会社勤めをしていた頃は、金曜の夜が最高に幸せなひと時でした。
もう何十年も前の話です。(笑)
私が会社勤めをしていた頃とは、もちろん独身時代のこと。
仕事することは嫌いではなかったのですよ。
どちらかと言うと、仕事している方が好きな人間でした。
でも、仕事が休みとなると、それはそれでとても心ウキウキするのです。
あの当時は、レーシングカートにはまっていて
週末は必ず、雨が降っても雪が降っても、津の見当山(こんな漢字だったかな??)って
所にあるレース場に、軽トラックに積み込んだ自分のレーシングカートを持ち込んで
プラクティスに明け暮れていました。
レーシングカートって、今ではF-1レーサーへの登竜門と言われるくらいに
モータースポーツファンには存在が知られてきていますが
あの当時は、大人のおもちゃ程度でしか認識されていないカテゴリーでした。
高速で走らせること。小さなサーキットの曲がりくねったコースを
出来る限り無駄なく早く走り抜けるために
コーナーの走り抜け方にチャレンジする日々でした。
まさしく金曜日の夜は、次の日の練習走行にむけて
一人、ガレージでカートのエンジン調整や、フレーム磨きに徹しているときなのです。
何もかも忘れて、ただひたすらカートを磨き、摩擦係数を下げるためにオイルをさし、
明日に備えるのです。こんな時間が大好きでした。
他にはだれも居ないのですよ! 農業用の倉庫に片隅に、
専用のメンテナンス台を置いて、
黙ってカートをいじっている。カートが光り輝くほど
空気の抵抗もなくなると信じて、ピカピカに光らせていました。
歳を重ね、あの当時よりも金銭面では余裕を持つころには
カートを乗りこなすだけの体力が残っていない。(笑)
それでも、若く体力もある当時に、燃えるものを持てたことは
今思うと、とても幸せなことだと思うのです。
一方通行のブログ『施設長の部屋』ですが
これでいて結構な数の方が定期的に目を通していただいているようです。
私とは縁もゆかりもない人が、恐らく偶然、別の目的をもって検索中に
このページに遭遇した方も多いと思います。
当初、このブログを立ち上げた時
双方向の書き込みを可能とする意見もあったのですが
双方向にするだけの勇気もなく、今の設定となりました。
暇つぶしに書いているわけではないのですが
いつも書いては、没にして
また書いては没にする時も多くあります。
少し前にも書きましたが
書きかけのブログも残っているのですが、いざ書き終わって公開ボタンをクリックするだけの段階で
こんな呟きの様なブログなんて誰も読みたくはないさ!と決めつけて閉じることがあります。
昨日、ホワイト介護さんの研修を終えて、太陽の家のスタッフと共に食事しながら
気づかされたのが、このお蔵入りのブログについてです。
僕自身がつまらないと思うような文章でも、人によっては何か氏らの役に立つこともあるのですよ!と
スタッフは言います。
撲自身は、仕事の話ばかりをブログにすると
どうも面白くない。と言うより、仕事から解放されない自分が居る。
夜、自宅の部屋にいても認知症の人のことばかり考えているのも辛い。
また、また、読んでくれる人々も同じように、同じ話題のブログなんて読みたくもないだろう!と
決めつけていたところがありました。
しかし、これが僕のスタイルなら、そのスタイルに興味を持ってもらえるって
素晴らしいことです。例え、今日もを持ってもらえる人の数は少なくとも
それはそれで、非常に重要なことななことかもしれません。
太陽の家では、毎年、国家資格を取得した職員さんには
ロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレイトをプレゼントしています。
今年も二名に介護福祉士が誕生しました。
イヤープレイトとは、毎年、その年の西暦年号をいれた洋皿が発売されます。
国家資格を取得することは、介護の業界で仕事をする人にとっては
大きな目標であります。
そして、何よりも働きながら、子育てをし、家庭を維持していく。
試験に向けて自由に勉強時間を工面出来る環境ではないにもかかわらず
国家資格を取得する頑張りは、とても大きな人生の思い出でもあります。
そんな年を記念し、これから先に、このプレートを目にするたびに
初心を思い出し、自分自身の自信を確信してもらえるよう
この記念品を授与し続けてきました。
