毎夜毎夜、雨の降らない限りとっぷりと日も暮れた太陽の家の裏庭で私はナメクジと戦っている。 退治しても、際限なく誕生しては現われるナメクジ軍団に、せっかく植えた花の苗を食い荒らされて花も葉もボロボロ。太陽の家を花いっぱいにして利用者の皆さんを明るく迎えようと、一生懸命花の苗を買ってきては植えかえたりしているのに、新鮮な花の苗は美味しいとみえて、この戦いが始まった。
特にパンジーの花、その中でも白の花が好かれるようで、白い花には沢山のナメクジが集まる。以前にピンセットで一匹づつ摘まんではゴミ箱へ入れていたが、あの「ぬめり」がピンセットの先を次第しだいと団子にしてしまい、最終的にはピンセットがその役目を果たさなくなってしまった。それから一旦は直接手で取り去ろうとしたが、やはりぬめりが気持ち悪く。最近ではナメクジ専用の消毒薬をスポイトで狙い撃ちするようにかけている。ただ、この薬剤を使用すると花も同時に焼いてしまうようで、翌朝に花を見ると色あせてしまっているというデメリットがある。
まあ、とにかく宿敵のようにナメクジを追いかけまわしているものだから、最近では太陽の家のサッシ窓にもナメクジが上がってきて、職員には僕の飼っているナメクジが徘徊している!と嫌味まで言われる始末。本当に困っている今日この頃です。