太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2012/10/19
今日、感動したこと。

大したことではないと言えば大したことではない! 話せば長くなるかもしれないが、今日、いつも世話になっているクリーニング屋さんへ洗濯物を持ち込んだ時の話である。

前回、クリーニングに夏物ジャケット二着と男性ものブラウスやパンツのクリーニングをお願いしていたので、その仕上がり品を受け取り、新たにジャケット数着、カッターシャツとパンツを大量に持ち込んだんだ!その時、クリーニング屋の女将が、僕にお金を返さなければいけないと言う。それも2000円。僕はてっきり以前の支払いの時に払いすぎていたのか?と思いながら、その返金の意味が理解できずに首をひねっていたところ、クリーニングに持ち込んだジャケットの内ポケットに千円札が二枚、裸で入っていたそうだ。冗談交じりに女将は、黙っといてお小遣いと思っておいても良かったけど・・・と言いながらも返金してくれた。

僕がお金をだだくさに扱っているわけではないのだが、時々、タクシーから降りるときに釣銭をもらって、そのままポケットにしまいこむことが多いので、その時の忘れ形見かと・・・思うのだが、兎に角、二千円を入れたままクリーニングに持ち込んだというわけである。

何が感動したか?!それは、正直な女将の行為に感動したのである。女将が言うように、僕の記憶からは、二千円をポケットに入れたことなど、一辺の記憶の残ってなく、そのまま女将が内緒にしてしまっても何の疑いもなく過ぎていけたのである。しかし、女将は正直にお金のことを話、それを返してくれた。

たかが二千円。されど大きな意味を持つ二千円となった。これが10万円とか高額紙幣の出し忘れなら、事は多少違っていた。小額紙幣だからこそ、この正直な行為が大きく感動を与えたと思っている。

この小さな出来事は、今まで以上に僕は、このクリーニング屋さんを選んでよかったと思うし、これからもこのクリーニング屋さんをひいきにすることだろう。損を選んで得をとる!と言う言葉が商売の中にはあるが、これぞまさしく、その言葉の通りの出来事だった。

2012/10/17
潤いの雨とはいうものの・・・

雨が降らない気候ってのも、何かと人間にとって不都合なものではあるが、今日のように一日中変わらず降り続く雨は、うんざりしてしまう。高齢者にとっても家の中にすっこんでいるだけの雨の日は、活動の低下をまねき、良いことは一つもない。ましてや、この気候で雨にぬれることで風邪をひいたり、ほかの感染症を患ったりと、抵抗力の弱った者には、非常に厳しい季節と言わざるをえない。

それはそうと、今なお台風21号と22号の影響を少なからず受けている天候ではあるが、ナショナル塩グラフィックと言う専門誌に、スーパーコンピュータを駆使して計算した結果として2074年ころには、この日本を風速80メートル級のスーパー台風が頻繁に襲うという情報を発表した。風速80メートルとは、僕が知る限りでは、過去にそのような規模の台風やハリケーンは聞いたことがない。太平洋の海水温の上昇と気温の上昇によって、巨大化していく台風。先日の台風による大雨でも、太陽の家は川の中に浮かぶ島のような状態だった。隣の事業所から流れくる水が、太陽の家の境界を越えて流れ込んでくる。水は逃げ場を失ってうちの裏庭に溜り、そこからオーバーフローした水が施設の前の中央道路に流れでて、片側二車線の道路は全面に水であふれてしまった。排水溝の蓋が内部の水圧に耐えきれず、持ち上げられてしまったほどである。

以前一度だけ、同じような水害にあったことがある。その時は秋の刈取りの終わった直後の大雨に、裏のグリーンベルトゾーンにある田んぼから刈り取った藁が流され、用水路をせき止めてしまったことから、この地区全体に水があふれてしまった。今回の台風の雨は、その時の水量をはるかに超える勢いで、もう少し雨が長引けば、バリアフリーの太陽の家も浸水騒動が起こっていた。

この地域では水害も何も想定できない!と言い切れる場所は無い!ってのが現状のようである。何かしらの自然災害を受ける可能性が、次第次第と高まっていくような気になる。

2012/10/15
バス旅行

どこまで行く飛行機なんだろう・・・?飛び上がったジャンボどこまで行く飛行機なんだろう・・・?飛び上がったジャンボバスの中バスの中今日は、太陽の家グループホームの日帰りバス旅行の日。朝の9時から、グループホームの住人、ボランティアさん、ご家族と職員総出で、鈴鹿市社会福祉協議会の大型バスを借りて、セントレア(中部国際空港)まで見学に行ってきた。

鈴鹿市社協では、会員事業所へ無償でバスを貸してくれるサービスがあって、多くの市内の福祉事業所が活用している。太陽の家でも、今回が初めてのバス旅行を企て、ご家族の皆さんをお誘いしてセントレアで飛行機を見学してきた。真新しい施設と沢山の飛行機を眺めて、心わくわく・・・ってのは僕だけか・・・・?!

