グループホームに限らずデイサービスにおいても
認知症の人の単独外出には神経を集中させなければなりません。
うちでは出入り口のセンサー音とモニターカメラの画像でチェックをしています。
職員全員がセンサー音には特に敏感になっており、
毎日、センサー音が鳴ると、全員がモニター画像をみます。
その画像に利用者さんの姿を見つけるたびに
職員が走ります。
時には頻繁にセンサーが反応するときもあり
時には全く反応することなく穏やかな一日もあります。
日によって、対象者によって異なる状況ですが
この二つのシステムによって
今まで利用者が行方不明となることもなく
無事に運営を継続してこれました。
ただ、残念なことに新規利用となる認知症の利用者さんに対しては
入り口自動ドアの電源を切ることもあります。
この処置は 利用者さんの状態を把握するまでの限定期間だけ実施しております。
決して言い訳ではないのですが、出来る限り行動に制約はかけないように
心がけています。だって、制約を加えればその分介護が煩雑になり
介護者の負担が増加することとなるからです。
この処置を行いながら、その人の役割や活動の場を作り上げていく。
そのような支援を行っています。
妙なタイトルのブログとなりました。
昨日、ショコラの命が閉じられたことはお知らせしましたが
同日、太陽の家デイサービス利用者のお一人がお亡くなりになりました。
犬と人間では、事の重大さは大きく異なりますが
でも、命と言う点で考えると非常に心さびしいものがあります。
今日、午前中にショコラにお葬式をだしてあげるために
名古屋のペット専用霊苑に行きました。
手作りのお棺に布団を敷いて、生花で埋め尽くすほど
色とりどりの花を入れて荼毘にふしました。
小さな小型犬ですし、上下消化器官の病に侵されたこともあり
健康な時より1.7キロやせ細り、最後はたった4キロ。
最後のお別れをし、控室で待機していたのもつかの間
うちのショコラの骨を拾い、お坊さんにお経を唱えていただき
小さな骨壺に入ったショコラを連れて自宅に戻りました。
この間数時間。三連休の初日と言うこともあって
国道や高速道路は渋滞。50キロほどの距離の移動に2時間もかかりました。
時間をかけて遺体を運び、荼毘に付し、渋滞を帰る。
帰ってから服をも服に着替え、今度は利用者さんの通夜に参列。
昨日まで声を聴き、目を合わせ、声をかけていた人や動物が動かなくなる、
そして、粛々と時間は経過し、全てが一段落する頃には、今まで居た人やペットがいなくなる。
確実に時間は動いていることを殊更、強烈に感じた一日。
毎日、目を開けて僕を見てたショコラは、いつもの場所にいない。
16年前に赤ちゃんのミニチュアダックスがうちにやってきて、
それから16年。いつも同じ場所から首をかしげて僕の方を見ていた。
時間の経過とともに、どんどんと情景は変わっていく。
年齢を重ねるごとに一日、一時間、一分の重みが増してくるような感じがした。
残念なことに時間は止まってくれないんだ。
楽しい時のまま止まってくれれば良かった。
ショコラの骨壺を抱えて歩いているときに
このタイトルの『時間は止まらない』ことを強く意識してしまいました。
今日は、理容の日。
理容ボランティアとして来て頂いている理容師さん。
ボランティアさんとして関わって頂くようになったのも
ご家族さんが当デイサービスを利用されるようになったことからです。
居宅のケアマネがグループホームの管理者に担当するケースについて
相談している様子も撮影しました。
パソコンのネットワークを使って、利用者の方に関わる担当者さんと
情報の共有をすすめています。
高齢者支援、特に在宅生活を維持されている高齢者の方々には
医師を含め多職種の支援が必要となります。
その中で、日々の状態の把握を関係者全員が把握できることは
支援の濃度を上げることにつながります。
インターネットってのは、使い方次第ではとても強力な助っ人となります。
今年の一月中旬以降、重篤な状態となっていた愛犬、ショコラちゃんが
とうとう逝ってしまいました。
昨夜、寝る前には顔をあげ一点を見つめていたショコラを確認していたのですが
今朝6時に起床した時にはすでに体は冷たくなっていました。
この4月で16年。犬にしては長生きした方です。
以前にもブログで書いたように
ペットの犬にしても、私の方から点滴治療をとめる勇気がなかったのですが
私たち高齢者介護を実践する者として、人の最終段階に立ち会うことも多くあります。
人が一生を終えようとするとき、どのタイミングで医療を切り離すのか?
緩和とは何なのか?
今回のショコラの件でも僕は獣医師と議論もしました。
全ての点滴が延命治療と断言できない事。緩和治療とは、それなりの目標となる苦痛があってこそ
対処する方法と言われたことに、僕なりに反論をしてきました。
反論をしながらも、ずるずると決断を先延ばしし今に至ったわけですが
ここまでの治療に苦痛を与えることはなかったのか?
本人が意思表示をできない状況下で、本人の思いを酌みとることの難しさ
本人の思いに寄り添って結論を出すことの難しさを感じました。
こんな話をうちの職員にしたら、獣医師も商売やから・・・・と点滴治療の継続に対して
意外とクールな言葉が返りました。
事の根本にはすべてに際して経済システムにのっかった上で生活をしている我々です。
商売だからとすれば、生きるのも金次第と割り切らなければいけないのか?
いろいろと難しいですね。
最近、普通の時の職員さんのスナップ写真を撮るために
前触れなくシャッターを切っている。
突然のカメラに驚いて顔を隠す者、
全く気付かない者も含め
撮影する側もピンと合わせが難しい。
時には手振れをおこし
ピントがずれる時もある。
それでも、普通の時の職員の雰囲気が伝わればいい!と
今回も飽きずにHPにアップさせてもらいます!!
見てやってください!