太陽の家

  • ホーム
  • 太陽の家とは
  • 施設のご案内
  • サービスのご案内
  • ブログ-施設長の部屋

ブログ-施設長の部屋

2010/10/5
お久しぶり!!!と、妙に懐かしく、ホッとする気持ち。

先週の土曜日から、ずっと太陽の家には顔を出さずに他の仕事で手一杯の状態で今日にいたっている。この仕事は、僕が一年を通して一番待ち焦がれ、楽しみにしてきた仕事である。一週間から10日間は太陽の家を空けることとなるが、この仕事のおかげで僕のストレスを一気に開放することが出来ていると言っても過言ではない。以前は、我輩の女房様にも三行半を下されるように起こられ続け、最近では諦めて何も言わなくなった。そんな仕事が今の僕の仕事である。時々、このブログででも紹介しているように、副業としてビッグレースの中で通訳を務めているのであるが、僕の場合は通訳兼コーディネーターという肩書きで運営の全ての面で助言と手助けを行っている。

 まあ、そんな仕事の内容はともかく、今日は月の支払いが必要で、一時、勤務中に太陽の家に戻らせてもらった。帰ってくるなり、いつもの爺さん婆さんをみて、今回は非常に懐かしい気持ちでいっぱいとなった。毎年、この時期は長い間太陽の家を空けることが多いが、今までこんな気持ちにはなったことが無い。(と言うと、非常に失礼な言い方であるが・・・そんな悪い意味ではないのでご理解いただきたい) その時の気持ちを説明すれば、 妙にホッとする気持ち。つまり、心が落ち着くのである。外の職場で限界を超えた緊張の連続の中に身をおいている時と、其の正反対の環境の太陽の家に、心のゆとりを取り戻したような気持ちになったのである。

 これは、僕が成長したとか、この高齢者の介護の事業にとっぷりとつかり始めたことによる安堵感ではない。太陽の家の雰囲気自体が変化しているのである。利用者の皆さんの職員に対する信頼感、職員の利用者の皆さんへの期待感と充実感が、独特な安定した雰囲気をかもし出しているからだと思う。決して、昨年までの太陽の家が不安定であったとは言わないが、今の太陽の家の雰囲気は、職員全体がまとまり、それなりに充実したケアを実践できていることの証ではないかと思えるのである。

ほんの数時間、あまり長くは関わることは出来なかったが、それでも、居心地の良さは何とも言えない暖か穴物を感じた。そして、利用者の皆さんの目も、その点を物語っていた。時として、トップがフラフラと無責任にも、職場から遠く離れることも職員さんにとっては、いい経験となるのかもしれない。ひょっとすると僕なんか必要ない!とまで言われそうである・・・・はははは

2010/10/4
タンザニアから帰国した友人

僕の通訳仲間の男の子が、つい先だってタンザニアへの海外青年協力隊から戻ってきた。今日、久しぶりに彼と再会してタンザニアと言う国の情勢について話を聞いた。彼は海外協力隊の一員としてタンザニアに送られ、現地で飲料水のろ過を専門に活動してきたそうである。アフリカのどのあたりにタンザニアと言う国が位置するのか、それさえも知らない国に赴き、色々な社会協力を行ってきた彼の説によると、やはり貧富の差が激しく、住民の大半は貧困にあえぐ人々であるようだ。そして、なにしろ飲料水が汚い。汚染されていると言うより、くみ出した水でさえ汲み置きしておいても透明にならない。そんな汚れた水を飲料水として使い、調理に利用しているらしい。また、住民の多くは職業にあぶれており、毎日、何もすることも無く、国連や世界各国のNGOの団体からの施しを待って暮らしているらしい。

 彼は、タンザニアの国で流れる時間の感覚の違いを強調していた。日本や欧米諸国のような時間に終われるような生活は一切ないそうで、だから、尚のこと、物事の進行が遅いこともあって、経済も豊かに発展しないそうである。今日も、私は日曜日であるのに、雨が激しく降っている中でも仕事をしていた。ここのところ、太陽の家の仕事をやりつつ、副業の通訳の業務も忙しく、休み無しで働いている。今週末のF-1日本GP終了までは、通しで仕事をすることとなる。タンザニアでは、このようなスケジュールで、仕事に没頭することも無いのだろう。彼は、そんなタンザニアの生活リズムと風習が良いとか悪いとかは言わず、そのような生活の仕方も有り!と言う表現をしていた。

 グループホームでもデイサービスでも、お年寄りの生活のリズムはタンザニアのごとく、スローペースでゆったりと流れていくべきなのではあるが、やはり、そこは日本人。歳を取ってもなすべきことは、すばやくやり遂げないければ、利用者の皆さんの満足感は得にくいのかもしれない。と考えながら、やはり日本人である自分たちの体に生活のテンポやリズムは染み付いてしまっているのだろう。おそらくタンザニアのような時間が、日本の社会において一般的になったとしても、多くの人たちはイライラがつのり、精神的に大きな負担を感じることだろうと思う。