過去には、記念品を渡した後にすぐ退職してしまった者もいます。
とても残念な気持ちとなりますが、しかし、そんな人たちにも
このイヤープレイトを見ては、その当時の苦労を思い出し
また新たな英気に結びつけていただければよいのかな!と思っています。
今回、授与した二人の職員さんにも、同じように苦労の甲斐あって
取得した国家資格。大事にしてもらいたい。資格と同時に大きな社会的な施金を追うことにもなるのです。
自分自身の行動をはじめ、介護の方法、対人援助方法に関しても
この資格に恥じないような生活を心がけて、社会福祉に貢献してもらいたと
心より願っております。
今日の夜6時半から、鈴鹿市の労働福祉会館3階において
ホワイト介護さん主催の研修が行われました。
今回は、私の担当として「人材育成」をテーマに
スーパービジョンとコーチングを紹介させていただきました。
正直な話、今回の研修は、我ながら失敗の巻でした。
この研修に臨む前段階では、スーパービジョンを分かりやすく
実践的に紹介しようと意気込んでいましたが
講義後半のスーパービジョンのところで、非常にわかりにくい説明に
終始してしまいました。
この反省を自分ながら分析をすると
① 残り時間が気になり始め、説明すべき項目が薄っぺらくなったこと。
② 内容に深みはなく、スーパービジョンの機能についての説明に終わったこと。
③ 簡単な事例を引用して説明すべき点を忘れてしまっていた。(テンパっていたのかもしれない)
課題を分析した結果、自分で作成した資料のページ数が多く、より細かな分かりやすい説明に至らない状況を作ってしまったことが、一番大きな失敗の要因 と考えています。もう少しページ数を減らし、わかりやすくスーパービジョンを取り入れやすく説明すべきだったと反省しています。
例えば、グループホームの職員とデイサービスの職員とでは、高齢者の要介護者を見る視点が異なります。つまりその要因として、グループホームでは認知症の人の一日をサポートします。そして、如いてはその人の最終期までを視野に入れた支援を行います。その反面、デイサービスのような在宅ケアを中心とした介護を実践するデイサービスの職員は、その人の生活を中心には見ることができにくい点が考えられます。要するに、デイサービスでは医学モデルを追従し、グループホームでは生活モデルを追い求めている点が大きな違いだと考えれます。
この生活モデルと医学モデルでは、スーパービジョンのやり方が異なるのではないかと言う点を参加者に問いかけても良かったのかもしれません。
又、更にスーパービジョンは堅苦しく考えなくて取り入れる事を強調すべきでした。今回の講義では、スーパーバイザーが遠く困難な道のりの果てと解釈されがちな説明でした。スーパーバイザー自身、スーパービジョンをやりながら成長していくことを強調すべきでした。
人に教えるということのむつかしさを、今回はとても強く意識しました。これほど疲れた講義は過去にもありません。(笑)
今日の講義を終えて、うちの職員の一部と遅がけの夕食を共にしながら反省会を行ったのですが、「難しかった!」と言う言葉と、「参加者の集中力が途切れ始めていた」と言うことを聞かせてもらえて、その結果として上記のとおりの反省と次に向けての課題設定を行ったわけです。
研修講師を行い、その都度、研修内容について振り返り、課題を見出し、次の目標に設定しなおす。これこそがセルフスーパービジョンです。このような説明ができていれば、参加者も納得してもらえたのではないかと考えています。
今回の教訓を活かし、次回の講義は更に面白く、納得しやすいお話に成長させます。マア、とても暑い、苦しい夜でした!!(笑)
日本の日の出は早いね。
朝、4時には空が白々と明けてくる。
日の出とともに目覚める年齢の問題ではなく
この陽の光を朝、数時間を無駄に使ってしまいがちと
皆さんは思いませんか?
僕は、年齢も合わさり、日の出を今まで以上に敏感に感じ
ベッドの中で眠り続ける事が出来ないでいる。
ベッドの中でゴロゴロしてるのももったいない。
だから起き上がって身支度を始めのですが
ど~も、イカンですね。
朝の数時間を無駄に使っている。
中途半端に目覚め、何もすることなく惰性で朝食をとり
身支度を整えながらテレビをみてしまう。
そして、一日フルに仕事した後、
アフター5も無駄に…..
