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ブログ-施設長の部屋

2014/6/7
何もしない一日ってのも逆に疲れが取れないものです。

今日は午前中は雨が残り、昼からこそ晴れ間が見えてきたものの自転車を転がすには路面がぬれすぎのために時間を見計らっているうちに、とうとう夕方になってしまいました。

一日中何もしないで、ソファーに身をゆだねてCSで映画三昧の一日でしたが、こんな日でも一日中ともなると、疲れるものですね。映画を数本観終わって、立ち上がると目が回る!(はははは・・・・)

贅沢なもので、今日も一日ケアの仕事で働く職員もいるのに、僕は一日中、映画鑑賞。一度も施設を覗かず、家に籠りっきり。まさしく引き籠り状態でした。

今日のような一日の体の疲れってのは、自転車乗って汗かいて走り終わった後に感じる肉体的な疲れとは少し違うような気がします。よく言えば健康的な疲れ。今日のような日の疲れは一日、無駄に過ごした反省の疲れ。こんな事なら、少しでも仕事に出ればよかった・・・と後悔しても後の祭り。

明日こそはお天気も少しは回復する模様ですから、自転車に乗って走ってこようかと思います。えっ?明日ですか・・・?それは、明日の風の向きによります。帰路に追い風となるような方向に出ないと、帰り道が辛くなりますから・・・へへへへ・・・

2014/6/6
重度認知症状の人の排便について

重度の認知症高齢者の排便は、本人と家族にとってはとても大きな問題である。特にこの利用者Aさんは、認知症が疑われる頃より徘徊が多く、単独で外を歩き回ることが多かった方で、その時に転倒を繰り返し今は車いす移動を余儀なくされている。車いすの生活は、活動量が制約され、当然のことながら便秘状態になりやすい。Aさんも同様、極度な便秘状態が恒常化して、薬剤に頼らざるを得ない状態に陥ったのである。それまでに、排便を促す食材の摂取や食事中のBGMをモーツアルトに(これは、効果があるかどうかは科学的根拠はないが、どこやらのグループホームの事例で発表されていた方法である)変えてみたり、腹部のマッサージを加えた体操などを試してみたがそれほどの改善は見られなかった。

Aさんは先にも説明したように重度の認知症であり、言葉が不明瞭であり意思の疎通は全く図ることができない。おまけに多発性脳こうそくの影響から幻覚や幻視などに苦慮しているようである。言葉はないが、日によって、時間によって、大声で叫び奇声を上げることが多い。また、自分の想いが伝わらない怒りから、時折、地団駄踏むような怒りを爆発させる時が多くあった。

これら一連の不穏な状態には、幻視、幻覚以外に体の異変を訴えようとしているようであり、その一番の苦痛要因として下剤による腹痛と考えた。それまで、排便があるまで下剤を連続的に投与されていた状態を改めるよう、利用者の家族さんにお願いした。デイサービスから自宅に戻り、決まった曜日に必ず下剤を一定量服用してもらうように切り替えた。

この結果、Aさんの大声、奇声が格段と少なくなった。そして、大声を上げて訴えるときにトイレで排便できるようになった。以前のように時間と場所に関係なくオムツの中で排便していた人が、今ではトイレで排便ができるようになるのである。

これは、認知症で言葉を失っても、その失った言葉は我々が普段使っている言葉であり、その人なりの意思表示は「音声」によって表現している。この意思表示を如何に読み取り、その思いを酌めるのか?が専門職として必要とされる。

2014/6/5
今日も無事終了!なんといっても、これが一番、ホッとする。

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津市手前の白塚漁港界隈の海岸線の松並木に植えられた芝桜と思うけど、きれいに手入れされて美しい花を咲かせていたので携帯でスナップ写真を撮りました。ただ写真の発色がいまいちで、昔のカラー写真のような不自然な色が感じられるのだけど・・・これは僕の目のせいでしょうか?

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さて、さて、今日は一日中雨模様の日。午後からは風も強くなり横殴りの雨となってデイサービス利用者の送迎には神経を使います。これだけ風が強いと、傘が役に立たない。どうしても利用者は雨に打たれる。量が多ければ、少しの時間でもずぶ濡れとなってしまう。特に高齢者の車への乗降は時間がかかるのです。天気さえよければ、そんな時間は苦にはならないものの、こんな天候の時は気持ちが焦ってしまいます。本来は雨合羽でも着てもらう方がよいのでしょうが、雨合羽を脱がすにも時間がかかるのですから、さて、どうしたものでしょうか・・・?

