認知症となっても過去に習得したスキルは残ります。
例えば、針仕事。
女の人は、それなりに針仕事をやった経験ある人が多く
その時の記憶は、認知症となって実行機能や見当識に障害を持っていても
少しの説明と準備を整えることで
軽々と針仕事を実行できます。
この行為自体が、その人の自信につながり
生きていること、今、この世に存在することの喜びにつなげることができます。
今日、太陽の家で使っている座布団の一部にホツレを発見しました。
早速、針と糸を用意して、利用者のAさんに修理をお願いしたところ
胃と簡単に修繕してくれました。
このことをきっかけに、周りで見ていた他の女性陣も
我も我もと、針仕事を引き受けてくれるようになりました。
簡単な切っ掛け。糸のホツレを見つけ
利用者に見せながら、修理できる?と聞く。
ただそれだけの事で、色々な展開ができました。
認知症だから、何もできない!と決めつけることなく
簡単な作業をお願いしてみましょう!
そこから、大きなメリットを獲得することは可能です。