認知症の人の介護に心を添えるってお話を約2か月前の(笑)ブログで書きましたね!(大笑・・・ひんしゅく!)
さて、今日は、その心を添えると言うことについて、介護職として実践して欲しい事を書きます。
先日、ホワイト介護主催のスキルアップ研修にて講師をさせて頂いたのですが
その研修の場でもふれた内容について、若干の補足説明を付けて『心を添える』と言う内容を説明したいと思います。
認知症介護の中で、我々介護に携わる者として、全ての介護には目的と根拠があるのです。
分かりやすく言えば、認知症の人にお付き合いして買い物に一緒に出掛ける。
この目的は、単純に食材を買い求める目的がありますが、ここ問題となるのが
どの様に買い物に出かけたか?です。車で出かけ、ショッピングカートを押してもらい、会計もご自身で完結してもらうのか?
それとも、ただ単に買い物に同行してもらうだけなのか?そのやり方は様々です。
ここで、一番重要なことが、何のために買い物に行ってもらうのか?が重要な要となり
最近、日中でも一人で臥せっている状態の多い、入居者さんとすれば
当然のことながら、目的は気分転換となります。
または、最近下肢筋力の低下が著しく、このままでは近い将来には更に歩行不安定が想定される場合には
下肢筋力の向上を目指して、お買い物に乗じて歩行訓練を行いながら下肢筋力の向上を目指すこと。となります。
この目指す点が介護の目標です。そして、この二つのケースの介護の根拠とは
その人が今までよりも元気よくハリのある生活をしていた時代を取り戻すこと。または、その時代を思い起こせること。が
介護の根拠として存在するのではないでしょうか?そして、その根拠がすなわち、心を添えるという意味であると考えています。