昨日は、老いらくの恋についてブログを書きました。
今日は、同じくサービス利用者間で密かに受け渡しを行う「お菓子、特に飴類の受け渡し」について書きます。
これは今に始まったことでなく、当初より利用者間でお菓子や飴等の袋入り菓子を
お互いが融通しあう行為について。
原則、利用者間での物品のやり取りは禁止でお願いしているところです。
当然、利用者さんから職員への物品の送り届けも禁止となっています。
この禁止しなくてはならない理由の一つに、人間関係のイザコザを無くすことは言うまでもありません。
あの人に、差し上げたのに・・・お礼の一つもない!又は
あの人にお菓子をいただいたので、お返しをしなくては・・・と心配の種となる可能性等
人と人が関わる事業所のことですから、ちょっとした行為が大きな問題を引き起こしかねないのです。
私たちは、このような問題に発展しがちな問題の種を未然に防ごうと考えて、すべての物品のやり取りを
禁止させていただいております。しかし、これは、いくらお願いしても職員の目の行き届かないところで
密かに行われているように見受けられます。
昨日の老いらくの恋も同じく、私たちの仕事は、利用者の皆様の行動を監視する ことが本業ではありません!
元より長年いろいろな人生経験を積んでこられた方々です。対人関係の好循環のためには
いろいろなお付き合い方法を体験され、生きてこられた方々です。
それを今、急に、若輩者の我々介護職員が「ダメです!」と言っても聞き入れていただけないものです。
さて、それでは、これらの行為を黙認するのか?
皆さんなら、どのように考えられますか??
基本的な通所介護やサービス利用におけるルールは、皆さんにはお守りいただく必要があります。
ルールを無視し、ないがしろにすることは避けたほうが良いと私は考えています。
結論からお話すれば、この行為には目くじらを立てて監視することはしませんが
もう一度、繰り返し、利用者の皆さんに向け、ルールを守る必要性についてお話すべきかと思います。
同時に、ご家族さんあて、このような行為に対する当事業所の姿勢をご理解いただけるよう
お手紙をお送りする方向で考えています。
皆さんの想いを無下に取り締まるような支援ではなく、あくまでも人間関係のトラブルを未然に防ぐために
ご理解とご協力を求めるスタンスで進めるつもりです。
僕も甘いものには目がないのです。
酒は飲みません。付き合い程度です。でも、おはぎやまんじゅう等の甘味は大好きです。
今後、自分自身が要介護となったとき、同じ境遇でサービスを利用する他者から
おはぎを差し出されたら・・・・断り切れないで、ありがたく頂戴してしまうと思うのです。