでも結構。
昔、飲んだ!と懐かしく思い出してもらえれば、其れだけで結構です。
皆さんから頂戴した写真は、このホームページでも紹介していきたい。
中には、認知症の爺さん婆さんの思い出にヒットするものがあるかもしれない!
私からのお願いです。よろしくお願いします。