ほんの小さな事業所でも、介護保険で賄われている事業所には
大手企業並みの福利厚生が求められている。
私のところでも同様で、職員に支払う給与や賞与に対して
非常に厳格な人事考課制度の採用を求められ
そこには常に職員のマネージメントやガバナンスが要求される。
小規模だから、対象となる職員数も少なく、その分、人事考課も作業量は少なくて済む
しかし、対面する人材育成のボリュームではなく、同じだけの手間は人数の大小に関係なく
管理者に負担となって押し寄せてくる。
職員の処遇を大幅に改善するために、
職員のモチベーションを上げて、作業効率の向上と改善を目指すことが
その事業所から提供されるサービスの質の向上につながる。
そのような趣旨をもって人事考課が採用されている。
本来、人事考課なるものは、大手企業で働く者の細部にわたり
監理する側が実態を把握し、それに準じた評価を行うために存在する。
我々のような小さな事業所においては、個々の職員がどのような働き方をしているか
管理者自身身をもって知っているし、何よりも、その子の普段を熟知している。
だから今更、なんで人事考課なんだろう?と言われることも多い。
しかし、個々の職員の内面的な欲求や願望を含め、事業所にとって
どのような仕事をしてもらうのか?どのような人材に成長してもらうのか?は
それこそどんぶり勘定では賄えない部分が多くある。
小規模だから不要ではなく、小規模だからこそしっかりと人事考課を
活用し、職員の自己実現にむけて背中を押してあげることが必要となってくるのではないかな?!
先日、ホワイト介護さんの研修講師をさせてもらって言い忘れたこと、
それが、この人事考課制度に関するお話でもあった。
人材育成は公平に客観的に職員を評価し、さらなるステップアップに向けて課題をともに考え
一歩踏み出す勇気を与えることから始まると考えている。
叱りとばして、罰を与えることから人材育成はスタートできない。
この点をしっかりと伝えることができたのかどうか、今振り返ってみて不安になる点である。
日の経つのは早い!!
6月も、すでに20日が過ぎてしまった!
いったい今まで何を終えたんだろう!?と自問自答する。
毎日、せわしなく一日が過ぎ去るだけのような気がする。
最初の目標にしていた事項も
理由をつけては先延ばししているような……..
これではいけない!明日から、少しネジを巻かないと
乗り遅れていってしまうだけだ!
と、今日は切迫感でいっぱいになってしまった。
夕暮れ時を迎え、少々焦り気味の自分である。
会社勤めをしていた頃は、金曜の夜が最高に幸せなひと時でした。
もう何十年も前の話です。(笑)
私が会社勤めをしていた頃とは、もちろん独身時代のこと。
仕事することは嫌いではなかったのですよ。
どちらかと言うと、仕事している方が好きな人間でした。
でも、仕事が休みとなると、それはそれでとても心ウキウキするのです。
あの当時は、レーシングカートにはまっていて
週末は必ず、雨が降っても雪が降っても、津の見当山(こんな漢字だったかな??)って
所にあるレース場に、軽トラックに積み込んだ自分のレーシングカートを持ち込んで
プラクティスに明け暮れていました。
レーシングカートって、今ではF-1レーサーへの登竜門と言われるくらいに
モータースポーツファンには存在が知られてきていますが
あの当時は、大人のおもちゃ程度でしか認識されていないカテゴリーでした。
高速で走らせること。小さなサーキットの曲がりくねったコースを
出来る限り無駄なく早く走り抜けるために
コーナーの走り抜け方にチャレンジする日々でした。
まさしく金曜日の夜は、次の日の練習走行にむけて
一人、ガレージでカートのエンジン調整や、フレーム磨きに徹しているときなのです。
何もかも忘れて、ただひたすらカートを磨き、摩擦係数を下げるためにオイルをさし、
明日に備えるのです。こんな時間が大好きでした。
他にはだれも居ないのですよ! 農業用の倉庫に片隅に、
専用のメンテナンス台を置いて、
黙ってカートをいじっている。カートが光り輝くほど
空気の抵抗もなくなると信じて、ピカピカに光らせていました。
歳を重ね、あの当時よりも金銭面では余裕を持つころには
カートを乗りこなすだけの体力が残っていない。(笑)
それでも、若く体力もある当時に、燃えるものを持てたことは
今思うと、とても幸せなことだと思うのです。
一方通行のブログ『施設長の部屋』ですが
これでいて結構な数の方が定期的に目を通していただいているようです。
私とは縁もゆかりもない人が、恐らく偶然、別の目的をもって検索中に
このページに遭遇した方も多いと思います。
当初、このブログを立ち上げた時
双方向の書き込みを可能とする意見もあったのですが
双方向にするだけの勇気もなく、今の設定となりました。
暇つぶしに書いているわけではないのですが
いつも書いては、没にして
また書いては没にする時も多くあります。
少し前にも書きましたが
書きかけのブログも残っているのですが、いざ書き終わって公開ボタンをクリックするだけの段階で
こんな呟きの様なブログなんて誰も読みたくはないさ!と決めつけて閉じることがあります。
昨日、ホワイト介護さんの研修を終えて、太陽の家のスタッフと共に食事しながら
気づかされたのが、このお蔵入りのブログについてです。
僕自身がつまらないと思うような文章でも、人によっては何か氏らの役に立つこともあるのですよ!と
スタッフは言います。
撲自身は、仕事の話ばかりをブログにすると
どうも面白くない。と言うより、仕事から解放されない自分が居る。
夜、自宅の部屋にいても認知症の人のことばかり考えているのも辛い。
また、また、読んでくれる人々も同じように、同じ話題のブログなんて読みたくもないだろう!と
決めつけていたところがありました。
しかし、これが僕のスタイルなら、そのスタイルに興味を持ってもらえるって
素晴らしいことです。例え、今日もを持ってもらえる人の数は少なくとも
それはそれで、非常に重要なことななことかもしれません。
太陽の家では、毎年、国家資格を取得した職員さんには
ロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレイトをプレゼントしています。
今年も二名に介護福祉士が誕生しました。
イヤープレイトとは、毎年、その年の西暦年号をいれた洋皿が発売されます。
国家資格を取得することは、介護の業界で仕事をする人にとっては
大きな目標であります。
そして、何よりも働きながら、子育てをし、家庭を維持していく。
試験に向けて自由に勉強時間を工面出来る環境ではないにもかかわらず
国家資格を取得する頑張りは、とても大きな人生の思い出でもあります。
そんな年を記念し、これから先に、このプレートを目にするたびに
初心を思い出し、自分自身の自信を確信してもらえるよう
この記念品を授与し続けてきました。
過去には、記念品を渡した後にすぐ退職してしまった者もいます。
とても残念な気持ちとなりますが、しかし、そんな人たちにも
このイヤープレイトを見ては、その当時の苦労を思い出し
また新たな英気に結びつけていただければよいのかな!と思っています。
今回、授与した二人の職員さんにも、同じように苦労の甲斐あって
取得した国家資格。大事にしてもらいたい。資格と同時に大きな社会的な施金を追うことにもなるのです。
自分自身の行動をはじめ、介護の方法、対人援助方法に関しても
この資格に恥じないような生活を心がけて、社会福祉に貢献してもらいたと
心より願っております。