テーマ 『 高齢者の心理 』
サブテーマ ~フレイルサイクルからみる要介護者のACP~
ZOOM ミーティング ID : 883 0520 3310
パスコード: 132345
令和4年7月14日(木)19:00~20:30まで
講師 : 玉田 浩一
インスタグラムに太陽の家のページを作ってもらいました。
まだまだ駆け出しですが、次第にフォロワーの方も増えてきています。
これからは、太陽の家、特にデイサービスの情報を中心に公開されるようです。
もしも興味をお持ちでしたら、インスタグラムで「taiyo_ie」で検索してください。
そして、宜しければフォロワーにご登録願います。
認知症ケアの中で、よく言われるスキルの一つとして
「心を添える」があります。
さて、この「心を添える」とは?どう言うことを言うのでしょうか?
随分以前にリッツカールトン日本支社長として、日本に初めて
リッツカールトンなる5星ホテルを立ち上げた高野登氏の著書を読ませて頂いたのですが
その著書の中で、高野氏はリッツカールトンのサービスの主軸に
お客様サービスにスタッフの心を添えたサービスを言われていました。
同じように、認知症ケアの主流となっている [パーソン・センタード・ケア」でも言われています。
さてさて、前置きが長くなりましたが、この言葉の意味はと言いますと、
私たちケアする側にすると、介護って結構重労働になりがちで
身体的にも、精神的にも負担は大きくなりがちです。
これは対人援助と言われる業務全てにおいて言えることで
だから、ホテルでのお仕事においても顧客満足を求める事業には
常に働き手の心と肉体に係る負荷が大きな問題となります。
人間だれしも、疲れてくると他人を思うことが希薄になりがちで
どうしても保身に走ってしまいます。
しかし、だからと言って、我々介護者の目線、都合を優先してしまうことは
支援を受ける側(要するに要介護者)にとって、介護してもらう逆の負荷がかかります。
気の弱い人は、自分の要望を言い出せず黙ってしまったり、
逆に気の強い人は、要望を拡大させ喧嘩になってしまったり。と、人間関係に大きなダメージを負うこととなります。
そこで、私たちは、常日頃から、相手の思いを想像し、気持ちを汲み取り、相手の思いに添えるような支援。
そのような訓練を積んでいきます。
相手を理解するということは、相手を理解しようとする気持ちがない事にはすすみません。
はなっから相手を否定し、色眼鏡で相手を見ていては「相互理解」なんてできません。
特に認知症の人は、自分の思いを表現することが苦手です。
だからこそ、私たちが相手の心に私たちの思いを込めて、支援の手を添える。
それが「心を添える」と言う意味と理解しています。