いや、うちのグループホームの婆さんたちも、送迎デッキを車いす移動しながら、駐機場に停まっている飛行機や、これから飛び立とうとしている飛行機を眺めながら、それなりに楽しそうにしていた。前もって予約していたレストランで昼食を食べ、ボランティアさんを含めて、職員とマンツーマンで空港内ショッピングアーケードを散策してもらい、集合時間には、全員で記念写真を撮影。また、バスに乗り込んで帰宅したわけです。

この旅行には、職員自身もいろいろと下準備を行い、事前の下見、車内での余興の準備、道中でトイレ休憩できる場所の選定と下見、そして、かかる費用の割り出しを行い、ご家族の皆さんには日帰り旅行の費用を提示してのお誘いである。準備は万端、今日は秋晴れの一日。日中は汗ばんで熱いくらいの良好な気候に恵まれ、事故もなく無事に帰宅できたことは最高の旅行となりました。

ただ、このような小旅行を実施してみると、利用者の「歩く」能力の衰えを殊更強く感じてしまう。普段の生活の中では、「移動」に関しては苦も無く(皆無ではないにしろ、それほどの移動を行わないことから問題は感じることはない)生活できているが、一歩、屋外活動ともなると下肢筋力の衰えと言うよりも一般的な生活活動を維持することに、これほどにも難儀な状況となっている現状を再認識してしまうのである。

もう少し、間をおいてから、またバス旅行に行きたい!とグループホームの管理者も言っていました。流石に、今日はお疲れのことと思います。次回の旅行までには、ばあ様たちの歩行訓練を強化し、もう少し自由に移動できるよう、共に目標を持って努力しましょう。

2012/10/13
自分の論理がまかり通る変な世の中

夜の8時を回ったころ、自宅の電話が鳴った.うちの電話は、相手の電話番号が通知されるように契約されているので、今回もかけてきた相手の電話番号が表示された。我が家に関係のない番号が表示され、何かの営業活動の電話だろうと思っていたら、案の定、○○商事と名乗りながら、今話題の太陽光発電システムの販売業者からの電話だった。

最近の電話による営業活動ってのは、時間帯を選ばないようで、今回の営業活動も夜の8時を過ぎた時にかかってきた。夜8時と言えば、都会では夜の始めかもしれない。しかし、田舎ではテレビの音量も控えめにし、そろそろ寝る準備でもという時間帯である。なんせ、若者がいない世帯である。年寄だけの世帯と言うのは、屋外が暗くなると同時に、家じゅうの電気を消して寝る時間帯なのだ!

まあ、そんな時間帯とすれば、電話の音で驚かされ、急いで応答した先から聞こえてくるのは、百戦錬磨のように鍛えられた女性の声。ご主人様でいらっしゃいますか?から始まり、特に承諾も何もしていないのに、一方的に話し始める。この無神経な話しぶりと一方的な口上に腹が立って、もう少し常識をわきまえて電話してこい!と言えば、まだ8時過ぎですから!と反論され、またまた怒り心頭!

好むと好まざるは問題ではない様である。何が何でも用事(太陽光発電システムを売りつける用事)がある以上、話を聞いてもらう!そんな態度が丸見えの昨今の営業電話。迷惑電話が横行して、人は電話に応答するときに自分の名前を言わない家庭が多い。また、電話の応対がマナーを無視して、電話してくる相手を鼻っから「悪徳業者か招かれざる者」として応対する。一昔前のビジネスマナーの研修では、電話の応答の仕方を学んだこともあった。しかし、今や、そのようなきれいごとを並べ立ててお人よし的電話応答をしていると、穴の毛まで抜かれる時代なのか???!!!!

恐ろしや!恐ろしや!

2012/10/13
これぞ日本の年寄社会!

今日は、朝から送迎運転手として一日のスタートをきった。たまに送迎運転手をすると、利用者の反応が面白い。いつもの運転手とは違うコースを通過するという変化も利用者にとっては、時として新鮮な気持ちになるのか、車内での会話が面白い。運転しながら、後部座席で花が咲く会話を聞いていると、あそこの誰それが、こうなって、あ~なって!から始まり、ここの○○平さんは、○▽□××に住んでる!とか、挙句の果ては、○○造さんは、どこそこの会社の重役で、誰それと友達で!なんて話まで飛び出す。それも、なんとも詳しい情報を共有しているようである。 これこそ、個人情報の保護の一番かなめとなる部分であり、田舎社会の毛嫌いされる風潮の一部でもある。

鈴鹿市の人口が20万人を超えてなお、地元の年寄連中には、個人情報もへったくれもなく相変わらず、狭い社会の噂話やゴシップネタが独り歩きしているようである。恐らく、この僕も地元の人間として、ある所では、出身地の西条町の○○の長男で、○∴∠×大学を出て、○○の娘と結婚して・・・・云々かんぬんと話題の中に入り込んでしまうこともあるんだろうな・・・!

そして、この家中の高齢者の皆さんの情報は確かであり、本当に良く知っているのは驚きである。一人、僕の古くからの知人で、市内でも大手の企業を経営している方の情報は、とてつもなく深く、今、住んでいる住所まで知っていたほどである。

介護保険制度が改定に改定を重ね、今、高齢者介護は地域密着が叫ばれている時代となり、このような地元の情報や噂話などを共有することの重要性を、介護する側も認識しなければいけなくなった。片や、個人の情報ゆえに、話題にする状況や環境にも配慮が必要となり、それも並大抵の配慮ではなく、しっかりと神経を研ぎ澄まして会話を維持しなければいけない。高齢者にとっては、コンプライアンスも何も関係ない以上、それらに対する注意や配慮は、介護する側が行わなければいけない。

これは、とても大変なことである。どれほど対人援助技術の優れた者であっても、この地元発、地元の年寄の口にチャックを付けることは困難であろう。しかし、それよりも、この類の噂話や近況情報なんてものを個人情報として、守秘義務として厳重に取り扱わなければいけない事自体がおかしい!人の口に壁は立てられない!と昔から言うように、年寄りたちの唯一の楽しみである「他人いびり」・・・(?)や「噂」を、全て禁止して高齢者の介護って言えるのだろうか?

法令順守も大事。しかし、それ以上に、高齢者の生まれ育った地域の文化、風習、風土を大切にし、そこに暮らすことが「楽」であるように、できる限りの配慮を行うことが優先されるべきではないだろうか??!!


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