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ブログ-施設長の部屋

2009/12/8
禁煙!一ヵ月

 10月から、知的障害者施設での実習をさせていただいていたことは以前のブログに書いた。

 その時、実習を受けさせていただく施設に対する遠慮というか、最低限のマナーとしてタバコを吸うことはやめていた。日中の実習中は忙しいので喫煙を忘れることが出来たものの、自宅に帰るとさっそくタバコに火をつける生活を続けていた。が、何気なく冗談めかして、たばこを辞めようと思いついたので、それから以降、タバコを辞めた。

 まだ4~50日程度の期間しか経っていないので、タバコを辞めました!と大きな声で言えないのが残念ではあるが、今回の禁煙は続きそうなんですね。

 そうなんですね…今までに何度も何度も禁煙を行い、他人に宣言し、強い決意のもと禁煙したはずが、数カ月のちには禁煙断念!本当に意志の弱い人間で恥ずかしい思いをしてきました。

 その当時の禁煙している時に、常に考えていたのはタバコを辞めることではなく、如何にして禁煙を破るか?について考え続けていたように思うのです。

 禁煙している最中に、「いつから、禁煙を辞めてたばこを吸おう・・・???」と思い続けていたのですから、ひどいものです。

 最近では、喫煙する場所もなくなり、何処に行っても喫煙者は屋外の隅の隅に追いやられ肩身の狭い状態。または、狭い、ガラス張りの小部屋の中に押し込まれ強制換気のされている場所を紫煙でケムケムにしながら、頭の先から足の先までタバコの煙で燻されるよな環境の中でしかタバコが吸えない。新幹線の新型車両の700系では、喫煙室なる小部屋以外では喫煙はできない。3人が入ればいっぱいの窓際の小部屋に押し込められてタバコを吸っている。近鉄特急にしてみれば、もっと環境は劣悪で、喫煙車両は燻製室のあり様。都会では、歩きたばこや一部のエリア全体が屋外でも禁煙エリアとなり、本当に自由にタバコは吸えなくなってきている。

 おまけに新政権の厚生労働大臣は日本人の健康のためにもタバコに増税を加えると宣言している始末。日本でも諸外国並みのタバコひと箱600円ですか・・・!これから、寒くなる冬の季節、タバコ吸うためにいちいち部屋を出て、外で凍えながら煙草を吸わなくても良いじゃあないですか!ってことですね。

2009/12/5
街の音、におい、明かりと風

 私の住む場所は今や、地域の中でも中心部に位置する場所として大きな変貌を遂げた地域である。日本の社会に車が大きなウエイトを占めるようになってから以降、街の様相が様変わりした。私の子供時代には、古くからの商店街が町の中心であり、商店主たちが、それなりに勢力を誇っていた。小学校の時代には、自転車や徒歩を中心として、街はにぎわいを見せていたが、今の時代は車が大手を振って街の中心部にある幹線道路を走りまわる。

 時代は変わるものである。あの当時ににぎわっていた町は寂れ、昔は田んぼと畑ばかりだった地に大手資本の全国チェーンの飲食業や遊興施設が軒を連ね、夜の10時を回っても通りには車があふれ、人々は食事を楽しんでいる。

 そんな街を歩くと、焼き鳥のにおい、焼肉のにおいや弁当屋の揚げ物のにおいなどに混じって、ガソリンと車の塗料のにおい、タイヤのにおいなどが漂ってくる。目を閉じて漂うにおいだけでも、今どのあたりを通過しているか当てることができる。

 先日、深夜というより早朝に近い時間帯まで机に向かっていた。私のデスク(デスクと言える格好良いものではない。ただ単なる会議用の長机であるが、一応、書斎らしくいろいろな書物に囲まれて、書きかけの文章が散乱している部屋で一人パソコンに向かっていた。そして、私の部屋から二本の高層マンションが見えるが、一つのマンションは明かりが全部消えているが、もう一個のマンションは3割程度の部屋に明かりがともっているのだ。流石に、この通り沿いでも朝方の4時ともなると、大半の明かりは消えて、街全体が薄暗くさみしくなるのだが、そんな中で住民の3割は、何らかの活動を行っているマンションと、全住民が眠っているマンションの二つのコントラストが面白く感じた。きっと、片方のマンションは老人世帯が多いのであろう。また、もう一方のマンションには若者の入居者が多いのではないだろうか・・・と勝手な想像をしながら、私の窓から見える景色を感じていた。

