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ブログ-施設長の部屋

2024/7/2
認知症道中膝栗毛 第86話 (老いらくの恋)

先日、職員から質問があった。

その内容とは、要介護者どうしでのお付き合いに関してである。

世間一般的に介護される者が、同じく介護される者の個人的なお付き合い について

その可否に関する質問である。

介護職員として、そのような関係に発展しそうな状況に「くぎを刺す」べきなのか・・・・?

もしも、あなたのご家族が伴侶を失い、おひとりで暮らしてるとしよう。

認知症に関しては、非常に軽度の認知機能の低下は認められるものの

自制心や自立心の喪失までには至っていない場合。

そんな男女の高齢者が、携帯電話の番号をひそかに交換し合っているとすれば・・・

賛否両論あることは承知の上で、僕は、ある程度のところまでは自由にさせてあげるべきと考えている。

お互いに分別ある大人どうしのこと。一人住まいで話し相手もなく

さみしい余生を送っている人ならば、少なくても話し相手くらい求めても不自然ではない。

なまじっか介護施設を利用し、介護職の支援を受けているから、そのような行為は不適切!と

一刀両断に切り捨てるべきなのか・・・・?!

ぼくは、人間が人間を介護する上において、そこに人としての思いやりが不可欠と考えるのです。

大人の人間として、他者と意気投合して、お茶飲み友達として会話するくらいは当然必要なことであり

それによって、自分の気持ちも高鳴り、前向きになるのであれば、両得ではないか。と考えるのです。

一部の人からすると、もう少し話は飛躍して、そんな二人が結ばれて

大人の関係(すでに大人だけど・・・)にでも発展したら、どうするの?と心配する人もいるだろう。

でも、そこに至るまでには、いろいろな変化が見え始めるはず。

私たちがすべき支援は、どのような支援なのか・・・

いよいよ高齢社会となり、戦後生まれの要介護者が出てき始める時代。

介護の内容も変化しつつあるようです。


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