同じような小枝の写真のように見えますが、この枯れ枝っぽいのが尺取り虫です。色、形ともに小枝のように化けていますが、触ると動きます。枝のように見せかけて、そこに近づく虫などを餌にして生活しているようです。お尻部分の足でしっかりと木の枝をつかみ、直立状態で餌の到着を待っていました。
ちょうどこの写真を撮影中に上垣外君が事務所から出てきて立ち話。ついでに、珍しい虫を見せてあげようと、この枝を紹介していたのですが、僕が枝切れを使って後ろ足をいじくり始めたら、こ奴、急に私の手をめがけて攻撃を加えてきたのです。それは、こんな小さな虫であるにもかかわらず、あたかもコブラが鎌首をもたげてターゲットを威嚇するように素早い行動でしたので、上垣外君と私の二人は、大の大人であるにもかかわらず、大声張り上げて驚いてしまいました。
また、運悪く、その時の二人の様子を二階のグループホームの窓から覗いていたホーム長に見られてしまい。散々ぱら冷やかされてしまいました。
まぁ、それは兎も角、とても珍しい尺取り虫でした。