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ブログ-施設長の部屋

2014/5/2
E.キュープラー・ロス「死ぬ瞬間」

     危険から守られることを祈るのではなく、

恐れることなく危険に立ち向かうような人間になれますように。

痛みが静まることを祈るのではなく、

痛みに打ち勝つ心を乞うような人間になれますように。

人生という戦場における盟友を求めるのではなく、

ひたすら自分の力を求めるような人間になれますように。

恐怖におののきながら救われることばかりを渇望するのではなく、

ただ自由を勝ち取るための忍耐を望むような人間になれますように。

成功のなかにのみ、あなたの慈愛を感じるような卑怯者ではなく、

自分が失敗したときに、あなたの手に握られていることを感じるような、

そんな人間になれますように。

ルピンドラナート・タゴール  『果実採り』より

主治医の勧めでキュープラー・ロスの本を購入した。巻頭に書き込まれたタゴールの言葉自体が重い意味を感じさせる内容で、この「死ぬ瞬間」を読み切ることができるのか少し不安な気持ちとなった。うちの居宅介護支援事業所が抱えるケースに難病患者がいる。その人にまつわる、いろいろな支援の中で、この本の意義は非常に大きいという。

人間が死ぬ瞬間。そこに至るまでの心理、感情、悲哀を健常な支援者がどこまで理解し、寄り添えるか?そこの点を少しでも学んでいきたいと願って購入した。

「死ぬ瞬間」  エリザベス・キュープラー・ロス 著   鈴木 晶 翻訳

中央公論新社 発行  定価1048円+消費税

この文章は、基本的にキリスト教徒であることが前提とする教えである。文中に登場する「あなた」とは、まさしくイエス・キリストであり、キリストを主と仰ぐ人々の思想である。遠藤周作氏が著書の中で書いていた言葉を思い出した。イエス・キリストの奇跡は、私たち凡人が考える奇跡ではなく、痛み、苦悩、悲しみに打ちひしがれる人の傍で、その人がの思いに寄り添うこと。それがイエス・キリストが成しえた奇跡であると解釈されていた。その為に、イエスは、自らの無実の罪を背負って十字架にかけられ、昇天していく道を選んだ。と言う。つまり、自分も痛みを感じている皆と一緒の痛みや苦しみ、苦悩や悲しみを受け入れたから、皆さんの思いに寄り添って、同じ思いでいることができる。この苦しみは貴方一人だけでのものではないのですよ!と表現されていた。

そのように考えながら上の文章を読めば、この文章の持つ意味が理解しやすいと思う。

2014/5/1
探し物・・・


ここ数日前から大事なものを失くしたことで、毎晩、部屋の中、洋服ダンスの衣類から、カバンの中まで何度も何度も探し回っていた。いつ失くしたかも分からない、まるで認知症のオヤジとなってしまっている自分であった。流石に夜も眠れない…ってわけではなく、適当に諦めて直ぐに寝入ってしまう毎日を過ごしながらも、少しは不安な気持ちではあった。

さて、その失くしたものとは・・・近鉄電車のピタパってカードである。このカード一枚で、近鉄電車なら何回も乗れてしまう。クレジットカードのようなものだが、クレジットのように、高額商品を限度額まで購入できるってわけでもない。もちろん、お金と同様、非常に重要かつ大切なものだが見当たらない。

そんなカードがクリーニング屋さんに保管されていた。先だって沢山まとめてカッターシャツ等をクリーニングに出したのだが、その一枚のシャツの胸ポケットに入れたまま、クリーニングに持ち込んだらしい。

今日、クリーニングを受け取りに行って、そこの店主に手渡され、無事に僕の手元に戻ってきた。いつもお世話になっているクリーニング屋さんで、信頼しきっていることもあると思うが、それよりも何よりも僕のケアレス、大雑把!な性格が災いしてるのだろうね。それと、大きな声では言えないけど、新幹線用の磁気カードも一緒に入れていたみたいで、そのカードを紛失している事実さえ気づかなかったのです。

まあ、何よりも無事に戻してもらえたことに感謝してます!

2014/5/1
開設10周年記念式典を行いました。

みなさん、こんにちは。

さわやかな風が渡る季節になりました。

本日、おかげ様で、太陽の家は開設10周年をむかえることができました。これも一重に皆様の平素よりのご協力とご支援の 賜物と感謝いたしております。

 本日は公私ともにお忙しい中、鈴鹿市長 末松則子様、三重県議会議員 藤田よしみ様、鈴鹿市議会議員 伊藤けんじ様をはじめ、ご来賓の皆様、ご家族様、ボランティアの皆様のご参加をいただき

誠に有難うございます。

 

 さて、私たちの太陽の家は、平成16年(2004年)41日に、三重県の指定をうけて開設いたしました。その後、平成18年より認知症ケアが地域密着型サービスと位置付けされ、鈴鹿市の指定を受け、認知症高齢者グループホーム、通所介護事業所、居宅介護支援事業所を通じ地域の高齢者介護事業に携わってまいりました。 また、皆様ご存知のように日本は今後ますます、高齢者の占める割合が増えていきます。それに伴い、認知症となる高齢者も増加してまいります。

認知症の人は、その独特の病態により本人だけでなく介助する側の苦労も多く、単一家族だけでは支えきれない課題を抱えています。そのような認知症ケアにおいて、私たち太陽の家は、今までに培った経験とスキルを活用し、地域社会における高齢者支援の一翼を担えるよう今後も努力を続けてまいります。

地域の認知症高齢者の方々が少しでも安らかな気持ちで、安心して生活していただける環境づくりにむけ 新たなる挑戦を含め、今後も今まで以上の努力を重ねる所存です。どうか太陽の家に対して、皆様方より一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。

おわりに、みなさまのますますのご健勝、ご多幸を心より祈念いたしまして私からのご挨拶とさせていただきます。

 

 

 

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