最近読んでいるキュープラ・ロスの「死ぬ瞬間」が面白い。とても共感できる部分があって、人間の生きる姿と死をとても現実的にとらえている点が納得させられる内容である。この本を読むと、他の介護理論や社会福祉理論のテキストがぼやけて見えてしまいそうである。かなりページ数も多く、一気読みができないのが辛いが、それでも何度も何度も読み返しながら、自分で納得できるまでかみしめながら読んでいる。介護や医療を目指す人ばかりではなく、ケアの必要な人を抱える方にも読んでもらえるとありがたい。人間の最終の時を違った視点でとらえることができると思う。

2014/6/4
認知症の人

ここ数日は、特に問題なく生活ができていると安心していた矢先の今日。さっそくアパートの管理人さんより電話があった。

「足が痛いから病院に行きたい。タクシーを呼んでくれ!」と訴える認知症の独居男性の対応に苦慮している訴えがでた。担当のケアマネは生憎不在。仕方なしにデイサービスの生活相談員の私が、この男性の自宅アパートに出向いた。前にも紹介した初期段階の認知症男性利用者である。別に暴力的になるわけでもなく、ただ単に自分の境遇を嘆き悲しむタイプの人で、支援側に認知症に精通していない一般の人の場合は対応に苦慮する。

車に飛び乗り、ご自宅に向かい玄関のインターホンを押す。太陽の家から来ました!と告げると、内側からドアのかぎを開けて玄関に通してくれる。訪問理由を告げて訴えを聞くと、昔からの障害で足が痛むという。立ち話を続けることを避け、部屋の奥の椅子に腰かけ話をしようと薦めると、素直に応じてくれる。

部屋の窓は閉め切られ風が動かない分、室内は蒸し暑い。椅子に座り落ち着いて話をするうちに、次第にこの男性の気持ちにもゆとりができたようで、足の痛みに対し古傷であること、病院へ行っても特に処置のしようのないこと等を自身で話し始める。それと同時に、今日はヘルパーさんが予定に組み込まれていることを思い出し、昼、夜の二回、援助に入ってくれると本人が話し始める。

そのような会話の中に、本人自らが気づき、確認できれば、それで一連の不安感は消えてしまうようである。今度は暇を見つけてコーヒーでも飲みに行こうよ!と誘うと、大喜びで同調してくる。

まだら症状に苦しみながら、部分的に物事を忘れてしまう自分自身に腹立たしく、一人暮らしの寂しさは次第次第に物事を悪い方向に考えがちとなり、思い浮かぶ事は身近な身内を妄想の中に巻き込むことで自分の状態を正当化しようとする。悪気は無くとも、認知症の人は自分に都合よい話を作ってしまう。これらの症状が周りの人間の手を煩わせ、頭を抱えさす原因を作ってしまう。

適切な支援を適宜実践できる協力体制が一番望まれるところであり、今の状況を改善し普通の生活をおくるにはグループホームが適してるのかな。と思っている。しかし、なかなかグループホームに空きは無く、必要な時に適切な支援を提供できるようなシステムが望まれるところである。

2014/6/2
週明け初日の月曜日

いよいよ6月にカレンダーは替り、一年の半分が過ぎてしまった。週明けってのは休みの疲れも取れ切れておらず、只でさえお疲れ気味なのに、この蒸し暑い天候。いよいよ日本の夏の到来か・・・。おまけに黄砂と言われる浮遊物が何となく視界にベールをかけるような一日。

でも、利用者の皆さんは、いつもどおり元気いっぱい!朝から大声で朝のご挨拶が飛び交い、二日間みっちり自転車三昧で筋肉痛の私には少々きつい一日のスタートでした。

施設長たるもの、プライベートの疲れを仕事に持ち込んではダメよね!!と反省し、誰にも筋肉痛だ!なんて言っていないのですよ。職員のみんなは、どのような週末を過ごしたかは知りませんが、それでも皆、元気いっぱいにいつものように利用者の皆さんと交流して支援してましたから・・・爪の垢を煎じて飲まなければいけないですね。

さて、そろそろ梅雨に季節に突入する頃ですが、食品の保管にはいつもながら気を付けないと危ない季節です。生ものは、新鮮なうちに食べきることや、例え冷蔵庫に保管していたとしても過信しないことが必要です。高齢者の皆さんは食べ合わせに関しては良くご存知ですが、お弁当などの食材に関して「もったいない!」意識がはたらいて多少古いかもしれないけど・・・と食べてしまうことが多いのです。

食材は買い込み過ぎない。食べきりサイズで貯蔵しすぎない。生ものも調理済み食品もできる限り早く食べる。残念ながら食べきれずに冷蔵庫にしまう場合もできる限り早く。そして古いものは食べない。食中毒で下痢と嘔吐ってのは、非常につらいものです。二日酔いの嘔吐も苦しいですが、食中毒はさらにつらい。そんなつらい思いをしなくて済むよう、みんなで気を付けましょう。

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今日は何も添付する写真がないので、お見送りの写真を添付します。いつも手を振ってお見送りをしてます。(当たり前か・・・!)


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