何はともあれ、まずは健康が一番。次に心のゆとり。生きていく上において、ゆとりがないというのは非常に窮屈なことです。3月に入って、このブログ更新が初。社会福祉法人を認可受けて以降、年度末の3月がこれほど忙しいと感じたことは今までなかった。何とか、年度末に目途をたてて、少しばかりの余裕。しかし、来週の月曜日には、また次にやらなければならないことがぶら下がっている。この状態が続くと健康維持なんて、夢のまた夢。
今日の夕方の送迎を担当しながら、次第に薄暗くなる市内の道路を走りながら民家が途絶えてあたり一面の景色が開けてくると遠く鈴鹿山脈にかかる雲や、その雲にかかる夕日が美しく送迎運転手としての緊張の糸が少し和らぐ瞬間を感じました。残念ながら運転中の事で写真は撮ることができませんでしたが赤く染まった雲と空のコントラストが綺麗で一日が過ぎていく、そんな感慨深い気持ちになりセンチメンタルかもしれませんが、少しだけ心安らぐ思いです。
全国認知創キャラバンメイト連絡協議会から鈴鹿市が表彰されました。昨年度(29年度)のサポーター養成数が全国20万都市の中で、この鈴鹿市が一位に輝き東京のキャラバンメイト連絡協議会から表彰!!鈴鹿市長、自らが表彰式に行かれました。鈴鹿市の認知症サポーター養成講座を担っている協議会として非常にうれしいことです。この私たちの街、鈴鹿市がもっと認知症だけではなく弱者にやさしい街となるよう、これからも市民啓発と啓蒙活動に力を注いでいきます。
認知症、特にアルツハイマー型認知症の高齢者の書字障害の要因は様々である。
失行による失書だけではなく初期の認知症においても失書は見受けられる。
特に平仮名より漢字の失書が多くその要因として漢字の資格的イメージ(字形)の想起困難、
及び書字行為の間、そのイメージを保持することの障害により生じる可能性も存在する。
今回のタイトルにある書道教室における作業手順の見直しが
重度の認知症書字障害にある程度の好影響を与えたこととして興味深い結果を得ることができた。
重度の認知症症状を持つA氏は、偶然にも今回の書道教室の先生に長い間
書道を学んだことのある人物である。
久しぶりに顔を合わせたにも関わらず、先生の顔を認識することもできなかったし、
また正しく手本通りの漢字を書くことができなかった。
書道家の先生は、手本の漢字をできる限り小さな偏に区切って指導しはじめた。
これは、複雑な漢字の写字困難を簡素化することで容易にしていくことで
全般的認知機能低下した人でも視空間認知を手助けすることになる。
小さな手助けながら指導の仕方で、それまで漢字を写字することも困難だった人が
間違えることなく漢字を書くことができた。
それと同時に、その人は先生の顔に対する認識も取り戻し昔書道を
習っていたことを部分的に思い出すことにつながった。
まだ実施回数も少ない書道教室であることから認知症の改善のエビデンスとはし難いが
今後の認知症ケアにおける、一つのアプローチとしては気になるところであった。