大そうなタイトルに笑えるが、本当は泣ける内容かも……..
今日、仕事を終えて、親父の顔を見に行った。
夕食後の親父はパジャマ姿に義歯をはずして居間の椅子に腰かけていた。
最近、いつも首をかしげながら、何かを訴えかけようとする。
今夜も、しきりに首をかしげ、意味不明の会話を始めた。
昔話ともいえない、昔と今の色々な側面が混じりあった問いかけをしてきた。
残念ながら僕には、親父の言いたいことが理解できなかった。
しかし、その口調の奥には、いつまで此処で暮らすのか?と言っているように感じた。
一人で自宅で暮らすことが困難な状況であることを理解できず
今の境遇に対しても何の手立ても打てず
半分諦めたムードが親父の中にあることは強く感じた。
そして親父は、その諦めに対して、古い昔の思い出を引きずり出し
その思い出の中で今を生きている。
それを感じながら、僕は親父に対し呵責の念に苛まれてしまった。
その反面、太陽の家の職員たちに充分すぎる程、大切にケアしてもらえている
親父をみていると、そうでない多くの認知症高齢者からみれば
幸せで恵まれている人なんだとも思い、職員に感謝している。
太陽の家で暮らす人々、9名の家族はおそらく僕と同じような感情に悩み、
その都度思い直し、自分の選択が正しいと考えようとしているのではないかな?
親のケアを他者に任せる息子や娘の気持ちは、このように複雑な思いでいっぱいなんだろうな!
弱気な男はもてない!
長と名がつく職域の者は泣き言を言ってはいけない。
どんなに辛くても、常にポジティブに考える。
考え、悩みぬけば、自ずと道が開かれる。
今、人生二回目と書いたが、よく考えてみると
自分の人生常に波乱万丈の人生のような気がする。
真剣に悩んでいる自分が、そう考えるとバカに見える。
いろいろな壁があった。
無茶苦茶高く、厚い壁に阻まれ八方ふさがりの時。
後ろに下がることもできず、登るしかない。しかし、登れない。
ただ足踏みばかりで、時間ばかりが過ぎ去っていく。
本当にすべてを投げ出すこともできない。
人生、長く生きている中で、そのような場面って誰もが経験する試練。
これは、僕だけではなく、誰だってそんな経験をしているのだろう。
まァ、熱くなった頭を少し冷やして、しばしのリラックス。
今日は、何も考えずにシッカリと寝ることとしよう。
何とかなると考えよう。実際に何とかなるのが人生の常。
何とかなることを信じて、もう少し努力しよう。
これしかない!少しづつのアガキが大きな壁も少しづつ崩していく力になる。
諦めない事。最後の最後まで食い下がること!
最悪、アカン!となった時にギブアップしよう。
その時が来るまでは頑張ろう!!!
今日の午後、デイサービスでは久しぶりのカラオケを全員参加で行っていた。
もちろん僕も参加!利用者と共に「兄弟船」を熱唱!!(笑)
さて、そんなイベントの最中、利用者と共にカラオケを口ずさみながら
自分が認知症となったら………と考えていた。
とにかくうるさい親父なんだろうな。
やたらとダメだししているかもしれない!
「あかん!あかん!そんなんではアカン!」やら
「君らなぁ~全然、出来てへんわ!」とか、完全に嫌われ者のパターンや。
一番可能性の高い姿は、ぼけ老人になっても施設長のままの気分でいることへの不安。
腕組んで職員を見つめたり、やたらと指さして指示(それも意味不明の指示)を飛ばしまくっているかもしれない。
以前一度、このブログにも書いたように、自分が認知症となった時に聴きたい音楽や食べたい料理をあげたと記憶している。
黙って一人で好きな音楽を聴いているだけなら、好々爺として職員にも好かれ可愛がってもらえると思う。
しかし、ボケて尚更、施設長風を吹かせまくるオッサンは好かれないな!(笑)
もう、今から、職員のみんなにはお断りしておく。まず、そんな風になったら「ごめんね!」と謝っときますね。そして
いつまでも施設長風吹かせている僕には、そのまま「はい!ハイ!分かりました!」と対応しといてね!
その対応で満足している僕を見て笑わんといてな!
10月19日(木)は、認知症啓蒙・啓発事業の一つである「ラン・トモロウ(Run ・Tomorrow)ラン伴」がつながる。
19日の朝、鈴鹿市役所を出発したタスキリレーは、我が太陽の家に到着。
15分ほどの休憩の後、次の中継点である鈴鹿市社会福祉協議会に向けて走る。
太陽の家からも認知症当事者を含め7名が参加する予定。
タスキリレーを太陽の家総出で応援するために
応援グッズを作成している。
市役所から太陽の家に到着する時間は、平成29年10月19日(木)午前9時33分頃
太陽の家から出発する時間は同日9時48分としています。
オレンジ色の揃いのTシャツを着た軍団が中央道路を社協に向かって走ります(歩きます?!)
この日一日、鈴鹿市内を様々なチームが走ります。
おおよそ5年に一回程度、非常用照明の内蔵バッテリの交換時期がきた。
毎年、数個づつ交換が必要となる。
このバッテリー一個が一万数千円する。
業者さんに交換を依頼すると、品代と交換手数料等で
3個交換して約7万円ほど必要となる。
非常時、特に火災の発生時には、この非常灯の役割は大きい。
今回、交換の必要な3か所のバッテリーをネット注文することとした。
バッテリー交換は自分でやる。
バッテリー代4万円。2万5千円程を節約したこととなる。