昨日は親父の誕生日だった。
93歳。とっくの昔に、親父の親父、要するに祖父の生きた年数を超えている。
爺さんも認知症で特養に世話になり、その後自宅に戻り自宅で息をひきとった。
そんな爺さんより10年を超えて親父は生きている。
残念ながら親父も認知症であり、二人の主治医(贅沢にもお抱えの医師が二人もいる)から
この夏は超えれないかもしれない。と言われているが昨日は、結構元気だった。
親父を連れて外食でもと思い、車いすの父を迎えに行った。
今日は何の日か知ってるか?との問いに、「俺の誕生日や!」と答えることができた。
おそらく朝から、グループホームの職員が繰り返し親父に語り続けてくれた結果だろうと想像する。
さて、どこで何を食べるか?を聞いてみたが、なかなか考えがまとまらない。
遠慮しているのか、生来のケチケチな性分なのか分からないが
親父はラーメン、肉、うなぎで迷っていた。肉を食いたい。と言うので、
焼肉を勧めたが、そこまで大げさな食事はしたくない!と言う。
あまり迷ってばかりなので、僕の思うように任せてくれるか?と確認しウナギを食べに行った。
このうなぎ屋さんは、親父とおふくろが、若いころからの馴染みで、
店主とは古いお付き合いのはずが顔を認識できない。
やはりところどころで断線しているよう。その割には旨いものはよくわかっている。
ウナギを食べながら「美味しいな!」を連発。店の外までお見送りをしてもらった時には
その都の日の光の下で店主の顔を思い出したようでしきりに懐かしそうな顔をして頷いている。
まあ、認知症の爺さんに悪気はないというけど本当かな~あ
僕の管理している畑の話ではないのですよ。
太陽の家の畑からは、今年のたまねぎが収穫したようです。
写真のたまねぎが、今年収穫したものですが一袋100円で販売していました。
グループホームの管理者と話したところ苗を2000円で購入して、
今、そのうちに一部が収穫できたということです。簡単に案分してみても、
一袋100円で販売しても良くってトントン、下手すりゃ赤字。
野菜作りで利益は望めないようです。でも、
まだ、太陽の家の畑は肥沃で土が柔らかいのでいいのですが虹の丘の畑は砂と石ばかりで、
このような収穫は期待薄ですけどね・・・
しかし、農業ってのは趣味でやらないと、商売では成り立たない。
かける労力を考えると、野菜の価格は安すぎるよね!
いまでも、ルネスタ1mgを寝る前に2錠飲んでいる。
最近、この睡眠導入剤が効果が薄らいできた。
2錠のんでも寝付かれない。
ベッドに体を横たえて、布団をかぶってテレビを観ていると
うっすらと眠気が増してくる。
時折、自分のいびきで正気に戻る。
そうこうしている内に、段々と目が覚めてくる。
目が覚めるとトイレに行きたくなる。
トイレに向けて歩いて、ベッドに戻ると
完全に目が覚めてしまっている。
しゃあないから、テレビを観る。
するとさらに眠れなくなる。
なんだかんだ言いながら、寝付くのに長い時間がかかる。
だから朝起きるのも遅い。当然会社に遅刻する。
とんだ睡眠導入剤だ!
今、僕の作っている畑では、スナップエンドウと実エンドウが収穫時期を迎えている。
実エンドウは、もう少し太らさないと・・・と思って残していた実が
全て実だけ食われて、鞘は土の上に放り出されていた。
何が荒らしているのか?分からないけど
ひょっとするとカラス?
または、アライグマ?
はたまたハクビシン?
大事に育ててきたのに・・・時価のお休みではネットをかけなきゃ!
NHKの話。この組織は面白い。
クリエ―ターが変わった連中が制作しているのだろうね。
定点観測する番組の「72時間」
タクシーのバックシートから街と運転手さんを描く番組の「世界TAXI」
「空港のピアノ」ってのもある。
一つのテーマを決めて、そこに集まる人々を描き出す番組。
人それぞれのちょっコットだけ人生の片鱗がみれる番組。
空港や駅に置かれたピアノを撮影している。
誰かれなく、腕に自信のある者達が、自分の思う曲を演奏していく。
僕は譜面読めない、ピアノ弾けない男だから
ピアノを大衆の中で堂々と引ける姿には憧れる。
そして、演奏後にピアノを引いた理由をインタビューする 、
72時間も、ピアノも、タクシーも、本当に皆さん、自分のストーリーをもっている。
こんなにも苦労して、苦しい時間を生きているのは僕だけではない。
世界中に住む人たちの全てが、僕とよく似た苦悩に悩まされ
しぶしぶ生き残っている。そんな雰囲気が大好きだ。
何と言っても登場人物が一般市民。特に別嬪でも不細工でもない。
本当に普通の人。庶民的ソウルフードをうまいと言って食って
普通の家に暮らす人々。
僕は、高級ホテル派であり、新幹線も、飛行機もファーストクラスの人間。
レストランは高級レストラン。間違っても大阪の新世界の串カツなんて食べない。
でも、一回だけはソースのボールに突っ込める串カツ、美味いんだよな~!!
竹の筒に残った竹串の数を数えて請求されるから、観てないチャンスを狙って
数本の竹串を床にわざと捨てる。まあ、けち臭いこういだけど
そんな大雑把な世界って楽しい。疲れて帰った高級ホテルは、
入り口のドアを開ければ、直ぐベッド。足の踏み場もないほどの通路。
足を延ばせない風呂桶。体をお洗うたびに両方の肘を浴室の壁にぶちつける。
こんな庶民的な生活文化が、やはり一番安心する。