75歳以上の保険料 軽減特例見直し、引き上げ検討
TBS系(JNN) 9月30日(金)9時2分配信
厚生労働省は75歳以上の後期高齢者医療制度で低所得者らの保険料を軽減している特例を見直し、保険料を引き上げる検討を始めました。
75歳以上の後期高齢者医療制度では、低所得者らの保険料について、本来は最大で7割軽減するとしていますが、特例で最大9割軽減する措置が設けられています。これについて、厚労省は医療費が増え続けていることから特例措置を見直し、本来の保険料に引き上げる検討を始めました。
対象となるのはおよそ916万人で、特例で9割軽減されている人の場合、現在月額380円の保険料が1130円になります。厚労省は負担が急激に増えることを抑える緩和措置などを、年末までに議論することにしています。
日本の高齢社会をどうしたいんだろう?と疑問に思うと同時に
今話題になっている、東京都の豊洲市場の問題やオリンピック開催にかかる費用の問題やら
税金の使われ方に大きなクエスチョンを感じてしまう。
916万人に増額して得られる保険料を単純に差額×対象人数で計算してみても
たかが6,870,000,000円。
それに比べ、オリンピックにかかる費用が3兆円を超えるともつぶやかれ、
豊洲市場にしても何百億もかけて建設したものが、根底からチャラになり兼ねない。
もちろん、オリンピック効果や日本の成長には、オリンピックや市場の移転は
別の問題でもあるのは確か。
でも、介護保険料も上がり、介護給付額は下がり続け、介護従事者にしてもなり手のない、
これで日本の社会保障は大丈夫なの……..????
そんな不安な気持ちになってしまうのですが。
台風10号は、西日本には大きな影響も与えず東北を犠牲にした。
岩手県のグループホームでは、1ユニット全員が溺死してしまった。
自施設ではない他の事業所の粗を指摘することは簡単だ!
しかし、いざ自施設に起きた事故となるとどうするだろう…….
あれだけ大きな規模となった台風に対し、どこまで準備し防御することができたか?
どうしても、自分の施設に対しては評価が甘めとなってしまう。
川沿いでもないし…….
二階建てであるし…….
緊急時のマニュアルは徹底されているし……..と
ここの感覚に危険が潜んでいるのかもしれない。
東北の震災でも、まさかの事が起きた。
今回の台風でも想定外のことが起きた。
川沿いでもない立地であろうと、二階建てであっても、マニュアルが存在していても、
やはり一番重要なことは、我々の負っている「命」である。
サービス利用者だけではなく、施設職員の命も同様である。
先日、地域密着型サービス事業管理者研修の中でも話をしたが
利用者の命を救うために職員の命が犠牲になることも、決してしてはならない事。
極限の選択を求められる前に、命を守るために何を決断するのか?!が重要だ。
もっと早く、例え大げさと言われようが、極限に達する前に何かしらの手立てを
必要とするのが今の時代の自然災害から命を守る術となるのではないか………….