このカタカナ言葉は前回のブログでも説明を入れたように、「運動器の障害により、要介護状態となるリスクの高い状況」を言う訳だけど、その典型とも言えるのが、最近の主婦を含め我々男性自身もやたら移動手段を車に頼る傾向にある点です。昼夜を問わず、また曜日を問わず、道路を往来する車の多い事からも良く理解できるのです。実際、私自身、夕食の買い出しのためにスーパーマーケットまで行くだけで車を使うことがある。・・・目の前にあるマックスバリューさんへは歩いていくのですが、ちょっと離れたマルヤスさんへは車を使う事の方が多い。距離にして数百メートル。所要時間からしても歩いていく方が早い。車の場合、どうしても信号やら往来の交通量によっては、通行車両の流れに沿って移動したりして、余分な距離を走行してしまいがち。結果的に、直線的な歩行の方が早く目的地に到着すると言う現象が起こるのです。
銀行の場合、太陽の家から1Km、市役所にしてもほんの数キロ。歩いても一時間で帰ってこれる距離である。先だって、天気の良い日に、銀行、市役所、もう一か所の銀行と三つの用事をこなすために、ブリーフケースに必要書類を入れて徒歩で出掛けた。三軒とも、バラバラの場所にあって、それこそ車使用の場合、大きく鈴鹿市内を回って移動する事となるのです。ところが徒歩の場合、狭い路地を使う事で、最小の移動距離を確保することが可能となるのです。三つの用事を済ませながらも所要時間は一時間。車利用とあまり変わらないのです。
ちょっと話題は逸れますが、昨日は僕にとっては公休の一日。そんな休みも忘れて職場に出てしまい、結局一日、ダラダラと仕事をしてしまったのですが・・・公休ですからお昼ご飯を注文していない。仕方なしに近所のカレー屋さんへカレーを食べに行ったのです。平日のお昼時、店内は満席のお客さんでごった返し、店の従業員もあたふたと走り回っていたのです。そして、食事しながら店内を観察すると、来店客の9割は女性。それも、超ヘビー級の女性ばかりが目につく。そう~か・・・・ランチ・バイキングだもんな!と納得しつつ、旺盛な食欲にてんこ盛りの食材を前に、モリモリ元気に食事する女性たちに見とれてしまったのでした。
まあ、僕も痩せてる方では無いので、あまり他人さんの容姿について、とやかく言える立場ではない。しかし、移動に車を使い、腹一杯飯を食らい、グウスカピーと良く眠る。そんな生活を想像させるような今の若い女性達を観てると、まさしくロコモティブな症候群まっただ中!という感じがする。
今、65歳以上の第一号保険者の要介護者を介護している我々だけど、近い将来には、この若い奥様、それも下半身超デブな女性達の歩行困難になりつつある現実。将来の介護の現場を想像すると、非常に恐ろしくなるのです。そんなシンドロームにはまり込んでしまわないように、僕は出来る限り徒歩で用事に行こうっと!!!
昨日のブログに書いたカタカナ言葉の日本語訳を記します。参考にしてみてください。
1.エビデンス (昔、刑事コロンボで良くつかわれていました。「エビデンス」・・・・証拠ですね。医療関連で良くつかわれます。難病などの診断の場面で、その医療的判断の元となる状況などをいいます)
2.ソーシャルワーク (社会福祉対人援助全般の意味です。福祉社会の構築には色々な角度から色々な支援を取り付けて要支援者を援助しようと働きかける事をソーシャルワークと言います。)
3.レクリエーション (娯楽などを指しますが、この場合は高齢者や障害者の気分転換等として実施される娯楽等を主に言います。)
4.セルフケア (自分自身の体調を維持するために、自分で自分に働きかけるケアです)
5.スタンダードプリコーション (標準予防策と言われるもので、うがいや手洗いは感染症予防に一番簡単に実施できる予防策ですが、スタンダードプリコーションとは、そのような意味を持ちます。)
6.アドボカシー (果実のなかにアボガドってのがありますが、その果実とは違います。自分自身の権利や人権を守ることが出来にくい人々の権利を尊重し守る事をアドボカシーと言います)
7.リハビリテーション (身体機能の訓練を言うことが多いですが、精神的な疾患空の回復期に社会に順応できるように訓練することなども含まれます。また、犯罪者の社会復帰に向けた訓練もリハビリテーションに含まれます)
