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ブログ-施設長の部屋

2010/4/6
最後のスペースシャトル打ち上げ

スペースシャトル打ち上げの軌跡

スペースシャトル打ち上げの軌跡

この写真をみてカオス非線形の理論を思い出した。人間の生体は健康であればある程非線形であり、病に冒されて床に伏せるにつれ「ゆらぎ」の幅が小さくなり線形へと変化する。要するに死が近づくにつれ非線形から線形へと変化すると言うホメオダイナミックス理論が成り立つのである。逆にスペースシャトルの軌跡を見てもゆらぎは一切見られない。スペースシャトルの飛行にゆらぎがあればある程、飛行不安定であり危険領域に入ってしまう。全く逆の理論が成立しているのである。まぁ、介護に全く関係の無い話で恐縮ながら、徒然なるままに日暮らしです・・・・。

 

2010/4/6
介護職員さんの苦悩・・・

dsc01416.JPG

太陽の家の夜景を撮影しました。今日のブログは、うちの一人の職員さんに向けて発信します。

 高齢者介護を専門に介護する職員さんの苦労は世間一般にも広く知られています。本当に大変な仕事です。肉体的にも精神的にも重労働です。ご家族の心情を察すれば、高齢者介護の難しさを必要以上に強調する事は差し控えたいのですが、特に若い職員さんは、色々な点で考える事も多く、数ある困難に自分自身が押しつぶされがちです。この介護の世界に働く若者の特徴として、爺ちゃん、婆ちゃんの喜ぶ顔を求めて奉仕する気持ちで働く人が多いのです。実際、うちの職員さんのコメントの中にも、似たような文言が見受けられます。

 一生懸命、尽くして、相手の身体機能の改善や生活の質の改善を追求しながら、何処かの時点で叶わぬ現実に直面する時。自分自身に無力感を抱き、言うなれば絶望の淵に立たされてしまうことも多いのです。この世界ではよく言われる「バーンアウト」です。

 短い文章の中で職員さんの苦悩を解決するだけの文章力も無いのですが、介護の業務に同情は避けるようすすめます。私達は専門職として(資格はなくとも、この世界に働く以上は専門職です)、非常に冷たい人間のようですが、利用者の皆さんを客観的に観察し、公平な視点から必要とされる支援を探し出して提供する事が望まれます。そのためには冷静な判断が必要となります。介護職が相手に同情し、冷静さを欠いて涙する毎日を一緒に過ごすだけだとしたら・・・これは笑い話にしかなりません。介護する現場で共に寄り添うような介護を誤解して、一緒の布団に寄り添って昼寝する職員さんも居るようです。少し距離を置いて、この状態を考えると、その愚かさは誰にでも理解できると思いますが、実際の現場では普通のように理解され実行されている場面があります。寄り添う介護とは、相手の痛みを理解する等、言葉そのものの本質をもう一度考えてみましょう。バイスティックの7原則にある「受容」を「許容」と同じ意味に誤解する人が多いのと同じ問題として、介護職員が学ばなければならない点です。

 とかく介護の世界では資格を重視されがちです。資格を持たないと発言権すらない様に思われがちです。しかし、資格はあくまで、その人の経験してきたスキルの証明だけの意味しかないと考えてください。資格を持つから相手に喜んでもらえる最高の品質のサービスの提供が出来ると言う証明ではありません。現に看護師の資格を持ちながらも入院中の高齢者の肋骨を故意に折るような虐待のニュースもありました。このように資格は、その人の人間性の証明では無いのです。単なる知識として一定レベル以上にある者と言う証明でしかありません。以上のように、今後、今の自分に不足している基本的な知識の習得を目指して頑張ってください。介護の現場とテキストから学ぶ制度や医療の知識を兼ね備えて試験に向かえば、国家資格も一発で合格出来ると思います。いずれにせよ、自分が強く望む事。求めて、それに向かって突き進む事で夢はかなえられます。

 

2010/4/5
日本人には、何といっても富士山ですね。

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前回の上京の際に携帯を使って撮影した画像が携帯電話の中に残っていたので削除する前にブログでご紹介しようと思います。3000メートル級の山は、世界的にはそれ程大きいほうの山とは言えないのですが、やはり日本人には富士山は切っても切れない大きな意味を持つところがあります。新幹線でも東名高速でもお天気さえよければ、とても美しい姿を見る事が出来ます。なかなか素人写真では、人の心に大きな感銘を与えるような写真は撮れませんが、それでも雲ひとつない姿をみると思わずシャッターを切ってしまいます。

ちょうど、私が携帯のシャッターを切る頃、同じ新幹線に乗っていた乗客の多数が同じように携帯電話を使って写真を撮影しているようでした。そんな、乗客の反応を見て思わず笑えてくるのですが、日本人に限らず「富士山」の姿は美しいと感じるのですね。

でも、新幹線のスピードが、どんどんと速くなって、次世代の乗り物であるリニアモーターカーが東京までつながる頃には、富士山を見ながらシャッターを切ると言う事は至難の業となるのでしょうね・・・・。車両スピードが高速化する事で、このように富士山をまじまじと見る事が出来なくなりますからね。時速500Kmを超えるスピードで走り去る車両から見える富士山は一瞬の間しか見る事が出来ないと思うのです。

「あっ、綺麗!」と思ってカメラを用意するうちに、建物や鉄橋などに邪魔されて被写体として捉えきれなくなるのではないでしょうか?世の中、便利になると同時に風情を同量分、失っていってるのでしょうか?

2010/4/2
4月に入りました。

コペンハーゲンの人魚姫像コペンハーゲンの人魚姫像白骨化した人魚姫白骨化した人魚姫

新年度のスタートが切られました。昨日、今日と二日間、なんだかんだと忙しい時を過ごしております。せっかくのエイプリルフールに誰も騙せずに、とても残念な気がしています。今日のネットの見出しを見ていたのですが、コペンハーゲンの港の顔である人魚姫の像が白骨化してしまった!という見出しにひかれて覗いてみたのですが、例の上海万博に人魚姫の像を貸し出した後にジョーク交じりで白骨化した人魚姫の像を置いたという事でした。欧米人のジョークにも色々なジョークはあるのですが、このジョークはブラックジョークになるのでしょうか?悪趣味と言えば悪趣味ですが、僕はこの手のウイットにとんだジョークは許せるし大好きです。とかくギスギスした世の中。このような刺激は逆に人の気持ちを大らかにしてくれるような気がすのですが・・・。


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