 そういえば、彼を少し紹介すれば、イタリア語、英語を話すバイリンガルの青年であり、とても思いやり深い好青年である。そして、今はスワヒリ語も習得したそうで、F-1の通訳でスワヒリ語を話すスタッフは初めてのことで、非常に面白いね!と笑っていたのである。F-1と言えば、世界のトップと言われるハイソサエティーな人々の集まりで、貧困とはおおよそ縁遠い人たちばかり。と言うより、「リッチ!」な人たちばかりで、(観客も当然、モータースポーツの観戦料としては一番高額な料金を支払って見に来る人々だか)そんな人々の中で、スワヒリ語はまったく通訳する機会のない言語だからだ。

 まア、そんな彼の面白いところは、現地に行けば現地人と同じものを食い、同じ生活を売ることに徹する姿勢である。同じ水を飲み、おなじ食事を食べ、それでいて病気にもならないし、下痢もしない。まったく、どこに行っても土着民のごとく順応してしまう。非常に順応性の高い、と言うより、なんでもかんでも好奇心が旺盛で、根っからの自然児のようなタフな人間なのかもしれない。

 しかし、通訳を遣っている連中と言うのは、変わった人間が多い。どこか変な奴らなのである。頭のピンが二三本ぬけているような感性、他人と交わらなくても単独で行動してしまうバイタリティーや行動力。(簡単に言ってしまえば、自己中心的であり自信家と言うことかもしれないが・・・)。そう言えば、僕のもう一人の友人であるフランス語の通訳など、会うたびにジョークの応酬。常に新しいジョークを仕入れて、其のジョークを言うことが好きな奴も居る。大体から、フレンチやイタリアンなどの通訳って、一般的な英語の通訳よりも希少性があり、通訳としても数が少ない。私同様、英語の通訳が多い中で、イタリアンやフレンチだから、其の変人ぶりは創造できると思う。

 この仕事について、30数年。この間にいろいろな通訳と会って、いろいろな会話をしてきたが、自分の好きなことをやって生活を維持しているのは、ある意味、とても幸せなことかもしれない。前述のタンザニアの人々には、満足な教育も受ける機会も無い人々も多く、その為に貧困からの脱却もままならず、苦しい生活に明け暮れてる人も居る。マイナスのスパイラルに入り込んでしまうと、そこから這い出すには非常に大きなエネルギーは必要である。タンザニアだけではなく、この日本にも、よく見つめなおしてみれば貧困生活空の脱却に苦労している人も居る。何が不足して、どのような支援が必要なのか・・・社会貢献を行うには、まず多面的な視点を持って社会を見つめなおすことが重要である。我々の行っている高齢者福祉も同様、多面的視点を持って高齢者を見守らないと、本当に高齢者の求めるニーズは読み取れないような気がする。

 

2010/10/2
小癪な奴ら!と呟きながら、陰で泣く。

dsc02674.JPG

 昨日は恥ずかしながら、自分の誕生日を迎えた。一昨日の9月末に発生した、荒唐無稽なアクシデントの後始末に前日の夜も眠れずに、「誕生日だと言うのに・・・・何だよ!」と腹立たしい気分を押し殺しての出勤であった。まぁ、しかし、それはそれ!と割り切り、気分を入れ替えるために、デイサービスの午前のレクに割り込み、担当する男性職員を圧倒するがごとく(彼の立場、ないよねエ~・・・・ははは)大暴れ! 歌は先導するは、しゃべくるは!で、デイの利用者に元気を与えているのか、只やかましいだけなのかは分からないけどね・・・・・?!

 まままま・・・・兎に角、57回目の誕生日を、それなりに無事に乗り切り、多少、昨晩の睡眠不足が祟って眠気が強いものの、なんとか夕方、デイサービス利用者の帰宅まで踏ん張った。事務所に、今日は特別の予定もないけど、誕生日なので(と勝手な理由!) 早く帰ります!と告げて帰ろうとした時に、職員一同からと言われ、カードを手渡された。 写真を掲載するので見て頂ければ分かるはずですが、このカード。いつも太陽の家利用者の皆さんにお渡ししているタイプの手作りカード。そして、職員の寄せ書きが・・・・

 僕は見栄っ張りで、頑固で、意固地な人間ですから、職員の前で涙は流すまじ!と感激の心を封じ込め、笑顔で繰り返しお礼を言うだけで帰ったのですが、このカードを貰うことも太陽の家を始めて以来初の出来ごとでもあり、職員の寄せ書きまで入れてプレゼントされたのも初めて。そんな初の事に内心は、とても感激したのでした。

 ・・・・しかし、よくよく考えてみると、これって、僕もデイサービス利用者と同じ年齢・・・・???まだ第二号被保険者なんだけど・・・


2024年 5月
   12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031    
月別表示
最近の記事

  • 太陽の家 お気軽にお問い合わせください
    〒513-0808 三重県鈴鹿市西條町495-1
    TEL:059-383-8383 FAX:059-383-7938
  • インターネットからお問い合わせ
  • お電話でのお問い合わせ
059-383-8383
受付時間/9:00~18:00
閉じる  印刷する