8.ストレス (社会生活を営む上で受ける精神的圧力または刺激を言いますが、英語のストレスは、そのまま、全ての圧力に対してつかわれます。)
9.べヴァリッジ (日本の大手飲料メーカー:キリン・ビバレッジ。良く似てますね!イギリスの経済学者、べヴァリッジ報告は日本や欧米諸国の社会保障の構築に大きく貢献ました。)
10.メディエーション (メディテーションとは違います。紛争当事者の中に中立的に、お互いの意見を尊重しながら紛争解決にむけ調整することをいいます)
11.アルツハイマー (認知症の原因疾患である脳の病気。)
12.ターミナル (バスターミナルではありませんが、人間の終末期をターミナルといいます。介護現場で終末期の介護を行う場合、ターミナルケアと言います)
13.コミュニケーション (人との対話を言いますが、介護の現場では言葉の無い対話も求められています。それをノンバーバルコミュニケーションと呼び、顔の表情、仕草、態度などから相手の気持ちを読み取る行為を言います。)
14.プロセスレコード (直訳すれば、過程の記録ですが、医療と介護の連携の中では、しっかりと担当医に普段の状態を伝えることが、高齢者介護には重要となります。そのような記録、特に状態の変化を記録することを指します)
15.ガイドライン (直訳は案内表示ですが、介護の現場では、要介護者の家族など専門外の人に対して、または本人に対して判断の目安となるものを言います)
16.データ (言葉のとおりですが、意外と日本語に置き換えにくい言葉です。でーた!でーた!月が!・・・・って言ってるとオジン扱いされそうです・・・・)
17.サプリメント (栄養補助食品として薬効が期待できる食品のこと)
18.インフォームド・コンセント (正しい情報を得たうえでの合意を意味します)
19.バイスティック (ソーシャルワーカーの対人援助技術に一つ:バイスティックの7原則:①個別化の原則②意図的な感情表出の原則③制御された情緒関与の原則④非審判的態度の原則⑤自己決定の原則⑥秘密保持の原則⑦専門的援助関係の原則) 二本で使うのは・・・チャップスティック!
21.ストレッチング (柔軟体操の一種:筋肉をゆっくりと伸ばし、。その状態を維持する)
22.クリティカルケアー (医療現場で使われる状態ですが、生命の危機的な状態の中で行われる看護を言います)インテンシブ・ケアとも言いますね。
23.コーピング (外部環境の刺激や自己の過度な要求によっておこされた心的ストレス反応を提言することを目的とした認知的又は行動的な対処法の一つ)
24.ニーズ (必要な物、または要望等を指すが、介護の場面ではその人の自立に際し必要となるモノをいう)
25.ロコモティブ (ハワイのパイナップルの乗ったハンバーグではありません。ロコモティブ症候群と言われ、運動器の障害により要介護となるリスクの高い状態となる事を言う)
26.パーソンセンタードケア (その人を中心に置いた介護であり、認知症高齢者に対して行われるケアの中で、今一番必要とされている介護方法です。尊厳を守って、その人となりを見失わない介護を目的とします)
27.スティグマ (心理的抑圧感情を言います。近隣の目を感じ社会福祉サービスの利用に遠慮しなければいけない感情等を言います)
28.ケアプラン (介護計画、基本的にケアマネジャーが計画を立てることが多いのですが、要介護者自身が計画作成することも可能です。)
29.インテグレーション (対人援助の中の技法のひとつです。相手のもつ能力と地域の資源や環境因子をつなぎ合わせて自律支援を可能とさせる事を目標とした技術です)
30.ネグレクト (虐待の一つです。放棄や放置と言われ、本来ならば介護する義務があるにもかかわらず責務を果たさない場合を指して言います。)
31.セルフネグレクト (人生に疲れたり、テクていの理由により生きる気力も失い、生きる努力をしなくなった者、本人への生きる権利放棄を刺して言います。)
32.サポート (サポート体制とかに使いますが、支持することを言います。)
33.モニタリング (介護を実践する中で、介護計画の有意性を評価するシステムとして、利用者本人、家族、担当機関がお互いの意見交換をしながら計画自体の評価を行う事を言います)
34.カンファレンス (モニタリングを行ったり、環境調査を実施したり、要介護者の状況を調査するために行う意見交換の場を指して言います)
