太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2011/2/18
小間使い的介護職員?!

今日はグループホームで面白い事件が起こった。まあ、僕の言う事件だから、それ程大したことは無い問題ではある事は察する事が出来ると思うが、ことの発端は、グループホームの職員Aが入居者の希望をそのまま事務所に持ち込んだことから始まった。彼女は、利用者Bさんが、飴を買ってきてほしい!と言っているので、前のショッピングセンターまで買いに行ってきます!って具合なわけです。

 一連の会話を他事をしながら耳にした僕は、職員Aに確認した。「Bさんって、今日は体調悪いの?」と・・・すると職員Aは、体調は悪くは無いが、風が強くて寒いから買い物には行きたくないからという。まったくの個人的な理由、それも単なる我儘な理由により、職員が飴を買いにショッピングセンターへ走ろうとする。

 利用者の尊厳と自己決定を重要視しても尚且つ、この件に関して言えば単なる我儘以外の何物にもあたらない。当然、その利用者が今日中に飴を食べない事には死んでしまう。とか、瀕死の状態で床に伏して、いつ何時も予断を許さない状態の利用者にも相当しない。本当に軽い理由で、飴は食べたいけど、今日は買い物に出たくない!ただ単にそれだけの理由である。

 この面倒な気持ちは十分に理解できる。認知症であろうが無かろうが時として行動の全てが面倒くさい時は誰にでもある。だからと言って、介護職員が一人の利用者の気まぐれをしっかりと受け止め、その希望を満たしてあげることは「良質な介護」と言うのでしょうか?とても厳しい言い方かもしれないが、自立支援や尊厳の重視を求める以上、そこには必ず権利がある以上、責任も発生する。

 介護職員は、それらの点を加味し、適切な助言や言葉かけを実践できるように学ばなければいけない。相手が間違っているのではない、恐らく、その介護職員との関係が非常にフランクで、何でも打ち解けて話が出来る関係になっているのだろう。だからと言って、このような「なれ合いの介護」を認めてしまうと、そこに虐待やいじめなどの不穏な行為が芽生えてくる要因となるのである。利用者との関係が完熟する状態となるにつれ、介護職員はある面、客観的な視点を失わない冷静さを求められている。と思う。

2011/2/16
もう16日となってしまいました。

今月、二月になって初めてのブログの更新となります。ブログを書き始めて、このような状況は初めての経験となります。月半ばまでブログの更新を行わず、放置しておいたのです。これは、罪ですね!大きな罪を犯しているようなものです。

 さて、ここで、ブログの更新を怠った理由を書かねばならないのかもしれませんが、今回の件に関しては、特におとがめなしとって言う裁量で勘弁して頂きたい。僕も、これ以上の怠慢を放置する事で、更なるブログ更新からの遠ざかりに拍車をかける事となりかねないので、今回の件は不問として、これからに結び付けさせてもらいます。

 さて、ここのところ、禁煙とウオーキングを継続的に行っている。禁煙は、昨年末に禁煙外来にまで行って辞めたはずが、また復活。この一月の28日にある事情があって禁煙する事となった。そして、おまけに減量しなさいというドクター命令が下ったので毎日、鈴鹿ハンターまで歩いている。お店の中を縦断して、算所の方から自宅まで帰ってくる毎日を繰り返している。この距離約3.5Km。これだけ歩くと背中に汗をかく。帰ってから着替えをしないと風邪をひくほど汗をかく。しかし、体重の減量にはつながっていない。歩き始めた頃72Kg。歩き始めて今日測ってみて73.0Kg・・・・逆に増えているじゃんか????!!!! なんだ!これ!

 まあ、緊急的に体重を減らそうにも、そう簡単には減量できない体重管理の難しさ。禁煙は成功しているが、減量は今のところまったく甲斐無い状態です。

2011/1/27
エアコンが故障してしまいました。

今朝から急に、それも何の前触れもなく館内のメインエアコンが故障してしまいました。太陽の家では、一階、二階共にメインのエアコンは大型の集中管理式ガスエアコンを使っていますが、それが今朝から全く作動しません。昨晩は動いていたようですが、この寒い酷寒の季節に暖房が切れてしまうと、これは大きな問題となります。偶然、天候も良く、陽の光も沢山降り注ぐ一日でしたので、昼間は何とか寒いなりに対応は出来ます。 こんな時の為に石油ストーブでもあれば代替暖房器具として活用できるのですが、我が家にしても全ては電気に頼っている始末。急場しのぎともならないエアコンでは、ここに持ってきて・・・などと言う手は使えないのです。

 もう寒さには勝てない、ましてや利用者の皆さんに風邪などもってのほか。急きょ、浴室の浴暖くんやら、各個室(相談室など)の電気エアコンをフル稼働させ、それぞれのドアを開放して対応しました。今回の故障の原因は、エアコンの中に組み込まれている電気系統の配線トラブルが原因らしいのですが、文明社会の便利な器具が壊れると、その影響は非常に大きなものとなる一例のような事件でした。

