先週末に親父の眼科受診に同行した際の話である。市内でも有名な眼科で、いつ行っても患者さんの列が切れない。そのような有名な眼科に通院している。年寄り特有の白内障やら眼瞼下垂やら複数の症状に悩んでいる親父である。経度認知障害の高齢者に重複する障害を抱えることで、4年以内に認知症へと変化する確率が格段と高くなるのもあって、私自身も結構神経をとがらせている。
まあ、長い待ち時間を耐えて受診してもらったわけだが、帰りに処方箋をもらい受診料を払い隣の薬局に行った時のことである。できる限り本人の力で、事を済ますことで自分自身の自立(自律)を維持したいと期待して、同行者として見守りに徹している。今回は軽度な手術もあったことから点眼薬だけではなく、飲み薬も処方された。
ただでさえ人との会話を維持できにくくなっているにもかかわらず、この薬局の薬剤師は決まり文句の薬効と副作用などを流暢な日本語で説明してくれた。流暢とは、滑らかに、いかにも慣れ親しんだ内容で、この手の薬は何百と言う似たような患者に処方してきた。と言わんばかりのスピードでまくしたてるのである。
先にも書いたように、経度認知障害の親父にとってみれば、そんな薬剤師の言葉が外国語のように聞こえたのであろう。何度も、何度も聞き返している。傍らで見ていて合いの手を入れるべきか否か迷っているうちに、薬剤師の方が切れた!
繰り返しの説明に辟易としてきたのだろう、最後の一回の大声の説明の後、親父が理解していないにも拘らず締めくくった。
僕は、まだ納得できかねている親父に、後で説明してあっげるから・・・と言いながら薬局を後にした。
とても寂しい気持ちになった。こんな爺さん婆さんが大半の患者として通ってくる眼科の専属の薬局としている以上、相手に軽度の認知症があるかどうか分かってもらえないのだろうか?仮にも薬剤師って厳しい国家資格を合格して、医学や薬学に精通しているはずである。これが今の日本の現状か・・・?
どうよ???
この厳しい気候に、うちのペット君たちさえ屋外に出たがらない今日この頃。毎日35度を超す熱気にさらされ、ちょこっとエンジンを切って停車していた車両に乗り込む時は、かなりの覚悟が必要です。窓を閉め切って炎天下に留め置かれた車両の室内温度は軽く50度を超えている。まるでオーブンの中にいるようで、息苦しささえ感じます。乗車と同時にエアコンはフル稼働。でも温度は急には下がらない。熱気の中にさらされているくらいなら、いっそのこと窓を全開に・・・とまどを開けるものの、飛び込んでくる空気は熱風。
こんな熱射地獄の昼下がり、国道や県道を走る車も少ない。日本の気候変化が今までの風土と違ってきた今、日本人もヨーロッパ、特に中東やスペインの人のようにお昼休みを長くとって、活動の再開を夕方からに切り替えたほうが良いのではないでしょうか・そんなことを思いながら車に乗ってました。
今日、紹介させてもらう写真は、この午後一番の鈴鹿市内の国道と県道の様子です。歩道を歩く人影はもちろん、車の量も普段より少ない気がします。
この暑さ!年寄りにはきついはずです。熱中症や脱水症など気をつけなくてはならない体調の変化。特にデイサービスや他のサービスを利用しない独居の年寄りには、周りの人が気を付けてあげないといけませんね。そして、同時に、介護する側の職員さんも自身の体調管理に気を付けましょう。
先日、うちのデイサービスを利用される男性の靴のお話をブログで紹介させていただいたのだが、今日、その方から写真の電子ライターをプレゼントしていただいた。僕が喫煙者であることをご存じで、自分も同じものを持っているからと言うことで、もう一個を僕にくださった。
この利用者さん、今日の靴は「白」のドレスシューズ。この暑い夏に白の靴は、とてもオシャレである。そして、僕がいつも感心するのはオシャレなセンスだけではなく、その履いている靴の手入れの行き届いている点と着ている衣服の清潔さにとても感動を覚えるのである。
歳をとるにつれ着た切り雀的で衣服どころか自分自身の身なりに無関心となりがちである。年寄りは身なりを構わなくなり、口臭や体臭だけではなく洗濯から遠ざかってしまった結果、着衣自体から異臭が漂う人も多い。その心の奥底には、社会から隔絶され他人との接点が極端に減少してしまうことから、自分自身を飾る必要性を喪失してしまった気持ちが存在する。
誰も見向きもしてくれないから!寄っても来ない!などの諦めの気持ちが、人を無頓着に変えてしまう。そんな孤立した生活環境は、自分だけの世界に閉じこもり気味にさせ、次第次第と思考能力の減退に結びついていくのである。
この循環は悪い方向へ回り始め、身なりを気にしなくなるにつれ悪臭を放ち、さらに周りから人が離れていく。どんどんと孤立化し、最終的には誰も見向きもしない。寂しい余生を一人で過ごさなければならなくなる。
このようなマイナススパイラルをできる限り遠ざけ、残り少ない余生を何としても前向きに過ごしたい。どんな持病を抱えているとしても、明るく楽しく暮らしたいものである。
僕はデイサービスやグループホームを運営する者として、年寄りだから大人しく控えめで質素に生活しなくてはいけない!とは思わない。もっと派手でにこやかに元気よく。それが空元気でもいい!病気や年齢に負けることなく歳を重ねてほしいと願っている。
この利用者は、そんな僕の思いを地で行く人である。そして、そんな彼に「あっぱれ!」を贈りたい!
フラメンコギタリスト『沖 仁』 Concierto(コンシェルト)~魂祭~
今日は、僕の今一番のお気に入りの音楽のジャケットを紹介した。フラメンコギタリストの沖仁(オキ ジン)のギター演奏が夏の夜にピッタリとフィットする。グラスのシェリー酒を傾けながら、目を閉じてちょっとボリュームを高めにロッキングチェアーを揺らせば・・・そこはヨーロッパの端っこのマドリードってな感じかな・・・・!? ロマンティストには、このCDは聞きやすい。また、今を乗り越えなくてはいけない人には、とてtも力強いエールをくれる。そんな素晴らしい曲が集まっています。
トウモロコシを生で食べる!って、フルーツを丸ごとかぶりつく!そんな表現がぴったりくるトウモロコシを再度、送っていただきました。以前にもブログで紹介しましたが、静岡県の農業家から採りたてを宅配してもらいました。
今までトウモロコシは湯がいて塩をかけて、おまけに溶かしバターを絡めて食べてましたが、このトウモロコシを食べてから以降、ゆでる or 蒸かすってことがナンセンスとなりました。
このモロコシをぜひ、皆さんにも味わってもらいたい!と言っても、ネット上にお名前や電話番号を書くわけにもいかず・・・もしも興味あるお方は、このホームページのお問い合わせ欄を使って返信メールのためのアドレスをお知らせいただければ、詳しい情報を個別にお知らせします。
本当に騙されたと思って試してみる価値あり!です。