35.スーパービジョン (職場や団体の中において、より有効な支援技術やスキルの向上を目標として行う研修の方法をさして言います。)
36.バリデーション (認知症要介護者への接遇方法の一つですが、相手を尊重して接する技法です。欧米では早くからこのバリデーション技術が導入されていました。
37.コーチング (人材開発のための技法のひとつ)
38.アセスメント (予測や評価を行う手続きの事)
39.ノーマライゼーション (デンマークのバンク・ミケルセンと言う障害児を持つ母親が、施設の独房に監禁されている子供の姿をみて障害を持っていても自由に生活できる社会の必要性を訴えた。
40.バリアフリー (社会の中から障壁となるものを取り去った状態をバリアフリーと言う。段差のない建造物でも用いられるが、心理的なバリア(障害)を取り去った状態も、同様にバリアフリーと呼ぶ)
先日の外部講師に対抗するわけではないが、福祉の世界の中で使われるカタカナ言葉を拾い出してみた。日本の福祉は、戦後、欧米、特にスゥエーデン等ヨーロッパ諸国の福祉を見本に構成されてきた関係で、英語表記が多く見受けられる。その影響で、日本の福祉の現場、特に対人援助の現場では専門職が盛んに新たなる技法や概論を取りいれると同時にカタカナ言葉の洪水となってしまっている。下に記したカタカナ言葉、貴方はどれだけの言葉を理解してるでしょうか?(ケアマネなら、ほぼ全ての言葉の意味くらいは知っていてほしい言葉です)
1.エビデンス
2.ソーシャルワーク
3.レクリエーション
4.セルフケア
5.スタンダードプリこーション
6.アドボカシー
7.リハビリテーション
8.ストレス
9.べヴァリッジ
10.メディエーション
11.アルツハイマー
12.ターミナル
13.コミュニケーション
14.プロセスレコード
15.ガイドライン
16.データ
17.サプリメント
18.インフォームド・コンセント
19.バイスティック
20.スタンダードプリコーション
21.ストレッチング
22.クリティカルケアー
23.コーピング
24.ニーズ
25.ロコモティブ
26.パーソンセンタードケア
27.スティグマ
28.ケアプラン
29.インテグレーション
30.ネグレクト
31.セルフネグレクト
32.サポート
33.モニタリング
34.カンファレンス
35.スーパービジョン
36.バリデーション
37.コーチング
38.アセスメント
39.ノーマライゼーション
40.バリアフリー
太陽の家の職員さん、40のカタカナ言葉を記しました。この中でいくつまで説明が出来ますか?また、後日、教えてください。
昨日は、太陽の家に外部講師をお招きして「言葉・接遇」について研修を授けて頂いた。個人情報の絡みもあって、お名前は伏せ無ければならないのですが、講師を引き受けて頂いた方は、当太陽の家のグループホーム運営推進会議にもご協力頂いている方です。正確な日本語に対して現代人が編み出した近代語とでも言うのか、「ら」抜き言葉など、高齢者には理解できない今の時代の言葉について、そして、それに絡めて接遇についてお話しいただいた。この講師の先生は、元々、学校の先生をされてみえた方なんです。だからと言っては何ですが、やはり、教え方が上手。起承転結というか、しっかりと最初から最後まで一貫して、話題が逸れていかない。一貫性があると言うか・・・それでいて、緊張をほぐす様な笑いのネタも潜ませ、それは面白く一時間を越えて楽しく学ばせて頂きました。
ただ恐ろしいかったのが、当ホームページをとても詳しくチェックされていて、職員の紹介ページから私のブログに至るまで、ありとあらゆるところを読んで頂いていたことです。私のブログは、思いっきり、ほとばしる熱意を持って(自分で言うな!って怒られそうですが・・・)一気に書き上げ、文章の見直しをしないがために、誤字脱字はもちろん、文脈もへったくれもない、そんな乱暴な日本語を完全に無視した文章であり、そんなブログを・・・・ですから。まあ、恥ずかしい思いでいっぱいでした。