 仕事と学業の両方で、よく上京することがある。先日、渋谷のとあるホテルに宿泊したときに窓の外に見える渋谷の街は深夜にもかかわらず大勢の人がうごめいていた。あの渋谷の街には及ばないが、この街もたくさんの生活パターンを持つようになってきた。その分、一日中、音が絶えない。無音という環境にならない。車が走ればタイヤの音、救急車やパトカーのサイレン、暴走族の騒々しいノイズ、時にはバカ者たちの乱痴気騒ぎの声など・・・音までが都会的となってきた。

 そんな喧騒の街を横目に、ひとりで机に向ってパソコンに書き込みをする。

 

2009/12/4
食べること

 人間にとって食事とは大事な作業の一部なのです。(当たり前のことですが・・・)

 口から食べ物を放り込んで、歯で噛み砕いて、唾液と混ぜて飲みこんで体の栄養素として利用するのですから、立派な生きるための手段なのです。しかし、事はもっと複雑で、その生きるための行為に「嗜好」が合わさることで、より複雑になります。また、同時に人間の欲望が絡み、なおのこと一筋縄ではいかない問題を抱えています。その問題とは「肥満」です。

 今の私は、この食の誘惑に負けていると言うか、食への欲望が強く、英語でいえば「GREED」(貪欲、意地汚い)と言われるほど食べることに執着しています。結果、大豚への道をまっしぐら!

豚になると良くないのが、高血圧、高脂血しょう、心臓病やら糖尿病が心配される点です。まァ、別に早死にしても良いのですが・・・(このように言う奴ほど、生に対する執着はつよいそうです)病院に入院しなければいけなくなったり、注射や手術など痛い目に逢うことは避けたいですね。

さて、どれくらい、食べたいか・・・・毎食後に必ず甘いものが食べたくなる。洋菓子でも和菓子でもOK!スイートと呼ばれるものが食べたい。

夜、デスクに向かって仕事してると、何かしらの「おつまみ」がほしくなる。今の時期だとスルメ! 

 止まらない食欲に、摂取カロリーの調整が困難な場合は消費カロリーを増やす算段が必要と考えて、最近、ウォーキングを再開しました。夜遅がけは交通事故の危険性もあるの、できるだけ早い時間帯に。一人で裏の農道を平田まで歩いています。この効果が表れるにはまだまだ時間が必要ですが、この顎の余分な肉を取らないと・・・と思っています。

2009/12/4
運営推進会議

 認知症グループホームが地域密着となってから以降、運営推進会議なる仰々しいタイトルの会議を実施しなければいけなくなった。運営推進会議とは地域に根ざした高齢者施設であることを施設を運営する者、地元自治会や老人会、利用者家族の代表や行政など、高齢者福祉の関係者が再確認する場であると私は理解していますが・・・なかなか有意義な会議の開催に至っていない。

 前回までは、会議らしく事項書を用意し、司会進行を務めていたが、どうもしっくりこない。やっていて面白くない。

 それで、オブザーバーとして参加してもらっている行政側の担当者として地域包括の管理者に相談したが、堅苦しいのかもしれない。とアドバイスを受け、今回の会議からは、以前よりはリラックスした雰囲気の中で、地元自治会や民生委員の発言がしやすいような雰囲気作りに努力した。

 最初は焼酎談義に始り、このままで運営推進会議と言えるのか?!と心配しながらも、所々で、グループホームの実情についてお話を加え、それなりに活発な意見交換ができた。

 しかし、こんな会議を2か月に一回、開催しなければいけない。

 地域密着は確かに認知症高齢者のBPSDに対して有効な手立てであり、その関係が社会資源として利用できる重要な要であることは理解できる。しかし、なんで2か月に1回の頻度での開催を義務付けられるのか? それと、我々、営利法人の経営する高齢者福祉事業所はとかく営利主体の事業所のように誤解されがちで、社会福祉法人の運営する福祉施設に比べても、世間一般の視線は社会福祉というより商売として見られていることも災いして、運営推進会議へのボランティア的な参加をお願いしても理解を得難い部分がそこにあるように思ってしまう。

