今日の夜6時半から、鈴鹿市の労働福祉会館3階において
ホワイト介護さん主催の研修が行われました。
今回は、私の担当として「人材育成」をテーマに
スーパービジョンとコーチングを紹介させていただきました。
正直な話、今回の研修は、我ながら失敗の巻でした。
この研修に臨む前段階では、スーパービジョンを分かりやすく
実践的に紹介しようと意気込んでいましたが
講義後半のスーパービジョンのところで、非常にわかりにくい説明に
終始してしまいました。
この反省を自分ながら分析をすると
① 残り時間が気になり始め、説明すべき項目が薄っぺらくなったこと。
② 内容に深みはなく、スーパービジョンの機能についての説明に終わったこと。
③ 簡単な事例を引用して説明すべき点を忘れてしまっていた。(テンパっていたのかもしれない)
課題を分析した結果、自分で作成した資料のページ数が多く、より細かな分かりやすい説明に至らない状況を作ってしまったことが、一番大きな失敗の要因 と考えています。もう少しページ数を減らし、わかりやすくスーパービジョンを取り入れやすく説明すべきだったと反省しています。
例えば、グループホームの職員とデイサービスの職員とでは、高齢者の要介護者を見る視点が異なります。つまりその要因として、グループホームでは認知症の人の一日をサポートします。そして、如いてはその人の最終期までを視野に入れた支援を行います。その反面、デイサービスのような在宅ケアを中心とした介護を実践するデイサービスの職員は、その人の生活を中心には見ることができにくい点が考えられます。要するに、デイサービスでは医学モデルを追従し、グループホームでは生活モデルを追い求めている点が大きな違いだと考えれます。
この生活モデルと医学モデルでは、スーパービジョンのやり方が異なるのではないかと言う点を参加者に問いかけても良かったのかもしれません。
又、更にスーパービジョンは堅苦しく考えなくて取り入れる事を強調すべきでした。今回の講義では、スーパーバイザーが遠く困難な道のりの果てと解釈されがちな説明でした。スーパーバイザー自身、スーパービジョンをやりながら成長していくことを強調すべきでした。
人に教えるということのむつかしさを、今回はとても強く意識しました。これほど疲れた講義は過去にもありません。(笑)
今日の講義を終えて、うちの職員の一部と遅がけの夕食を共にしながら反省会を行ったのですが、「難しかった!」と言う言葉と、「参加者の集中力が途切れ始めていた」と言うことを聞かせてもらえて、その結果として上記のとおりの反省と次に向けての課題設定を行ったわけです。
研修講師を行い、その都度、研修内容について振り返り、課題を見出し、次の目標に設定しなおす。これこそがセルフスーパービジョンです。このような説明ができていれば、参加者も納得してもらえたのではないかと考えています。
今回の教訓を活かし、次回の講義は更に面白く、納得しやすいお話に成長させます。マア、とても暑い、苦しい夜でした!!(笑)
日本の日の出は早いね。
朝、4時には空が白々と明けてくる。
日の出とともに目覚める年齢の問題ではなく
この陽の光を朝、数時間を無駄に使ってしまいがちと
皆さんは思いませんか?
僕は、年齢も合わさり、日の出を今まで以上に敏感に感じ
ベッドの中で眠り続ける事が出来ないでいる。
ベッドの中でゴロゴロしてるのももったいない。
だから起き上がって身支度を始めのですが
ど~も、イカンですね。
朝の数時間を無駄に使っている。
中途半端に目覚め、何もすることなく惰性で朝食をとり
身支度を整えながらテレビをみてしまう。
そして、一日フルに仕事した後、
アフター5も無駄に…..
仕事を切り上げることができず
事務所の外が暗くなるまで働いてしまうのでうs。
しめてトータル労働時間が12時間。
一日24時間の半分を事務所で過ごしても
仕事の量は減少しない。
一日中、難題に追われ、精神的にもストレスをため込んでしまう。
以前アメリカに暮らしていた頃は、アフターファイヴから
野球が1ゲーム、自然光の下でできた!陽が傾く時間帯になって
ようやく家に帰り、夕食を食べ始める。
多くの白人家庭では、夜の8時や9時から夕食を食べ始め
最初の一時間は、家族で酒を飲みながら会話する 。
夕食が完全に終わるのは深夜の10時ころ。
夜遅くからの食事は不健康なような気もするが
しかし、アメリカでの生活は、仕事とプライベートの
区別がしっかりと守られ、完璧な気分転換と仕事マインドの切り替えが
行なわれていたような気がする。
もちろん、ニューヨークやサンフランシスコ等の大都市で働く
一部のキャリアやエリートと言われる人々には
アフターファイヴなんてのも縁遠いものであるが、
それでも大半のアメリカ人達は、仕事を終えたプライベートを
もっと楽しみ、充実したものとして謳歌している。
陽がのぼり、それから4時間もしなければ仕事や学校は始まらない。
例え一時間前倒しにしてサマータイムを導入できれば
仕事を終えてから最低でも3時間は太陽光の下で自由を楽しめるのに…….
まだまだ目標には達していないのですが
僕の中では、職員全体に働き甲斐を感じてもらえる職場づくりを目指しています。
僕の中では……とは、何ともええ加減な!と思われるかもしれませんが
このアプローチってのは、密かに進めるべきだという考え方の元
ヒッソリとすすめています。
私たち昭和の生まれも、いよいよ高齢者層の仲間入りになりつつあります。
世間では平成生まれが社会に出て、そろそろ一人前の年齢となる時代。
若者の考え方や生き方も、ずいぶんと我々の世代とは変わり
自分流のライフスタイルを求め、自己実現自体が多様化しているようです。
社会人また企業人でありながらも、自分の個性を臆面もなく中心軸に置いて
生きることを望みます。
下積みに耐え、仕事の流儀を目で盗み、物まねに磨きをかけて生きてきた
私たちの世代とは全く違う世代に働き甲斐を見出してもらわなくてはならない。
スパルタ的指導や、同情心を煽り無理やりにせざるを得ない状況に持ち込むなんてのは、完全に否定されるのです。
そのような世代を相手に、同じ方向に目標を定め、目標に向かって熱意をもってもらえるためには、何をすればよいのか?
今月、ホワイト介護さんの研修講師をさせていただくのですが
今回の研修では、この点を受講者と共に考えてみたいと考えています。
スーパービジョンとコーチングを理解して、チームケアを確立するために
職員さんだけではなく、個々の事業所の管理者、施設長にも真剣に考えてもらうことが狙いです。
ただ優しいだけでは施設長も管理者も失格です。
また、個人を尊重するふりをしながらの放置などもってのほか!
この放置!ってのが結構多い。仕事を指導するというより、指示だけいれ
その後をフォローできない。確認が完全に欠如している事業所は離職率も高い。
だって、言うだけ言って、後は知らんぷり。成果も結果も反省も何も
ひいき出してくれない場所では、職員さんも伸びようがない。
世代の違いの問題以前の問題です。この点をスーパービジョンや人事考課を
駆使しながら、モチベーションの向上に使ってもらいたいですね。
そして、そこに添えられる優しさ。が、世代を超えてスムーズな人間関係の構築につながるのではないでしょうか?!
少し説明が不足してるので分かりにくいブログのようですが、最初にお話ししました、密かなアプローチってのが、僕流の優しさとして理解してもらえればうれしいですね。
しかしですね……このテーマで2時間お話をさせてもらうのですが、非常に難しいテーマです。二時間でうまく落としどころを見出せるか?が僕の今の課題です。