この世には現在って時空は存在しないんだってことを書物で読んだことがある。
今は、その瞬間に過去に変わり、『今』はそのまま「過去」であるのだそうだ。
昨日からみれば、このブログを書いている瞬間は新たな過去となっている。
まずは2019年1月1日を過ごし、僕の人生の残りを一日減らしてしまったことである。
今年は、こんな屁理屈は言わないでおこうと新年の抱負に祈願したにもかかわらず
もうすでに約束を破る、この厚かましさ!!(笑)
僕の子供時代、テレビで人気だったのは「鉄腕アトム」や「鉄人28号」の漫画
アクションドラマとして子供の間で人気だったのが「月光仮面」
今、思い起こすと、非常に粗悪な画像で芝居じみたままの動きは
やはり時代を物語っている。
今の映像技術とカメラ機材の違いもあるけど、観る側の感性も今ほど研ぎ澄まされていない時代。
嘘っぽい事限りないテレビの番組にも、胸ときめかして見入っていた時代だった。
半世紀の時代の経過は、人そのものを大きく変えてしまう力を持っている。
社会の変化は早く、情報は瞬時に全世界に拡散される。
僕がIPhoneでやってるゲームも、世界の人が同時につながって遊んでいる。
言葉はいらない。ゲームをとおしてお互いが競い合うだけのゲームとして
誰でも、人種国籍や言語の違いに関係なく加わることができる。
前にも言ったように、半世紀前の子供の遊びは、近所の同じような年齢の子供たちが
唯一の遊び友達だった。そして、少し年齢が増してくると、つながりの輪が
隣町にまで拡大されていった。
そんな小さな世界に育ち、今では海外に無料で通話できる時代。
世の中は日に日に便利になり、社会が拡張されていく。
そして、その分、受ける影響も拡大し甚大になっていく。
社会や文化の広がりに対して、人間の心が追い付いていけない。
50年前の社会よりも、今の時代の方が社会に取り残されていく人が拡大されているような気がする。
未来と過去しかない今、私たちの暮らす社会から落ちこぼれることのないよう
未来に向けて何が求められているのか?