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ブログ-施設長の部屋

2010/5/8
生産性の無い高齢者介護と言われることに対して

高齢者介護をある人は「生産性のない職域!」と言う。私でなくとも、この言葉に腹が立つ人は多いと思う。しかし、なかなか、この生産性の無いと言われる所以に対して反論が出来ないでいた自分が居る。確かに、高齢者には後が無い。どのような訓練や施術を実施しても年寄りは年寄りであって、若返ることも、ばりばり働く事が出来るわけでもない。残すところ「死」を待つだけの生活である。また同時に、介護の現場では、砂漠の中に池を作るがごとく、職員が毎日毎日バケツの水を一生懸命注いでいるような日々を送っているようにも見受けられる。しかし、私達の社会から福祉を除いてしまった世界を想像しても分かるように、福祉の低迷する社会は、夢も希望も持てない混沌とした社会であり、まさしく映画「マッドマックス」の世界がそこにはある。

 中世ヨーロッパの文化は素晴らしい文化遺産を残している。その文化遺産は富める者の文化であり、一般庶民の文化では無い。その当時のヨーロッパに暮す庶民は、毎日の最低限度の生活を維持する事だけが精いっぱいであり、そこには将来に対する夢も希望も描けなかった状態だったと学んだ。社会保障が充実しない国の経済は衰退する。そのまま歴史が物語っているではないか!

 日本の社会保障制度とは年金、医療、福祉の三本立てで賄われている。社会保障費の額や国民負担率は兎も角として、私達の日本では低水準ではあるが、一応の形は整ってきている。日本の文化、経済の両面に於いて、ただその局面だけに勢力を注げば人間は幸せになれるか?と言えば、必ずNO!である。

 私達の実践する高齢者介護も日本の社会保障の一環をになっている。また、今の日本の経済の基礎を築いてくれた先人達の行く末をしっかりと、その人たちの人間としての尊厳を守り見守る事は、そのまま、今の若者達の老後の安心と安全を構築している事につながる。

 以上の理由で、私達の行っている高齢者介護、はたまた社会福祉全体は、決して生産性の無い職域では無い!

2010/5/7
久しぶりのブログ更新!

先月末からの風邪?またはアレルギー症状の悪化?か原因は定かではないが、とにかく咳がひどく、体調が芳しくなかったことを原因として軟弱にもブログの更新を怠ってきてしまった。毎日、ブログを書かなきゃ!と半分強迫観念に似たような義務感にさいなまれながらも頭が働かない。普段から回転の鈍い頭脳が、ここのところの咳き込みと鼻水・痰そして、頭も重い。 そんな言い訳を考えながら更新を怠ってきた事実に施設長の部屋を楽しみにしていただいている(そんな奇特な人は居ないか・・・・へへへへ)方々に申し訳ない気持ちでいっぱいだったわけです。さて、今日の私のブログは、料理について書いてみたいと思う。

 ちなみに私は、イタリア料理を得意とするのですが(またぁ~うそばっか!?)と疑う輩もいるとは思いますが、これが意外と美味しい料理を作るのです。と言うと、話す相手の皆が、実際に食べたことが無いのでなんともいえません!と言われてしまうのですが・・・

 まあ、兎に角、今日の私んちの夕食はイタリア産プロシュートとルッコラのフォカッチャと子持ちシシャモのソテープッタネスカ風味と言うのを作ったのです。さて、プロシュートとは生ハムのことで、ルッコラという名前のゴマの風味のする野菜を載せたピザ生地に似たイタリア風パンのことです。強力粉に砂糖とイースト菌を混ぜて水を入れてパン生地を作ります。室温で醗酵させた生地をピザの形に丸く円盤状に伸ばし、フォークを使って穴を開けたものにオリーブオイルをふりかけオーブンで焼き上げます。出来上がりは一寸厚めのピザパイのようになりますが、オリーブオイルの旨みが絡んで、この生地だけでも美味しく食べれます。

 ピザカッターで適当に切り身を入れた上に、先ほどのプロシュートとルッコラを乗せて食べるのですが、ルッコラの少し苦味の利いたゴマの味する野菜と、塩加減の適当なプロシュートが絶妙な味で口の中で広がります。もちろん、オリーブオイルで多少はオイリーな部分もありますが、油で揚げたパンではないので意外とさっぱりとしています。パン生地を醗酵させる手間を考えると、作ってすぐに焼き始めることは無理ですから結構前もって準備が必要ですが、調理はとても簡単です。一度お試しください。

 次に、子持ちシシャモのソテープッタネスカ風味ですが、これも簡単。子持ちシシャモはスーパーで売っている子持ちシシャモを使います。材料は、子持ちシシャモ、強力粉(イタリア料理には強力粉を使うことが多い)、トマト(皮と種をとって実だけをさいの目に切る),  ケイパーの実、ブラックオリーブのスライス、スイートバジル(今日は鮮度の良いクレソンがあったのでクレソンで代用しました)。子持ちシシャモに軽く強力粉をまぶします。フライパンに無塩バター少々と同量のオリーブオイルを入れて軽く熱します。フライパンの表面でバターとオイルがふつふつとあわ立ち始めたら、先ほどの子持ちシシャモを静かに並べて両面をこんがりとソテーします。ソテーしている間に、ボールの中にさいの目に切ったトマト、ケイパー、ブラックオリーブのスライス、あらみじん切りのバジルを加え、エキストラバージンオリーブオイルを混ぜ合わせて、軽く塩・コショウをして味を調えておきます。両面に狐色の色目がつく程度ソテーしたシシャモを方向をそろえてお皿の中央に盛り付けます。その上に先ほどボールの中で混ぜ合わせたプッタネスカソースをきれいに乗せて出来上がり。これも簡単に調理できて、おまけに非常に美味しい料理の一つです。シシャモの生臭さが消えて、焼酎でもワインでも日本酒でも合う一品の出来上がりです。これまた、一度お試しください。

 次回の調理のブログには写真を掲載できるようにします。写真を掲載すれば、さらに美味しさも伝わることと思います。

 以上、玉ちゃんクッキングでした。


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