 ただ、二階のグループホームには、各居室には単独のエアコンが設置されているために、今回の故障の及ぼす影響は比較的小さなもので、その点では助かったかな・・・?と思っています。業者の話では、明日には部品手配を行い修理できるようにしてもらうそうで、今日一日だけは、利用者も含め、一枚余分に防寒具をはおって頂く事となりました。

 こんな時の為にも灯油ストーブの一つでも買っておくべきでしょうか…?迷うところです。

2011/1/25
デイサービスのおやつ作り

まずはお疲れさまでした! 初めて利用者の方と一緒におやつ作りを実施しました。実は、随分と昔に一度クリスマスケーキを一緒に作った事はありますが、その時には、利用者の方々は見てるだけ。一種の料理教室のような催しでした。平均年齢80歳をゆうに超えた年配の方々を相手の料理教室って、想像するだけで笑えると思いますが、そんなイベントを過去には実施しています。そして、今回のイベント。レクリエーション会議の最中、職員(特にフロアー長の熱い訴えかけ)のくどき落としに屈してしまった施設長。そんな熱意に動かされた結果のイベントでした。

 今日のおやつは「小さめのホットケーキにあんこと生クリームをサンドしたお菓子」を作りました。利用者の方々にホットケーキを焼いてもらい、それぞれのプレートにあんこと生クリームを分ける作業も利用者の皆さんに実施して頂いたのですが、今日ほど嬉しそうな顔を観た事がない程、皆さん大喜びでした。フロアー長は、それでも課題は残ったと言うのですが、残念ながら全ての利用者の方々にもれなく作業に参加してもらう事は不可能です。そこには、衛生面の問題や器具や備品の数の問題も存在します。ましてや、利用者の皆さんが満腹になるほどのお菓子を食べて頂く事も健康維持の上で困難かと思うのです。

 僕から見て、改善できる点としてアドバイスするなら、作ったお菓子を食べている時に個々のテーブルで世間話が無く、皆さん静かに食べていた点くらいですね。本当なら、美味しい?とか、次には何を食べてみたいとか?どうすれば上手にホットケーキが焼けるか?昔はこんな食べ物が食卓にあがったの?とかいう話題があればさらに良かったように思えます。個々の職員さんが担当するテーブルをどのように運営するか?をしっかりと職員が理解している事で、これらの世間話は可能となります。次回、機会あればチャレンジしてもらいたいですね。

 まあ、文句は兎も角、まず利用者の皆さんが喜んで頂けた事は、やってみて成功と判断すべきでしょう。何をするにも、高齢者には事故が付きもの。という意識は、全ての行動やイベントを消極的とします。出来る限りの制限や制約を取っ払って、ここに来て良かったと思って頂けるような介護に向けて、細かな配慮を怠らずに大をみる介護を実践して自立支援に結び付けていきたいですね。

 と、ここまでブログを書いている時に、利用者のご家族から電話連絡が入った。帰宅された利用者のカバンの中に他者のズボンが混入していたという知らせである。せっかく職員の努力を誉めたところに大失敗。やれやれ・・・・

2011/1/24
敬語の使い方。

 最近の介護職員さんのなかの敬語がちょっと変である。変と言うよりも完全に敬語にはなっていない場合が多い。恐らく本人はいっぱしの敬語で対応しているつもりだろうが、実際に話し方を聞いてると敬語ではなく、単にフレンドリーな表現を敬語と勘違いしているケースが多い。例えば、今日のデイサービスでの会話に、何か利用者の方が迷いがあったのか、介護職員が声をかけている。「・・・・いいよ~♪」 (軽~いニュアンスで語尾を引っ張るように言っている) 

 相手は年配者であり、サービスの利用者である。言ってみれば『お客様』である。何がいいよ!なんだ?「それで良いですよ」ならともかく(この言葉にしたって正しい敬語では無い)、相手は歳下の友人でもなければ、自分の親でもない人に向かって「いいよ~」は無いだろう。研修のたびに尊厳や人格尊重、思いやりなどについて教えられていても、正直言って何の役にも立っていない現状に少々苛立ちさえ感じる。私が常に唱える「出来ることは自分でやって頂く、出来ないところも最小限の支援に済ませる介護」には、相手の人としての尊厳を尊重して接する事が基本にある。あくまでも年長者であり、私達よりずっと経験も豊富な高齢者に向かって、友人またはそれ以下の対応は拙い。

 僕自身、赤の他人、それも初対面の人から古くから知り合いのような口調で話しかけられた場合、非常に不愉快な気分になる。ましてや自分よりも若い人に、上から目線でものを言われる、指示される事には少なからず抵抗がある。誰一人として好んでデイサービスなどに来ては居ない。家に居ても生活に不安があるから施設サービスを利用しているのである。その点を理解すれば、私達は、この利用者の皆さんは友人でもなければ仲の良い顔見知りでは無い。私達は介護の専門職として、ここに来て頂く皆さんのお世話をさせていただく介護職なんだ。

 日本人でありながら正しい日本語を使えない現象は、若者だけに限らず成人した子供を持つ親にしても同様の現象がみられる日本人社会。自分自身を含めて、もっともっと勉強し、自分勝手な日本語を流暢に操っている錯覚に気づくべきだ。


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