そんなプライベートな恥ずかしさは兎も角として、先生のおっしゃる「言葉」は生きていると言う点が面白く、共感できるところでした。私自身、まだ若いつもりですが、それでも今の太陽の家の職員さんと比べれば、オッサンに相当する者です。それなりに今の芸人の芸風もされど、話し言葉に未知の世界を感じ、「笑い」を認識できない世代に突入してきている。しかし、そんな現代人の言葉も時代と共に社会に認められ、古い戦前戦後の言葉つかいは、日本の社会から消滅していく。人間の寿命と同じで、古き人間世代が新しい世代へと交代して行くと同様、言葉も時代と共に変化して行くようです。
そして、そんな言葉の変化は社会の世相を反映するように、その中で尊ばれる接遇にも起きな影響力を持っているようです。相手に不快感を与えないことを私達対人援助のプロが求める接遇と教えて頂いている最中に、講義受講者の姿勢は、はっきりいって良く無かったのです。足を投げ出し、靴は脱いでくつろいだ姿勢で講義を受ける。それが今の世相と言うのかもしれませんが、そんな時代の同僚と共に話する場なら許されても、人に教えを請う姿勢では無い。そんな気がします。
相手に対する尊敬の念、相手を思いやる気持ち、その全てをもって高齢者に支援するのが、高齢者介護の基本です。私自身、昨日の施設内研修を受講して、知ってはいるものの通常の業務の慣れのなかになおざりにしてきた部分であり、改めて再認識させて頂いた。とても有意義な時間でした。
それはそうと、先生は、このホームページ上で使われているカタカナ言葉の数までチェックされていて驚いてしまった。指摘されたように、僕の文書の中には、結構多くのカタカナ言葉を使っている。これは、僕に教養があるからではなく、逆に教養がなく正確な日本語さえ離せない恥を隠すためにカモフラージュの意味でつかわれているように思う。例えば、正確な日本語が思い浮かばずバリアフリー説いてみたり、パーソンセンタードケアーと書いてみたり。もちろん、バリアフリーは障害物の無い状態を言うのだが、物質的な障害だけに限らず精神的な障害(障壁)を取っ払った状態と、日本語で分かり易く言ってしまおうとすると、説明が長くなりすぎる。また、パーソンセンタードケアとは、その人を中心に置いた介護と言う意味ではあるが、そこにはスピードを追求する、または、簡略化を追求するあまり海外から渡来する横文字言葉を、そのまま日本語発音で表現しようとする今の時代が存在するようです。
ちょい前から韓流テレビ番組にはまっている。NHKのBS放送では、「イ・サン」に始まり、今は、イサンと同じ監督が撮影した「トンイ」を欠かさず観ている。毎週日曜日の夜9時からは、何があろうともテレビにかじり付いて、食い入るようにテレビに見入っている。何が楽しいのか・・??って聞かれると、答えは難しい。しかし、日本の同種の番組に比べると、劇画イメージは強くでているように感じる。この劇画イメージと言う表現は僕個人の客観的な意見であって、日本の番組は緻密である。衣装、化粧、その役者の演じる人格から背景に至るまで、とても緻密に感じる。そして、時代考証も完璧で史実に忠実である。それに引き換え韓国の番組は、意外と雑である。もちろん、史実に出来る限り忠実に政策はされているようではあるが、結構、フィクションを交えて滑稽な味付けもくわえられている。(たまに、ストーリー的に興奮高まる場面にコミカルな挿入があると、何で・・・!と腹が立つ時もあるが・・・) それと、歴史ドラマの場合、場面変化が著しいという欠点も持ち合わせている。例えば、前回観た時から一週間後の放送では、子供が生まれて数カ月にも達していたり、一回の放送の中で一足飛びに数年も時間が飛んでしまったり・・・・まあ、ストーリーを追いかけるい視聴者の身にもなってよ!と言いたくなるような構成ではあるが、それでも、みてて素直に面白い。要するに分かりやすい。 登場人物の名前は韓国語で、日本人の僕には馴染みの無い名前が多く、うちの職員に番組の説明をするにも、人物の説明がし難い。という難点も持ち合わせていながらも、おもしろい。
本当に単純に面白いのである。また、妙にエロチックでもなく、日本の番組に多い、ちょっとエッチなところは一切含まれていない。清純というか、淡泊と言うか・・・・
でも、今、報道にのっかる韓国のニュースと言えば、北朝鮮の話題が多いなかで、僕の大好きな韓流時代劇って、この北朝鮮の過去にも関係するわけで、17世紀の韓国を描いた劇とニュースで流れる北朝鮮の様子を比較して、進歩を感じる事の出来ない複雑さにちょっぴり複雑な気分になってしまう。