 営利法人の運営する高齢者施設は社会福祉施設ではないのか?という疑問について、我々営利法人として肩身の狭い過去の出来事としてコムスン問題が存在する。あのコムスンの儲けを第一に考えるやり方が批判されがちだが、コムスンは儲けのために事実とは異なる申告を行い、不正に介護報酬を受け取っていたことから指定の取り消しに至った。儲けることが問題の中心ではないし、公益法人にしたって利益を追求しているのは事実です。

 我々、営利法人は利益に対しては法人税の支払いの必要性はもとより、事業所の使用する介護車両の購入や施設の土地確保には取得税はもちろん一般の企業と同じだけの税金は支払わねばならない。営利法人だから、行政の補助は受けられない、団体からの寄付に対する優遇は受けられない等、沢山な不利な条件の中でも公益法人と同等、また以上のサービスの質をの確保を求められているのです。

 営利法人の運営する高齢者施設は決して儲かっている事業ではないのです。どこの事業所でも、十分な賃金を確保できないほどの事業予算のなかで喘いでいながらも「捨てる」ことのできない社会的な責任感のもと、青色吐息で運営を継続しているというのが現実なのです。

 こんな話を運営推進会議の席で出来るよう、地元の方々を巻き込んでいかなければいけないのでしょうね。

2009/11/26
太陽の家 利用者Aさん

 認知症と認知症グループホームの関連について小論文をまとめている。この作業は三重県の依頼を受けての作業であるが三重県GH協が受けて、僕にその作業が回ってきたと言った方が正しいかもしれない。とにかく、大変な作業で、同時に僕のもう一つの論文作成期限が12月1日に迫っている。これのテーマは知的障害者施設の高齢化とソーシャルワークの課題についてである。二つの文章が交差するなかで、すでに頭の中はぐちゃぐちゃです。う~ん、ぐちゃぐちゃと言うより、集中力が飛んでしまって、冷静にストー^リーが組み立てられない。そのような現象に困り果てている。

 さて、このような今日この頃、うちに利用者Aさん。今日は二回、三回、と生活相談があった。一つは腰が痛い!病院受診したい!仏壇のお守りを放棄したい!まっすぐ立てない!言ってみれば、全てが関連して発生している。一番最初のきっかけはご自身がトイレで排便処理をしている最中に、よろけて右わき腹を擦るように撃ったことから発症している疼痛である。その時の職員が同行して整形外科を受診しているが、Dr.の診立ては骨折の可能性は低いが安静にしてようか!と言われたそうだ。同時に、また痛かったら病院に来なさい!(結局、この言葉が今日まで彼女の脳裏に引っかかっているのですが)

 今日は朝から大騒ぎ。職員を共だって病院を受診する!しない!でもめている。痛みを表現するのは本当に上手である。私も最初のうちは、病院受診してもシップだけしか対応してもらえないと思うよ!と言うが、本人はどうも病院へ行って、なにがしかの医療的エビデンスを求めているようである。きっと「入院」とでも診断されれば納得。もうそれこそ上機嫌で帰ってこれるような感じである。流石の私も、あまりの迫真の痛みの訴えに根負けして、職員に病院受診するように指示した。

程なく、病院受診から変えてきた彼女を事務所前に迎え。様子をきいてみた。あまり幸せそうではない!

どうも私の想像通り、Drにはもう少し運動をしなさい!と言われて湿布薬すらもらえなかったそうだ!そして、病院が思いの外不発であったので、次に、自分が入所の際に無理を言って持ち込んだ仏壇の世話が困難な状況になってきたので処分したいという申し出がでた。体調悪いから仏壇のお世話もシンドイのは理解できるけど、そうやって全ての役割を削除していくことで、老化現象もどんどんすすんでしまうから、歯を食いしばってでも続けてほしい!とお願いをして、この件に関しては私の考えを曲げなかった。結局、表現は相応しくは無いが、彼女の意見に僕の意見が勝ったような状況となった。

 このAさんの訴えは、腰痛でも仏壇のお世話のトラブルでもなく、一番言いたい問題点は、毎日の生活が単調なのでしょう。だから何かの変化がほしい。ちょうど、毎日の生活のパターンに飽きが来ているのでしょう。グループホームの体制を見直さなければいけない時期なのでしょうね。


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