今日のテレビニュース報道のトップニュース
2012年から統計を取り始めてから以降、過去最高の数の認知症の人が行方不明となったと言う報道です。
年間の行方不明人数が17000人。そのうち、発見できなかった人の数は
約180人だったように記憶しているが、どうも報道の中心は行方不明となった総数が一番大きな問題として
政府も認知症対策を打ち出したと報道している。
発見できなかった人の数こそ重要で、
行方不明となっても発見できた数として、17000人の人。
これは、地域社会が認知症の人に対する認識を持ち始めた証ではないかと考えている。
社会が認知症の人を気にし始めた!
他人ごとではなく、自分に置きかけて認知症を意識し始めたこととして
僕は、とても良い状況ではないかと考えている。
また、行方不明になって重大な問題とはならない
地域別のセイフティネットが整備されてきつつあると言うことではないのか??とも考えられる。
今後の対応は、一人でも不幸な結果とならないように
何をすべきか?180人の行方不明者を減少させることのできるシステムを
構築することが望まれるのではないか?と思う。
僕がなぜ、行方不明の数に驚かないのかと言えば
認知症を患っても、外を自由に歩くことができる社会となった思いからだ。
認知症、それでも一人の人間。自分の思いのまま外を歩き、色々な場所に移動する。
もちろん交通事故の危険だけでなく、転倒事故や無銭飲食だとか、行き倒れ等のリスクは
ついて回る。
しかし、この前のブログでも書いたように、認知症の人にも自分の行動に責任があるとすれば
これほど自由で尊厳をまもっら結果ではないかと考えられる。
そのように僕は受け取ったニュースであるが、このような思考形態ばかりではないので
僕の書き込みに反論する人も多いと思う。
今日のネットへの書き込みの中で、非常に素晴らしい記事があった。
障害者と健常者の相互理解について、とても納得のいく意見を見つけたのでブログで拡散させて頂こうと思った。
もしも興味ある方は、以下のアドレスにアクセス頂き、この問題について一緒に考えて頂きたい。
https://www.msn.com/ja-jp/money/news/車いす、タクシー運転手が拒否する理由は-海外で感じた「想定外」へのギャップ-当事者の要求はぜいたく%EF%BC%9F/ar-AAD7Vxi?li=AA4Zju&ocid=spartandhp#page=2
以前、僕が日本福祉大学で福祉を学んでいる時に
日福の学生間で意見交換するSNSシステムがあった。
その中で、同じ学生同士、障害の有無に関係なく
同じ土俵で意見交換することができ、僕はそんな中でも結構右寄りの考え方の持ち主だった。
右寄りと言っても、右派と言うわけではなく、障害者の訴えに対して全てを「良し」としない考え方であり
障害を持つ者も、それなりの覚悟と責任をもって生きることが、本来でいう平等であり差別ない社会だという持論を持っていた。
こん回の書き込みにおいても、日本の社会の気質と考え方自体が、本来のバリアフリーの理論から遠ざかり
リスクマネージメントを過度に取り入れることから、触らぬ神にたたりなし。ではないが
見て見ぬふりに近い社会を生み出しっているように感じている。
高齢者問題に関しても同様で、介護保険制度により契約を基本としたサービス利用は
そのまま、事業者にすべての責任を負わせる風潮が育ってしまった。
この介護保険制度当初には、公的サービス利用に際する利用者家族のスティグマが言われていたが、
そんな時代も、サービス利用の慣れから、次第に利用者家族の権利主張が重要に扱われ
ちょっとした不慮の事故においても、事業者側の管理責任ばかりが問われる社会となったようだ。
もちろん、事業者としての責任は当然重く受け止めなくてはならないが、そのことによる弊害として
危険なことは何もしない。リスクを冒してまでのチャレンジはタブー視される気運がうまれてきた。
今回のネットの書き込みのように、障害者への支援においては、お互い立場の違う人々同士が
より良い関係性を気づくために、お互いを知り、理解しあうことが今求められていることに間違いわない。
太陽の家では、この記事にもあるように、利用者の家族の方々、ご本人に対し
相互理解をまず優先し、相手を分かろうとする努力を惜しみなく推進していく。
そんなことを考えながら、この車いす利用者のタクシー利用に際する対応の格差をしみじみと読ませてもらった。
設置してから18年も使い続けていると
いろいろなものが壊れ始める。
今日は朝から、製氷機、給湯器の操作パネルの故障を報告をうけた。
給湯器は、操作スイッチの ON/OFFができなくなっただけで
お湯は出る。つまり、室外機は正常に稼働しているわけで
すぐに修理の必要性はないと考え
製氷機については、早速、業者さんに連絡して対応して頂いた。
結論から言えば、製氷機は新たに買換えしなければいけないようだ。
人間だって年月の経過とともに古くなって壊れ始める。
機械だって同じで、これだけの期間、毎日、休みなく働けば
どこかしこに異常をきたすものである。
しかし、また出費がかさむ!!
今年は私自身も研修をたくさん受ける年となっていますが、
太陽の家でも二つの学校から実習生をお受けしております。
専門学校からの実習性に関しては、外国人介護職を目指す二人の女性です。
ビザの関係や資格取得が日本滞在の重要な要件となるからか
非常にまじめで勤勉な生徒さんたちです。
もう一方では、地元の福祉系高校の生徒さん二人ですが
この二人も、生来的に福祉畑を志望するだけに真面目な生徒さんたちです。
実習生の受け入れと言っても、中学校の生徒さんたちのような職場体験レベルで るでなく
もう少し介護の基本的動作、その目的と介護する理由も含めて教えなければいけない。
現場職員からすれば、非常に頭の痛い部分多いことだろうと思っています。
常に「なぜ」「何のために」を説明しなければいけないわけで
これは普段の労力以上に神経を使うこととなるわけです。
しかし、人に教える行為は、そのまま自分の介護スキルの再確認の場として
職員にとっても非常に大切な体験となるのです。
管理者を含め、私自身も実習生を抱え、自分の好意を見直す
非常に良い機会であると判断しています。
この機会を通じて、職員間の連携を考え、情報の伝達について学んでいくことに期待しています。
今、ケアマネの更新研修を受講しています。
専門1を9月まで受講し、
10月から12月までに専門2を受講します。
そして、年明けて2月中に認知症介護指導者のフォローアップ研修を受講します。
ほぼ毎月研修を受講し、同時に認知症実務者研修の講師も担当しています。
今年の僕の担当する講義は「認知症の人とのコミュニケーション」を、
「自事業所での実習課題検討」などを受け持っています。
講義をするのも、講義を受けるのも、ともに勉強する事ってあまり好きではないので
今年一年、針のむしろの様な一年となりそうです。