仕事を切り上げることができず
事務所の外が暗くなるまで働いてしまうのでうs。
しめてトータル労働時間が12時間。
一日24時間の半分を事務所で過ごしても
仕事の量は減少しない。
一日中、難題に追われ、精神的にもストレスをため込んでしまう。
以前アメリカに暮らしていた頃は、アフターファイヴから
野球が1ゲーム、自然光の下でできた!陽が傾く時間帯になって
ようやく家に帰り、夕食を食べ始める。
多くの白人家庭では、夜の8時や9時から夕食を食べ始め
最初の一時間は、家族で酒を飲みながら会話する 。
夕食が完全に終わるのは深夜の10時ころ。
夜遅くからの食事は不健康なような気もするが
しかし、アメリカでの生活は、仕事とプライベートの
区別がしっかりと守られ、完璧な気分転換と仕事マインドの切り替えが
行なわれていたような気がする。
もちろん、ニューヨークやサンフランシスコ等の大都市で働く
一部のキャリアやエリートと言われる人々には
アフターファイヴなんてのも縁遠いものであるが、
それでも大半のアメリカ人達は、仕事を終えたプライベートを
もっと楽しみ、充実したものとして謳歌している。
陽がのぼり、それから4時間もしなければ仕事や学校は始まらない。
例え一時間前倒しにしてサマータイムを導入できれば
仕事を終えてから最低でも3時間は太陽光の下で自由を楽しめるのに…….
まだまだ目標には達していないのですが
僕の中では、職員全体に働き甲斐を感じてもらえる職場づくりを目指しています。
僕の中では……とは、何ともええ加減な!と思われるかもしれませんが
このアプローチってのは、密かに進めるべきだという考え方の元
ヒッソリとすすめています。
私たち昭和の生まれも、いよいよ高齢者層の仲間入りになりつつあります。
世間では平成生まれが社会に出て、そろそろ一人前の年齢となる時代。
若者の考え方や生き方も、ずいぶんと我々の世代とは変わり
自分流のライフスタイルを求め、自己実現自体が多様化しているようです。
社会人また企業人でありながらも、自分の個性を臆面もなく中心軸に置いて
生きることを望みます。
下積みに耐え、仕事の流儀を目で盗み、物まねに磨きをかけて生きてきた
私たちの世代とは全く違う世代に働き甲斐を見出してもらわなくてはならない。
スパルタ的指導や、同情心を煽り無理やりにせざるを得ない状況に持ち込むなんてのは、完全に否定されるのです。
そのような世代を相手に、同じ方向に目標を定め、目標に向かって熱意をもってもらえるためには、何をすればよいのか?
今月、ホワイト介護さんの研修講師をさせていただくのですが
今回の研修では、この点を受講者と共に考えてみたいと考えています。
スーパービジョンとコーチングを理解して、チームケアを確立するために
職員さんだけではなく、個々の事業所の管理者、施設長にも真剣に考えてもらうことが狙いです。
ただ優しいだけでは施設長も管理者も失格です。
また、個人を尊重するふりをしながらの放置などもってのほか!
この放置!ってのが結構多い。仕事を指導するというより、指示だけいれ
その後をフォローできない。確認が完全に欠如している事業所は離職率も高い。
だって、言うだけ言って、後は知らんぷり。成果も結果も反省も何も
ひいき出してくれない場所では、職員さんも伸びようがない。
世代の違いの問題以前の問題です。この点をスーパービジョンや人事考課を
駆使しながら、モチベーションの向上に使ってもらいたいですね。
そして、そこに添えられる優しさ。が、世代を超えてスムーズな人間関係の構築につながるのではないでしょうか?!
少し説明が不足してるので分かりにくいブログのようですが、最初にお話ししました、密かなアプローチってのが、僕流の優しさとして理解してもらえればうれしいですね。
しかしですね……このテーマで2時間お話をさせてもらうのですが、非常に難しいテーマです。二時間でうまく落としどころを見出せるか?が僕の今の課題です。